安川達也のエンタメ日誌~ブルース・スプリングスティーン
前回、このBlogの場を借りて
来日直前の「ブライアン・アダムス」への
想いを綴ったら、
仕事仲間や知人から
「安川さんは、
ブルース・スプリングスティーンが
1番じゃなかったんですね?」という
僕としては不本意なメールを頂いたのが、
なんかちょっと悔しかったので(笑)、
今日は、やはりこの場を借りて、
ブルース・スプリングスティーンを紹介します。
アメリカ合衆国を代表するロックアーティスト、
ブルース・スプリングスティーン。
そもそもブライアン・アダムスは
僕にとって人生の“一部”であり
ブルース・スプリングスティーンは
“神”に等しい存在(無神論者ですが)。
この分別、自分では納得。
その“神”に一歩近づくために
ブルース・スプリングスティーン信者の
聖地とも言われている
彼の故郷ニュージャージー州アズベリー・パークに
過去5度“巡礼”したことがあるぐらいですから。
1995年~2005年の5度の
ニュージャージー訪問は、
2005年12月に発売された企画アルバム
『ライト・オブ・デイ~ブルース・スプリングスティーン・トリビュート』
日本盤ブックレット(全24ページ)
“アズベリー・パークへの挨拶”として、
自身で撮影した写真と滞在記で
愛情たっぷり編集させてもらったので
興味がある方は下記を是非。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/high-hopes/release/bruce_springsteen/light/index.html
CD
Various Artists
『ライト・オブ・デイ~ブルース・スプリングスティーン・トリビュート』
発売中
3780円(2枚組)
Sony Music Japan International
(2005年12月21日発売)
そんな“神”
ブルース・スプリングスティーンの
記念すべきデビューアルバム
『アズベリー・パークからの挨拶』
紙ジャケ再発盤のライナーノーツも
以前書かせて頂きましたので、
こちらも興味がある方は是非
(SMJI白木部長、感謝)。
CD
ブルース・スプリングスティーン
『アズベリー・パークからの挨拶』
発売中
1890円(紙ジャケット仕様)
Sony Music Japan International
(2005年6月22日発売)
で、新作の話。
3年ぶり通算17枚目となるスタジオアルバム
『レッキング・ボール』が発売中だ。
既に世界14か国で初登場1位を獲得!
全米アルバムチャート制覇は今作で10回目。
これでローリング・ストーンズを超え、
エルヴィス・プレスリーと並ぶ歴代3位
(1位はザ・ビートルズ、2位はJAY-Z)。
日本では自分も含む根強いファンのみに
支持されているような印象があるけれど、
「本物のアメリカンロックを聴いてみたい!」
という若いリスナーにこそ本作をお薦めしたい。
『レッキング・ボール』は、
ルーツミュージックの伝承者として、
アメリカという社会が抱える問題の提唱者として、
サイレントマイノリティの怒りの代弁者としての
非凡なロックアーティストの魅力と才能が
ギッシリと詰まった作品だからだ。
ブルースは昨年、
40年活動を共にしてきたバンド仲間でサックス奏者の
クラレンス・クレモンズを失ったばかり。
「友情」「信頼」「絆」という目には見えない
“誠実”さを音楽で体現してきたロッカーだけに
その哀しみを乗り越えようとする
アティテュードも曲間からは滲み出る。
「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ」で
聴こえてくるテナーサックスのソロがあまりにも
素晴らしいが故に、涙が止まらない。
僕らファンにも忘れられない1枚になった。
現時点でのAlbum of the year 2012!
CD
ブルース・スプリングスティーン
『レッキング・ボール』
発売中
2800円(初回生産限定盤)
●大判4面デジパック
●ボーナストラック2曲追加収録
Sony Music Japan International
(2012年3月21日発売)
CD
ブルース・スプリングスティーン
『レッキング・ボール』
発売中
2520円(通常盤)
Sony Music Japan International
(2012年3月21日発売)