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『機動戦士ガンダムUC episode.5 黒いガンダム』観ました。(ネタバレなし)

 [エンタメ]

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ガンダムグッズ紹介ページ「Gデジモノ」担当の益子です。
かつてゲーム雑誌の編集部に所属していた時に、エニックスの担当編集が「誰よりもいち早く最新のドラクエに触れることができるのがこの仕事最大のよろこび」と言っていました。
昨日のボクはまさにそれです。
昨晩、『機動戦士ガンダムUC episode.5 黒いガンダム』の試写会にお邪魔させていただきました。

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毎回、期待のハードルを上げまくっても、そらにその上を超えた内容を提示してくれるこのシリーズ。
回を重ねる度に、次回作への期待と試写会前日のソワソワ感が比例的に上がっていっての昨日の試写です。

今作は、抱いた期待を斜め上に超えていった感じがあります。
このシリーズで楽しみにしていることの1つ、現在ある最高峰のアニメ技術と最高のスタッフによる演出で見せるモビルスーツ描写は、前作『episode.4 重力の井戸の底で』でのオールドモビルスーツによる“オールスター感謝祭”によって、非常に高い到達点に至りました。
今回はその水準を保った中で「空中戦」などを見せてくれますが、カタルシスが急上昇するのは映像面よりも「物語」だったのでした。

先行して公開されている予告編には、「カイ・シデン」が登場しますし、「今回はキャラクターでの“オールスター感謝祭”か?」なんて期待をして席に着いたので若干の肩透かし感はありましたが、それを上回る特濃なストーリーテリングに圧倒され、終演後は脳ミソがしびれた状態に。
1時間にも満たない尺の中で、これだけの展開を破綻することなく描く監督の力に驚愕させられました。

そもそもガンダム(特にファーストガンダム)は、勧善懲悪な内容で子供をよろこばすため(子供に玩具を欲しいと思わせるため)に作られていたアニメの世界に、敵がカッコ良かったり、味方が完全な正義でなかったりという設定を持ち込み、それが目の肥えたファンをうならせ、彼らをエバンジェリストにして広がっていきました。

それを引き継ぐかのように、『UC』は主人公・バナージが地球連邦軍、袖付き、アナハイムという組織を次々に渡り歩くことで、どの組織が視聴者にとっての味方(正義)なのかが固定しないように描いている。
『episode.5』ではその構造がより濃く描かれ、ファーストガンダムのイズムをしっかりと継承していることを知るエピソードになっていました。

あの人が出てきたり、
あのセリフが出てきたり、
あのシーンのオマージュがあったり、
宇宙世紀原理主義者が一瞬で体温が上がるシーンも盛りだくさん。

『機動戦士ガンダムUC』をいち早く見ることができるのが、編集者という仕事を続けている原動力に。
今回もそんな人生の一部に推進力をもたらしてくれる内容でした。

嗚呼、このシリーズが終わったら自分はどうなってしまうのだろうか……。




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『機動戦士ガンダムUC episode.5 黒いガンダム』
バンダイビジュアル
5月19日よりイベント上映&配信&Blu-ray先行販売
6月8日よりBlu-ray&DVDリリース

【Blu-ray版】


【DVD版】



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執筆陣

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