BDレコーダーも擬人化される時代
会社のお引っ越しでバタバタしてます。レコーダー担当の柳です。
市ヶ谷でのお仕事は今日が最後。
連休が明けると、デジモノステーション編集部は六本木に移転します。
▲この建物とも今日でお別れですよ~。
さて。
BDレコーダーの話題なのですが、
最近はスマートフォンのアプリを使って制御(遠隔操作)できる製品がとても多いです。
特に録画予約アプリなんかがものすごく便利で、
店頭でも製品スペック欄に「リモート予約」の可否が明記されるようになっていたりして、
すっかり訴求度が高いものになりました。
そんな遠隔操作系アプリの一つとして、
ソニーBDレコーダーにはiOS/Android両対応の
『CHAN-TORU』という録画予約アプリが用意されています。
▲このように、番組表を開いて
▲番組をポチっと選んで設定すれば、すぐ録画予約できちゃいますね。外出先にいてもOK!
ちなみにこの『CHAN-TORU』、
レコーダーまわりのアプリを統合した『S-Entrance』というランチャーアプリの中に入っています。
▲こういう感じで。
ここでちょっと気になるのが 『Kadecot』 (カデコ、と読みます)の存在。
“ソニー製BDレコーダーを擬人化したキャラがコンテンツのお薦めをしてくれるアプリです”
……どういうことでしょう。
気になったので試してみます。
『Kadecot』を選ぶと、さらにアプリが入れ子式になっていて
3つのコンテンツが出てきます。
まずは、
“録画をすると、ちょー無邪気でキュートな妖精のレイヨンが、オススメの番組を用意してくれるよ♪”
という『キャリモ』を選んでみます。
なお、レコーダーはネットワーク対応の機種を1台LANにつなげてあります。
▲なるほど、君がレイヨンか。
実際に使っている模様がこちら。
このように、レコーダーに録画済みの番組を手当たり次第オススメしてきます。
観たい。と伝えると、その場でレコーダー本体が番組の再生を始めます。
しばらく使っていると
「どんなジャンルの番組が観たい?」とか、
「何分ぐらいの番組が観たい?」といったことも尋ねてくるので、
会話のバリエーションにも幅が出てきます。
こういう人工無能っぽいの、すごくいいです。
そして、『Kadecot』もう一本のコンテンツ
『萌家電』はさらにパンチがありました。
▲BDレコーダーが萌えキャラになっちゃったよ。
▲そうだったのか…………。
しかも今度は『キャリモ』と違いフルボイス付きです。
※声が出ます。再生注意!
番組を観るたびにいちいちキャラが着替えてくるあたり、
ムダに凝ってて良いと思います。
このアプリを編集長にプレゼンした時、
「これソニー公式なの!?」と驚きの声が上がりましたが、
僕もちょっとこれは予想の上を行かれた感じです。
さらに公式サイトによれば、『萌家電』はその後も開発が続いていて
“ブルーレイで映像を観ようとすると、カーテンとライトが気をきかせて部屋を暗くしてくれる”
的なこともできるようにし、
制御する家電ごとに擬人化したキャラも用意し…… ということになっているらしいです。
なんというか………ホームネットワーク、ヤバイですね!未来だ。
『S-Entrance』のダウンロードはこちら(iOS版には『Kadecot』が含まれないので注意)
S-Entrance for Android - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sony.synapse
App Store - S-Entrance
http://itunes.apple.com/jp/app/s-entrance/id393458993?mt=8
ちなみに、この分野の話をするなら
東芝の「REGZAブルーレイ」もすごいことになっています。
その極致とも言えるリモコンアプリがこちら。
※こちらも萌えボイスが出ますので再生注意!
▲どこかで聞き覚えのあるキャラクターの声がする。『RZ声優リモ』(※現在は配信終了)
こちらはより実用性重視のフルリモコンで、
見た目は本来のリモコンの姿をしていますが
セリフの収録は300種類以上と、ボイスの方に力が入って(入りすぎて)いるところが特長です。
『RZ声優リモ』については残念ながら配信終了してしまいましたが、
「REGZAブルーレイ」対応のスマホアプリは他にもiOS向け、Android向けともにかなりの数が出てますので、
オフィシャルサイトでぜひチェックしてみてください。
レグザAppsコネクト|REGZA:東芝
http://www.toshiba.co.jp/regza/apps/
このように、かなりマニアックなリモコンアプリの世界ですが
「擬人化」は、難しい家電がわかりやすくなるという意味でとても可能性を感じます。
『キャリモ』ぐらいの味付けのキャラクターで、
これからもっと一般的に使われていけばいいな~。と思っております。