副編集長の業務日誌 in 将棋の街・山形県天童市
今朝、『サムドラ』のシミュレーションパートで他人様の塔に手を出し、
報復されて滅ぼされそうになっている副編・石田です。
皆さん、人の土地に手を出す時はバックにどれくらいの勢力がついているか見極めてからにしましょうね(涙)
さて、本日は担当している連載企画「音イズム」の取材で、パイオニアさんのシリーズ最上位ヘッドホン『SE-MJ591』の開発ストーリーを伺うため、将棋の駒の産地としても有名な山形県の天童市を訪れています。出張取材ってやつですね。
ということで、副編集長の業務日誌 山形県天童市編をお送りしたいと思います。
山形県と言えば編集部で席が隣のデスク・岡部(オレ的通称ガベチョン)の故郷として有名(?)ですが、加えて天童市はボクの大好きな漫画『3月のライオン(白泉社刊)』で島田八段の故郷として描かれた(第5巻参照)地です。
山形県は県内の35市町村、全てで温泉が出ることでも有名なので天童も温泉を名物に観光名所として知られていますね。
そんなこんなで天童にあるパイオニアに向かうため、AM9:24東京発のつばさ131号に乗り込みました。
同行者は音イズムの原稿執筆を担当する音楽ライター・油納さんと、現在一緒にオーディオ担当をしている編集部の玉造(通称・たまやん)です。
前日徹夜のため行きの車中で爆睡するたまやん。
福島、米沢、山形などを超えて12:04、定刻通り列車は天童に到着。
さすがは将棋の街。郵便ポストにも王将が!
駅ではパイオニアの皆様がわざわざ迎えに来てくださり、
しかもお昼までご馳走になってしまいました。
ご馳走になったのは『竹蔵蕎麦 やま竹』の天せいろ 大盛り!
パイオニアの皆様のご推薦だけあって、こちらのお蕎麦はホントに美味しかった! 「むき立て 碾き立て 打ち立て ゆで立て」を信条とするお店のお蕎麦は香り高く、絶妙なコシがあってあっという間に完食! なんのお野菜か聞きそびれてしまいましたが、野菜の天ぷらもメチャメチャ美味でした。地元でも有名店だそうですが、もし天童に行かれる時は是非立ち寄ってみてください。マジで美味いです!
お腹もいっぱいになったところで、いよいよパイオニアさんにお邪魔します。こちらではヘッドホンの製品開発を始め、ホームオーディオや車載スピーカーなどさまざまな機器を開発されているそうです。
プレゼンルームで見せていただいた、車載スピーカーでどれだけ大きな音が出せるかを競うイベント用の機材。トヨタのヴィッツがベースの車体に、凄まじい数のアンプなどが組み込まれています。総重量はなんと5tを超え。このイベントはアメリカで開かれるそうですが、パイオニアはここで世界記録を出して連続優勝を果たしているそうです。
ちなみに最新のワールドレコードは181.2dB。新聞紙の束をチリヂリにするほどの威力があるそうです。もちろんこれは商品化するために作っているものではありませんが、こういったチャレンジが民生機の技術革新にも役立つんだそうです。
写真はスピーカー事業部の根岸さん。パイオニアの歴史など詳しく解説してくださいました。
『SE-MJ591』の開発を手がけた同じくスピーカー事業部の大内さん。20代という若さながらパイオニアのリファレンスヘッドホン作りを任されたホープ。「音イズム」では大内さんにお話を伺っています。
駆け足ながら皆様の製品作りにかけた熱い想いを取材させてもらい帰路に。
帰りは山形駅でお土産とともに、山形出身の岡部が推薦する駅弁「牛肉どまん中」も購入。新幹線の中でいただこうとしたら、たまやんが「石田さん、そのカロリーってD部(デジモノステーションダイエット部)の活動に支障をきたしますよ」とのツッコミが。
自らもD部で、石田より体重減ってないくせにそんなことを言い出すたまやんに腹が立ったので、
ビールのお供に買ったビーフジャーキーとともに「牛肉どまん中」をくれてやりました。
牛がギューギューに詰まったお弁当を頬張りながらたまやんが一言。
「オレもう痩せなくていいッス」
オイオイ。
ということで(どういうことで?)パイオニアが満を持して投入したハイエンドクラスヘッドホン『SE-MJ591』の開発秘話満載の音イズム Vol.42は、デジモノステーション 8月号(6月25日発売)に掲載されています。
パイオニア
SE-MJ591
6月下旬発売 実勢価格:2万9800円
是非、ご一読くださ~い。よろしくお願いします!