ハンブラビ(というよりヤザン)が好き。
兼任している音楽誌での仕事で、先程、小説1冊を校了させたばかりのガンダムグッズページ担当の益子です。
さっきまでファンタジックな小説と向き合っていた直後に、ガンプラについて書くという、この振り幅のある仕事は嫌いじゃありません。
7月25日発売の『デジモノステーション9月号』では、8月に発売されるガンプラ『HGUC ハンブラビ』を紹介します。
編集会議で、“ファースト原理主義”の編集長からは「そんなに言うんならやってもいいよ」くらいなテンションで掲載の許可をもらったハンブラビ。
MS形態は古いタイプの宇宙人みたいだし、MA形態は魚のエイみたいだし。
巨匠・永野護によるデザインとは言え、キュベレイのように高い評価を得ていることはないので、編集長のテンションもわからんでもないのですが……。
(ちなみに編集長的至高のかっけーロボは「エルガイムMk-II」です)
なぜこの蒼き機体を掲載したかったのかというと、ハンブラビというよりも、それに搭乗していたパイロット「ヤザン」が猛烈に好きだからです。
物語上では、ずる賢く、粗野で口が悪く、時には味方を陥れるヒールなキャラクターですが、とにかく強い。
そして、強いのに、ニュータイプじゃない。
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(Wiki先生もこう仰ってます)
『機動戦士Ζガンダム』にて、ヤザンは調整
不足のギャプランを強化人間のロザミア・バ
ダム以上に使いこなし、Ζガンダム搭乗のカ
ミーユを圧倒している。
ヤザンがニュータイプであるという言及はな
い。それにも関わらず、第32話「謎のモビル
スーツ」ではハンブラビを駆り、ニュータイ
プであるカミーユをここでも圧倒し、あわや
Ζガンダムを撃墜寸前に追いやっている。
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実生活において、スポーツ、音楽、勉強などを、センスだけで易々とこなしちゃうヤツっているじゃないですか。
この人たちは「ニュータイプ」です。
で、そんなセンスを持ち得ないワタクシのような「オールドタイプ」だけど、「ニュータイプ」と戦う方法はあるーーということを、ヤザンは教えてくれました。
そのヤザンが乗り、主人公機であるZガンダムや百式を追い込んだこのハンブラビは、ルサンチマンを爆発させることの象徴のようなMSなわけです。
そんな思いを込めて、このガンプラを作り、飾れば、心はいつもジャイアント・キリング!
夏休みに鋭気(ダークサイドな)を養うのに、『HGUC ハンブラビ』はいかがでしょうか?
↓メインカット撮影の合間にiPhoneで撮りました。カッコイイ!!!
バンダイ ホビー事業部
HGUC
RMS-139 ハンブラビ
■1/144スケール プラモデル
■価格:1785円
■8月発売