女優という人種は新人でもコワイ[松岡茉優 編]
巻末グラビア「ビジョメガネ」担当の益子です。
先日発売されたばかりの『デジモノステーション 10月号』の「ビジョメガネ」には、女優の松岡茉優さんにご出演いただきました。
この名前にピンと来なくても、朝ドラ『あまちゃん』や映画『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』を観た人なら絶対に知ってる顔でしょう。
「ビジョメガネ」Vol.139 松岡茉優
『あまちゃん』では、劇中アイドルグループ「GMT5」のリーダーで埼玉代表の入間しおり役、数々の映画賞を受賞した『桐島、部活やめるってよ』では、性悪リア充帰宅部の沙奈役(あの嫌な後味しか残らないキスシーンでおなじみ)を好演。
ドラマ通からの評価が高かった『鈴木先生』にも出演し、近年、制作陣がキャスティングに強烈なこだわりを持って作られた良作ほんとどに顔を出し、それぞれで全く異なるキャラクターを演じております。
「え、アレとアレって同じ子がやってたんだ」という声も聞くぐらいのカメレオン女優。
しかも、このキャリアながらまだ19歳。
観てきた作品のせいか、どこにでもいそうないわゆる名脇役タイプで、“グラビア的”ではないのではと思っていたのですが、さにあらず。
以前、巻頭グラビア「読書少女」(現「彼女の音」)の撮影現場に立ち会ったのですが、彼女をそう決めつけていた自分を恥じました。
感じていた「どこにでもいそう感」はあくまでも演技。
早くからこの業界で活躍していた(元おはガール!)ことが裏付けるプロとしてのルックスの良さ、そして他の女優には感じたことのないような独特の存在感を持ち、それを見せ付けられた僕は「ああ、これが女優というものだった……」と『猿の惑星』の主人公ように、がっくりと膝を落としたのでした。
その時の勝手な固定概念を恥じ、そこで可愛い松岡茉優さんの魅力を「ビジョメガネ」読者のアナタにも感じてもらいたくて、今回は構成しています。
ぜひともご覧くださいまし。
いやあ、ホントに女優という人種はコワイコワイ……。