ソニーHMD、ついに熟成期突入!『HMZ-T3/T3W』
テレビ&レコーダー担当の柳です。
この夏はガンダム担当からの猛プッシュもあって大注目だった『パシフィック・リム』。
“2Dと3Dのどっちで観た?” “字幕?吹き替え?” といった話題でかなり盛り上がった本作、
せっかくなので、断トツで評判の良かったIMAX 3D日本語吹替版を観に行ってきました。
人類の存亡をかけてカイジュウと戦うでっかいロボ……本当にいいものですね~。
そして玄田哲章さん、千葉繁さんら大ベテラン声優陣の名演!
バッチリ楽しませていただきました。
……とともに、
「整った環境で観る3Dはいいよな~、お祭りだよな~」という思いを新たにした次第です。
テレビなのか、プロジェクターなのか……
3Dシアターのあの興奮を自宅に再現できるもの、今こそ欲しいぞ! と思っていた矢先、
ソニーから来ました大本命!
ソニー
ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T3/T3W(ワイヤレス対応モデル)
予想実勢価格:8万円前後/10万円前後
11月中旬発売予定
まさかの2機種同時展開です!
一昨年に発売された初号機から数えて3年目。
ニッチな製品ながらも、絶大な支持を受けてついに3号機の登場となりました。
(ニュースリリース)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201309/13-0903/
年々かゆいところに手が届く感じのマイナーチェンジを重ねているこの“HMZ”ですが、
3号機モデルでは何が変わったのか。
・映像のワイヤレス受信に対応!(『HMZ-T3W』のみ)
・画質がアップ!
・バーチャルサラウンド性能がアップ!
・装着性がアップ!
・バッテリーを搭載!
(つまり、ほぼ全部なんですけどね!)
どれも重要な性能が強化されている中、
僕がとにかく注目しているのは“着け心地と気軽さ”です。
「装着性がアップ!」ではどんなことが起きているかというと、
・額に固定するためのパッド面積を1.8倍に広げて安定感をアップ。
・後頭部側のヘッドバンドは、頭の形に合わせて角度調節が可能に。
・耳まわりのバンドを曲線状にし、ヘッドホンの取り付け自由度をアップ。
(やっぱり、ほぼ全部といっていいな~。)
一度かる~く試用させてもらったのですが、
確かに装着感のグレードアップははっきりと感じられるレベル。
「ヒョイッ」と持ち上げ、「スポッ」とかぶって準備完了! というお手軽感覚です。
そして極め付けは、上位機のみの「映像のワイヤレス受信に対応!」。
ワイヤレスこそが正義!です。まさしく待望のバージョンアップですね。
映像を出す機器側と接続する「プロセッサーユニット」(左)と
本体+バッテリーユニット(右)との接続がワイヤレスになります。
新モデルでは、ヘッドマウントディスプレイからバッテリーユニットがぶら下がる形になるので
フルワイヤレスというわけにはいきませんが、
「BDレコーダーとかゲーム機を置いてある場所から離れると使えない」
という束縛感からの解放はとってもうれしいところです。
相変わらず未来ガジェットすぎます。
今回は下位モデルで8万円前後、上位モデルで10万円前後と
価格的なハードルが高いのが悩みの種ですが……
プライベート3Dシアター環境として憧れ度もかなり高いです。
『パシフィック・リム』のBDが出た時は、ぜひこれで観たい!
USB首ひんやりネッククーラーについて
先週の猛暑から一変、昨日、今日と過ごしやすい気候でありがたや~。
暑さに弱いため、夏が大嫌いな副編・石田です。
この季節のボクの睡眠スタイルは、
クーラー×扇風機(強)直当+ぬくぬく布団=幸せ
です。
さて、若干の小康状態ですが、まだまだ夏はこれから。
そしてうだるような暑さも続きます。
ということで、7月25日(木)に発売するデジモノステーション 9月号では
エアコンを始め、さまざまなひんや~り家電を試用しながら紹介しています。
その中で、特に面白いモノがあったので紹介します。
それがこちら!
USB首ひんやりネッククーラー~~~。
サンコーレアモノショップ
USB首ひんやりネッククーラー
実勢価格:1980円(8月中旬入荷予定)
この製品は首に装着して金属製プレートから伝わるひんやり感を楽しむだけでなく、ファンも搭載しているのでひんや~り&涼し~い。
単4形乾電池×2で動作し、USB給電にも対応。
長時間着けているとさすがに肩がこりそうですが、外出先から戻った直後や炎天下での作業など、今すぐ身体をクールダウンさせたい時なんかに使えます。
ただ、ここまでだったら今までも似たような製品がありました。
この『USB首ひんやりネッククーラー』のすごいポイントは、
ツッコミどころを完備していることです。
見てくださいココ。
はい、ロゴの所に確かに“cooling & massager”という文字が見えますね。
でも、この子にはマッサージ機能がない!
しかもそれは取扱説明書にも確かに“ありません”と明記されている!
ほら、この通り!
この潔さ、むしろ清々しい!! でも、なんでmassagerって書いたんだ??
よく見ると、うなじに当たる部分とかに、
なんかそれっぽい機能があるように見えるんだけど……
あれ、このボタンCLとMGのMGって……
でも、やっぱりないのね? うん、ない。
不・思・議!! きっと、どこかに置き忘れてしまったのね、マッサージ機能。
もし第2弾が出る時は、『USB首ひんやりネッククーラー&マッサージャー』になっていることを願っているよ。
というわけで、面白グッズから最新エアコン&扇風機、そしてエアコンクリーニングのことまで紹介しているので、暑いのが苦手って方は、ぜひご一読ください。
デジタル文具ってどんなモノ?
みなさんこんにちは! デジタル文具担当の玉造です!
先日のブログでも告知していますが、7月25日発売のデジモノステーション9月号巻頭特集は、「デジタル文具」特集!
まさに今、制作の大詰めに入っておりてんてこまいになっています。
もう何から手を付けていいのやらって感じですが、そんな時こそブログで気分転換なわけです。
今回の特集で、今まで知らなかった製品をたくさん知ることができたのですが、今回は個人的に「うーん、コレってデジタル文具なのか??」と頭を悩ませた製品を紹介します。
ギズモミュージック『ドローディオ』
実勢価格:3990円
音の出る鉛筆『ドローディオ』は、鉛筆にシンセサイザーの基盤を付けることで音が出るようになる仕組みになっています。
『ドローディオ』で書いた線に指で触れると、指から『ドローディオ』の芯へ筆跡の線を伝ってシンセユニットに伝わって音が出る仕組みらしいです。
線の太さや、指と鉛筆芯の距離などで音のバリエーションが変化します。
これを見つけた時は、「ヤバイ!! これは今までにないデジタル文具だ!」と興奮したのですが、何日間か経ってみると「あれ? これ電子楽器じゃね?」と我に返ってしまい、今回の特集ではあえなく紹介を控えました。
ただ発想がとても面白い製品なので、カテゴリー分けとか関係なく実際に使って試してみたいなーと思っています。
このように「デジタル文具」特集では、一体どこからどこまでが対象製品なのか非常に悩みました。
「電気が通っていること」っていうルールにすると、もう「SHOT NOTE」などのノート製品で破綻してますしね。
うーん、コレがデジタル文具? とうなってしまうような状況に対しても今回の特集は答えを出していますので乞うご期待!
最後にドローディオの動画を貼っておきますので、みなさん観てみてくださいね。面白そう!
『[国際]文具・紙製品展 ISOT』で見つけたデジタル文具レポート!
みなさんこんにちはー。消しゴムはステッドラーを愛用しているデジタル文具担当・玉造です。
アナログの文房具ってデジタルグッズとはまた違った角度で、個人ごとの好き嫌いが出るモノなので、デジモノステーションで紹介することはありませんが、個人的には1つ自分なりの「文具スタイル」を磨き上げたいものです。
そんなオールシーズン気になるアナログ文房具ですが、先週の26日(水)~28日(金)にアジア最大の文具・紙製品の商談会、『[国際]文具・紙製品展 ISOT』が行なわれました。
↓『ISOT』公式ホームページ
http://www.isot.jp/
今回は、自分も初めて『ISOT』に行ってみたので、会場で見つけたデジタル文具をちょろっと紹介します!
アスカ(Asmix)『音声電卓 C1218』
実勢価格:1980円
入力した数字及び数式を音声で読み上げてくれる電卓。
領収書計算などにうってつけですね。ステレオミニジャック対応で、外に音声を漏らさないようにできるのが気が利いていて良い感じ!
個人的には、担当者さんに伺った12桁全ての音声を録音したというエピソードにびっくりしました。
アスカ(Asmix)『デカ文字電卓 C0801』
実勢価格:980円
あまり今まで紹介する機会が無かったですが、電卓にも色々なバリエーションがあってかなり奥深いな……と今さらになって気付きました。写真はシンプルに表示文字を大きくした電卓。シンプルだけど何だか物欲をそそられます。
プラチナ万年筆『sensy2』
価格:オープン 発売日未定
導電繊維を編み込んだ高感度タッチペンです。単純に凄く書きやすかったのでご紹介。最近感圧式でも静電式でも非常に書きやすさが格段に上がった製品が続々と出てきているのが印象的ですね。
タブレットが完全にノート化するのもそう遠くないかなーと感じます。
サクライカード『AR付き年賀状』
そして、今回個人的に一番グッときたのが、コレ! ARでおみくじや音楽などの仕掛けを組み込んだ、遊び心溢れる年賀状。
これは解説動画を見て頂けるとわかるかと。
この便利とかではなく、「遊び心」でデジタル機能が加わっている感じが、実にデジタル文具らしいのですね!
ちなみに最後に……
カンミ堂『ピコットフセン』
実勢価格:420円
『ISOT』会場で発表された「日本文具大賞」の機能優秀賞には、6月25日発売のデジモノステーション8月号でも紹介したピコットフセンが選ばれましたー! カンミ堂さんおめでとうございます!
ピコットフセンは、画像をリンク付けできるふせん。ノートに貼り込むことで内容と画像をリンクさせられる新発想のデジタル文具です。かわいい見た目ですが、こんな「紙+α」の使い方ができるデジタル文具がこれからもっと増えそう……なんて話もあるほどなので要チェックですよ!
……とまあ、今回紹介するのはほんの一部。
アナログ文具に比べると、やっぱりまだまだ数は少ないデジタル文具でしたが、ここ数年の勢いたるやとどまるところを知りません。ISOTでも入り口ではどかーーんとキングジムさんのブースが構えていましたし、それに続いてどんどんこの面白いジャンルが普及すれば良いと思います。
そんな募る思いをぶつけるわけではないですが、7月25日に発売されるデジモノステーション9月号の巻頭特集は「デジタル文具」特集!
正直、やっと影が見えてきた程度ですが、これは一言、とんでもなく面白い特集になりますよ!
今までどこも一度もやらなかった「デジタル文具」限定の特集、デジモノステーションが満を持してやらせて頂きます。
しかもしかも、特製「SHOT NOTE」付き!
スマホ対応ノートの使い方もお試しできちゃう、嬉しい付録です。
色々と特別仕様の号になりますが、詳細はまた追って!
それではー。
タグ:デジタル文具
iPhoneをサイクルコンピュータにするアプリ『Pano Bike』
こんにちは。乗り物担当の増谷です。
暑くもなく、寒くもなく、雨も降りにくい梅雨前のこの時期は一番自転車が気持ち良い時期ですね。
スポーツ自転車に乗り始めると、自分が走った距離や速度、消費カロリーなどさまざまな数値を記録したくなるものです。
とは言え、専用のサイクルコンピュータを購入して、自転車に取り付けて、となるとハードルが高く感じてしまう人も多いのではないでしょうか?
かくいう僕もその1人。
そんな時、役立つのがスマートフォンのサイクルコンピュータアプリです。
スマホを車体に取り付けて活用することもできますが、それが面倒ならポケットに入れたまま起動させておけば、走った距離や平均・最高速度、消費カロリー、獲得標高などを記録しておいてくれます。
ちょっと面白そうなサイクルコンピュータアプリがリリースされたので使ってみました。
自転車用の工具やバッグなどを手掛けるTOREAK(トピーク)が作った『Pano Bike(パノバイク)』というアプリです。
▼記録中の画面はこんな感じ。現在の速度や平均速度、最高速度、走行距離、走行時間、傾斜角、獲得標高などが表示されています。
▼地図を表示することもできます。さすがに道案内まではしてくれませんが、自分の現在地がわかって目的地の方向さえわかれば、自転車の場合は十分だったりします。
▼走行後の記録はこんな風に閲覧できます。消費カロリーもわかるのが良いですね。
▼走行速度や標高の変化はこんな風にグラフィカルに表示できます。
▼走ったルートもこのようにマップ上に記録されます。記録したデータをFacebookにアップロードできる機能も搭載されています。
速度の計測にはGPSを使っているので、厳密には正確な速度ではないかもしれませんが、使ってみた実感としてはそれほど大きくずれてはいないようです。
アプリは「iPhone」用で、表記は英語だけなのですがTOPEAKのWebサイトでは日本語の説明書がPDFでダウンロードできるので困ることはないはすです。
そして、このアプリの面白いところは、別売のハートレートモニター(心拍計)セットや、スピード&ケイデンスセンサー(ペダルの回転数を計るセンサー)を使用することで、より本格的なサイクルコンピュータのように使えることです。
ハートレートモニターセット(価格:7350円)
スピード&ケイデンスセンサー(価格:5250円)
こういった心拍数やペダル回転数を計測するセンサーは、独自の通信規格を使っていることが多く、スマホと直接通信することはできなかったのですが、このモデルではBluetoothを使うことで直接データを送ることができるようになっています。
もちろん、ワイヤレスなので面倒な配線作業も必要ありません。
TOPEAKでは、『iPhone 4/4S』と『iPhone 5』に対応したライドケース(価格:4305円)もリリースしていて、自転車に取り付けて使用することもできます。
▼ライドケースはハンドルやそれを支えるステムと呼ばれる部分に装着する方式。角度調節や縦横の切り替えも可能です。
ケースやセンサーはそれなりの価格になりますが、アプリ自体は無料なので、まずはダウンロードして試してみて、必要になったら買い足していくことができます。
また、スマホのバッテリー消費が気になる人には5200mAhのモバイルパワーパック(価格:9450円)も用意されています。
サイクルコンピュータを購入して取り付けるのにハードルの高さを感じていた人も、今使っているスマホでその機能が利用できるなら気軽に試せるのではないでしょうか。
サイクルコンピュータになるアプリは、ほかにもいくつか出ていますが、将来的にセンサーを追加して機能をプラスできるところが『Pano Bike』のメリット。
自転車の楽しみをより広げてくれそうなアプリです。