ドワンゴ取締役・夏野剛さんに学ぶ“iPad mini仕事術”
こんにちは。副編集長の岡部です。
現在発売中のデジモノステーション9月号の巻頭特集「ミライの文房具 -デジタル文具が世界を変える!-」。
その中でドワンゴ取締役の夏野剛さんに“デジタル文具時代の仕事術”をテーマにお話を伺いました。
取材当日も鞄ナシの手ぶらで現われた夏野さん。日々の持ち物は『iPad mini』だけ(!)という夏野さんのビジネスに向き合うシンプルな姿勢、非常に参考になりました(必読です)。
インタビューの時に夏野さんが言っていたのが、“情報を溜め込まない”ということ。今すぐ自分に必要な情報以外は深く考えず全て捨ててしまう。もしその時に「重要だ」と思って溜め込んでも、将来引っ張り出した時には情報が陳腐化していて使えないことが多いから、と。なるほど。
そんな思考を背景にした夏野さんの『iPad mini』使いこなし術。
その中で特に面白かったのがブラウザの使い方についてでした。
まず、仕事用と私用でブラウザを分ける。夏野さんはSafariとChromeで使い分けているそう。
で、ブラウザのタブを開いたらそのままにしておく。いちいち閉じない。そうすると、今自分の興味のあることが複数のタブにずらりと並んだ状態になる。必要な情報はそこに並んでいるのだから、いちいちメモをとったりWebクリップする必要はない。もちろんいずれタブは閉じることになるわけですが、その時点ではもう不要な情報になっていることが多いし、どうしても必要なら履歴から探せば良い、と。
実にシンプル!
私自身、情報を整理すること自体に時間を費やしすぎてしまうことが多い(細々とWebクリップしたりとか)ので、言わば“情報を溜め込まず流していく”夏野さんのやり方は目から鱗でした。