Windowsユーザーと新型Macbook Air
パソコン関係にあまり詳しくない知人から「MacAIRって有線ランはつかえないの?」,(原文ママ)と、“Air”の意義を覆す質問をメールされたPC担当ドザー村田です。ちなみに、ご存知の通り、専用のLANアダプタをつければ有線LANは使えますけれども。
※ドザー:Windowsユーザーのこと
今日は、若干今さら感がありますが、新型「Macbook Air」について。
新しくなった「Macbook Air」と、初代「Macbook Air」との大きな違いは、次の2点。
●CPU→Core i5!
●OS→Lion!
【Core i5】
Core i5への進化は非常に大きなところで、従来のCore 2 Duo搭載機に比べ、全体のパフォーマンスが公称で2.5倍となったというスペックアップ。インテルの第二世代「Core i」シリーズの特長でもある、グラフィックス機能を中にくっつけたCPUで、グラフィックス性能がとても向上しています。なかなか最新CPUが載ることのないMacの中で、「Macbook Air」は一般的なPCとしても、一気に最新モデルの仲間入りを果たしました。
インテルの次のCPU「IvyBridge」(今までよりさらに動画性能アップ!)は、まだ未発売で、年末・年始あたりでの正式発表が噂されているもの。つまり、「Macbook Air」のCPUについては、今後しばらくは「より上位のものが出る」可能性はかなり低いのです。
【Lion】
最新OS「Lion」の特長は、マルチタッチジェスチャー。Windowsユーザーにはあまり馴染みがないジェスチャー機能ですが、最新の「Macbook Air」では、これが「iOS」ライクになりました。
例えば、ブラウジング。
▲指を下に引くと、画面も下に(スクロールバーと逆)。
今までは、指を下に引くと、画面は上にスクロールされました(スクロールバーと同じ)
例えば、スワイプ機能。
▲3本指で「アプリの切り替え」。
今までは、(アプリによりますが)「前に戻る・次に進む」の機能。
「iPhone」ユーザーが初めて「Macbook Air」も買ってみました、というユーザーに配慮されたOSに進化した感じです。ただし、特にブラウジングの操作など、今までと逆の感覚に最初は違和感も……(設定で今まで通りに戻すこともできます)。
このほか、「iPhone」のアプリ一覧と同じ感覚で、「Macbook Air」に入っているアプリを一覧で表示する機能や、近くにあるほかの「Lion」を検出して、ドラッグ&ドロップ(ピアツーピア)で直接ファイルのやりとりをすることができる「AirDrop」機能などがあります。
▲アプリが一覧表示に
というわけで、迷っているなら“買い”の新型「Macbook Air」。初代モデルユーザーの自分としては「初代より40gも重くなってるんだからね!」、また、Windowsユーザーの自分としては「べ、べつにMacのことなんて好きじゃないんだからね!」って言いながら、頭上のぶどうを見上げる狐のように、新型「Macbook Air」を指くわえながら眺めていようと思います。
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