WiMAXのお金のハナシ。
一時期“無線LAN子”という異名が存在していたPC担当村田奏子ことムラカナです。
そんなに日々無線LAN的な生活をしているわけではないのですが、家のホーム回線にはワイヤレスの「WiMAX」。理由は回線の申込み手続きが面倒だから! 引越しの時にもラクだから! ワイヤレスで過ごしたいからー! というわけで、1年縛りの「ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX」(月額3880円で使い放題)という、ヨドバシの公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート」が無料で使えるWiMAX回線プランを使っています。使っているWiMAXルータは、モバイル用の『Aterm WM3500R』なので、外でネットを使う場合は、ルータを持ち出して使っています。
▲NECアクセステクニカ『Aterm WM3500R』
ちなみにWiMAX回線の導入というのは、「1端末につき1回線」というもの。例えばケータイのように、SIMを入れ替えれば新しい端末が使える、というものでは(基本的に)ありません。WiMAXで新しい端末を使いたい時は、一度回線を解約して、また新しい端末で回線を契約しなおす、という手順が必要です(だから“縛り”の期間内なら解約費用も必要)。なので、例えば1年縛りの定額プランを使う場合、基本的に1年間は同じ端末を使う、という前提があるわけなんですね。
話は変わりますが、最近、家に「NAS」(Network Attached Storage)を導入しました。これは「外付のHDD」なのですが、LANポートが付いていて、家庭内/外のネットワークにつなげることができます。Webに常時つないでいれば、外出先からいつでも、アプリやブラウザ経由で「NAS」内にある楽曲や、動画、文書などにアクセスできます。例えば「NAS」内に自炊した本のPDFを貯めていたら、外からでもそのデータを見ることができたりします(ただし、iTunesで購入した楽曲など、権利が絡むデータは基本的に読み込むことはできません)。
さて。
もしかしたらお気づきかもしれませんが、ここで、ムラカナ宅では、1つの問題が生じたわけです。
ムラカナ宅の固定回線は、『Aterm WM3500R』のWiMAX1回線。
持ち出す時は、『Aterm WM3500R』の回線ごと持ち出します。
つまり、私が『Aterm WM3500R』を使って外からネットにアクセスする時には、家ではネットが不通になっているわけで。
「外からNASにアクセスできない!」
のです。
「NAS」というのは、ネットワークにつないで、他の端末からカンタンにアクセスするための機器。
せっかく導入した「NAS」なのに、外からアクセスする「Webアクセス機能」(という言い方をします)が使えないなんて……。
これがWiMAXの限界か!
と思っていたら、そんな問題は既に考えつくされていたようで。
導入している回線に、プラス200円で新しく機器を追加できる(1回線を3台まで分けて使用できる)プランがありました。
しかも、優先的につなぐ回線(端末)を設定できます。持ち出すルータを優先度「高」に設定しておけば、家のルータはそのままで、持ち出した回線(端末)を優先的につなぐことができます。
WiMAX機器追加オプション
http://www.uqwimax.jp/service/price/option04.html
これは良いのでは! 良いものなのでは!
でも、これ、契約自体は1回線なので、もう1つの端末を使っている時には、別の機器を使うことができないのですよね。
ということは、結局、2台端末があったところで、外からWiMAX回線でつなぐと、家のWiMAX回線は「保留状態」(ネットが見られない状態)なわけで。
と思っていたら、先日、WiMAXの2回線目を格安で導入できる新プランが発表されました。
『ファミ得パック』
http://www.uqwimax.jp/shop/famitoku/
これは通常、1年間の契約で3880円のところ、現在1本引いていて、もう1回線追加する場合は2480円で導入できるお得なプラン。
これで、家の「NAS」は常時接続したまま、外出先から自由にアクセスできるわけです。
併せて発表されたホームルータ『URoad-home』も、据え置きには良さそうです。
▲ホームルータ『URoad-home』
でも、利用料は、月額3880円+月額2480円=月額6360円にアップ。
機器追加オプションなら、現在の月額3880円+月額200円=月額4080円。
せっかくヨドバシの公衆無線LANサービスが使えるので、NASのアクセスはそこからにするとか…?
いやいや、1日600円でWiMAX回線が使える「UQ 1Day」を使うか……?
うーん、どうしたものか……と悩んだまま、現状維持を続行中。
お金のハナシは悩みますね!