薄さをめぐる冒険
モバイル用のガジェットは軽さが命のPC担当村田です。
まさに今日。
薄型パソコン「ウルトラブック」、2機種の新製品が発表されました。
【美しすぎるウルトラブック】
富士通『LIFEBOOK UH75/H』
価格:オープン
実勢価格:13万円前後
製品情報
【珍しい11.6型をラインナップ】
ソニー「VAIO T」
価格:オープン
実勢価格:13.3型/12万円前後、11.6型/11万円前後
製品情報
どちらも、SSDの特長である「高速起動」や「高速処理」を備えながらも、HDDの特長である「大容量」にも対応している、SSD+HDDハイブリッドなパソコンです。
『LIFEBOOK UH75/H』は存在自体は既報なものの、搭載CPUを本日解禁。なんとHDD搭載ノートで高さ15.6mmと、世界最薄を謳うPCです。「VAIO T」(13.3型の方)はウルトラブックとしては標準的な薄さ(約17.8mm)と重さ(約1.6kg)ながら、同社の高性能ノートPC「VAIO Z」を思わせる、バランスの良い性能が魅力の夏モデルです。
さてワタクシ、実は、どちらも実機を確認済み!
『LIFEBOOK UH75/H』は本当に薄いのです。今まで、こんな板みたいな薄いパソコンは、なかなか見ないです(東芝のウルトラブック『dynabook R631/28E』(約15.9mm)とほぼ同程度)。でも端子類はほぼフル装備(LANポートは専用の外付端子でまかないます)と、使いやすいウルトラブックです。
個人的なポイントはデザイン面。本機は色・形ともにヒジョーに美しいパソコンです。天板&底面の色は光沢のあるレッドで、天板にも底面にもほぼ継ぎ目はなくなだらかな形状になっております。これが刺さるガジェット好きは多いのではないでしょうか。
対して、『VAIO T』。こちらの特長は、ヘアライン加工を生かした、非常に質感の良いアルミの筐体です。軽くはないのですが、このアルミの質感は所有欲がそそられます。
高速SSDを採用し、高速起動と約30日のスタンバイ時間の長さがポイント。もちろん、「PlayMemories」で写真管理・加工もばっちり。また、本機のみのソフト、というわけではありませんが、同社夏モデル製品のポイントとして、同社のネットワークレコーダー「nasne」(7月19日発売)の専用ソフト「VAIO×nasne」のベータ版も楽しみですね。nasneで録画した番組をBDやDVDに書き出せます。
さてこちら、個人的には小型の11.6型をラインナップしていることが◎。モバイルPCは絶対11.6型派なのですが、というのもプライベートで使う時に女性用バッグに(まだ)入れやすいんですよね。ましてや、モバイルだと仕事用としてもヘビーに使うわけではないので、原稿書きや緊急のチェックモノなら11.6型で、そんなに困らなくて、それよりは軽さ優先。ウルトラブック、ビジネスに使う人も多いと思いますが、プライベート&仕事の両方なんて考えたときに、やっぱし11.6型は必須だわーって思うわけです。
とは言え、皆さんご存知でしょうか。
1カ月ほど前、ウルトラブックのとんだ伏兵が発表されたことを。
【驚きの999g以下!】
NEC「LaVie Z」
価格および実勢価格:未定
製品情報
13.3型で999g以下を実現する見込みのウルトラブック、その秘密は、剛性が高いわりに軽さも備えた「マグネシウムリチウム合金」です(パソコンのボディ素材としては世界で初めて採用したもの)。正式なリリースはまだですが、スペック萌えとしては、ヒジョーに気になる逸品です。軽さ命! の持ち運びPCを探している人は、ちょっと待ってみてもよろしかろうと思われます。
そのほか、ウルトラブックは東芝の春モデル『dynabook R631/E』の後継機や、米国で発表されているレノボの新型ウルトラブック『IdeaPad U310』なども、果たしてどうなるのか気になるところ。夏の市場の盛り上が楽しみですね!
というところで、6月25日発売の「デジモノステーション 8月号」では、ウルトラブックの注目機種を触り倒してます。買いのウルトラブックはどれだ!?