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デジカメ新製品リリースラッシュ

 [デジタルカメラ]

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やっと涼しくなってきましたね。デジカメ担当の増谷です。

前回も少し書きましたが、今年はドイツで「フォトキナ」が開催されたこともあり、メーカー各社からデジカメの新製品が数多くリリースされています。
そんなリリースラッシュも一段落したところで、今期の注目モデルを振り返っておきたいと思います。

まず、個人的に一番衝撃的だったのが、ソニーが発表した『サイバーショット DSC-RX1』。
コンパクトなレンズ一体型ながら35mmフルサイズのセンサーを搭載したモデルです。

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ソニー
サイバーショット DSC-RX1

11月16日発売
予想実勢価格:25万円前後

ソニーは先日、1.0型のセンサーを搭載した『DSC-RX100』を発売したばかりですが、まさかこのサイズのボディにフルサイズのセンサーを搭載してくるとは思いませんでした。
センサーの大きさは画質の向上に直結しますので、フルサイズセンサーを搭載したこのモデルには期待せずにいられません。
組み合わせられるレンズはカールツァイスの「ゾナーT*」銘のF2.0単焦点。
手ぶれ補正機能は搭載しないという潔さです。
しかも、手にとってみると、そんな大きなセンサーが搭載されているとは思えないほどコンパクト。
フルサイズ機を常に持ち歩くというカメラファンの夢が、このモデルでなら実現できそうです。

一眼レフでも魅力的なフルサイズ機が登場しています。
それがキヤノンの『EOS 6D』とニコンの『D600』。

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キヤノン
EOS 6D

12月上旬発売
実勢価格:19万8000円【ボディ】、29万8000円【レンズキット】

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ニコン
D600

実勢価格:21万8000円【ボディ】、27万2000円【レンズキット】

これまで、フルサイズセンサーの搭載モデルは価格的にも高いものが多く、一般のカメラファンにとっては高嶺の花でした。
しかし、この両モデルは価格を20万円前後に抑えています。
また、「大きく重い」というイメージのあったフルサイズ一眼の常識を覆すように、コンパクト化と軽量化を果たしています。
価格的にもサイズ的にもフルサイズ一眼導入のハードルを下げてくれそうです。

ソニーも一眼の「α」シリーズにもフルサイズ機を投入。
後継モデルが登場しないまま生産を終了していた『α900』に代わる同シリーズの最上位機種にあたる『α99』です。

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ソニー
α99

10月26日発売
予想実勢価格:30万円前後

光学ファインダーを搭載していた『α900』とは異なり、こちらは同社が得意とするトランスルーセントミラーを採用。
新開発の2430万画素CMOSセンサーでα史上最高画質を謳うほか、19点の位相差センサーに102点(!)の像面位相差センサーを組み合わせたデュアルAFシステムを搭載し、高速で正確なAFも実現しています。

コンパクトから一眼までフルサイズセンサーの搭載機が充実し、「フルサイズ」は今期のキーワードの1つと言えます。

もちろん、ミラーレスにも注目の新モデルが登場。
前回のブログでも紹介したフジフイルムの『FUJIFILM X-E1』も正式に国内発表されました。
発売は11月の上旬となる見込みです。

また、ミラーレスのジャンルを引っ張ってきた立役者といえるオリンパスの「PEN」シリーズもモデルチェンジ。
『OLYMPUS PEN Lite E-PL5』と『OLYMPUS PEN mini E-PM2』が発表されました。

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オリンパス
OLYMPUS PEN Lite E-PL5

10月上旬発売
実勢価格:6万9800円【ボディ】、7万9800円【レンズキット】、10万4800円【ダブルズームキット】

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オリンパス
OLYMPUS PEN mini E-PM2

10月下旬発売
実勢価格:4万9800円【ボディ】、5万9800円【レンズキット】、8万4800円【ダブルズームキット】

注目は同社のミラーレス最上位機『OM-D E-M5』と同じ1605万画素のCMOSセンサーを採用したこと。
このセンサーは画質に定評があるだけに、かなり期待がふくらみます。
さらに、両機種ともタッチパネルを新たに採用しており、よりアングルやピント位置にこだわった撮影ができるようになっています。
両機種の差は、『E-PL5』の方がチルト式の可動モニタとモードダイヤルを装備していること。
それ以外の中身はほとんど同一なので、チルトモニタやモードダイヤルが必要ないという人は、よりコンパクトな『E-PM2』を選べば良いでしょう。

オリンパスは、この秋よりコンパクトモデルのブランドを「STYLUS(スタイラス)」という名前で統合。
そのフラッグシップとして『STYLUS XZ-2』を発表しました。
コンパクト機としてはその高画質に定評のあった『XZ-1』の後継モデルで、大きめのセンサーとF1.8~2.5という明るいズームレンズなどは継承。
チルト式のタッチパネルモニタを採用し、着脱可能なグリップを装備するなど、細部のブラッシュアップを図っています。

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オリンパス
OLYMPUS STYLUS XZ-2

10月下旬発売
実勢価格:6万4800円

ペンタックスも超小型ミラーレス機『PENTAX Q』の新モデルを発売。
『PENAX Q10』と名付けられたこのモデルでは、従来マグネシウム製だったボディを樹脂製に変更し、オーダーカラーで計100通りというバリエーションを実現しいます。

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ペンタックス
PENTAX Q10

実勢価格:3万4800円【ボディ】、4万9800円【ズームレンズキット】、6万9800円【ダブルズームキット】

▼ボディ20色とグリップ5色の組み合わせで97通りのオーダーカラーに対応し、レギュラーの3色と合わせて100通りのカラーを実現。
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パナソニックはバリアングル液晶を装備したミラーレス機『LUMIX DMC-G3』を『LUMIX DMC-G5』にモデルチェンジ。
よりホールドしやすくなったグリップや、新開発の画像処理エンジンを搭載し、秒間6コマの高速連写に対応するなど使い勝手を向上させています。
そのほか、国内での発表は未定ですが、同社ミラーレスのトップモデル『LUMIX DMC-GH2』の後継機『LUMIX DMC-GH3』も海外で発表されています。

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パナソニック
LUMIX DMC-G5

実勢価格:7万9700円【ボディ】、10万1700円【Xレンズキット】、10万1700円【ダブルレンズキット】

駆け足で、個人的に注目しているモデルを中心に紹介してきましたが、このほかにも各メーカー、コンパクトから一眼、ミラーレスまで多くのモデルをリリースしています。
それぞれに注目の新技術やコンセプトを体現したモデルばかり。
現在発売中の『デジモノステーション』11月号では、こうしたデジカメの最新モデルについて20Pに渡って特集しています。
名付けて「デジカメ大航海時代」。
デジカメの新時代を読み解く特集になっていると自負しておりますので、ぜひ書店などで手にとっていただければと思います。

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