本年度・米アカデミー賞!
「とうとうこの季節がやってきたな~」と一人盛り上がっている、
映画担当の鈴木です。
そうです、米アカデミー賞です。
1週間後の24日には発表なんですよ。
今年は、いろんな意味で楽しみ!
ノミネート作品は骨太揃いだし、
下馬評はまだまだ入り乱れているし、
司会はなんと映画『テッド』のセス・マクファーレン監督!
きっと存分に笑わせてくれるはず。
注目の作品賞は、部門賞最多ノミネートされている『リンカーン』でしょうね。スピルバーグ先生が3度目の受賞に至るか、もしくは再評価が日に日に高まってる『アルゴ』で、ベン・アフレックが監督として悲願の初受賞になるか、目が離せません。
主演男優賞は『リンカーン』のダニエル・デイ・ルイスが鉄板と言われているけど、まったく読めないのが、主演女優賞。
ドイツの巨匠ミヒャエル・ハネケ『愛 アムール』の主演で体当たりの演技が好評だった85歳の女優エマニュエル・リバさんか、
はたまた『ハート・ロッカー』で、2010年アカデミー賞を総なめして映画界を激震させたビグロー姐さんの新作『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインか。
映画『ゼロ・ダーク・サーティ』
日本では、ちょうど先週末から公開が始まった『ゼロ・ダーク・サーティ』は、CIAの協力をもとに、オサマ・ビンラディン暗殺までを描いた作品。本編の出来映えは高いけど、政治的な批判を受けて、その舞台裏が揺れに揺れているという話題作。……と言ういわくつき作品なので、きっと受賞には至らないと思うけど、ソフト化を待たずに、是非劇場で観てほしい作品。
映画『ゼロ・ダーク・サーティ』
政治批判が上がったと言えば、『アルゴ』が、「あまりにアメリカに都合よく描かれている」と怒ったイラン側が、“歴史的に正しくリメイクする”と言っているとか。どんな作品になるのか地味に楽しみです。
助演女優賞は、『レ・ミゼラブル』アン・ハサウェイで決まりでしょう!
とっても評価が高い映画版『レミゼ』ですが、正直、私にはキツかったんですよね……。「ミュージカルで、もう一回観直したい」と思ってしまった。でも、アン・ハサウェイが号泣しながら歌う「夢やぶれて」のシーンだけは、ぐらぐらに心揺さぶられました。
映画『レ・ミゼラブル』
『プラダを着た悪魔』で主演した時は、可愛いドジッ子娘だったけど、その後『レイチェルの結婚』での体当たりの演技で目を引きつけられましたが、まさか、ここまで大化けするとは思いませんでした。ますます今後が楽しみな女優さんNo.1!
日本人としては、昨年亡くなられた石岡瑛子さんが衣装担当した『白雪姫と鏡の女王』が衣装デザイン賞にノミネートされているのが嬉しいところ。
ちなみに、日本時間では25日に発表です。
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