油で揚げないとんかつ、出来ました!
最近、目新しい機能を搭載したシロモノが続々と登場してきて、楽しくて仕方がない、シロモノ家電担当 中村デス。
2月15日(金)のブログで紹介した油を使わないで揚げ物が作れる、フィリップスの『ノンフライヤー HD9220』を使って調理してみました。
フィリップス
ノンフライヤー HD9220
価格:オープン 実勢価格:2万9800円 4月下旬発売
サイズが W287×H315×D384mmなので、ちょっと大きいなーと思いましたが、ある程度の大きさがないと少ししか食材が入れられないので、このぐらいは必要なのかも。
複雑な操作部は搭載されておらず、本体前面に、温度調整ダイヤルとタイマーセットのダイヤルのみ。
温度調整は80~200℃まで、タイマーは30分まで設定できます。
そして本体下部には、バスケットが。
ここに、食材を入れるというワケです。
構造はすごくシンプルですね。
さて、早速とんかつを作ってみましょう。
まず、温度を200℃に設定し予熱を3分間行ない、バスケットにパン粉などを付けた豚肉を入れます。
ここから加熱となるのですが、予熱同様に200℃で、時間は11分を設定。
2月15日(金)のブログでも書いたように、高温の熱風を対流循環させて、食材の水分を3%以下にすることで揚げ物のようなサクサク食感ができる……という調理法なため、運転中には風が中で対流しているのがわかりました(パン粉が中で舞っている音がしたので)。
運転中はブォーという音が結構大きめで響きます。
11分後、バスケットを引き出してみると……キレイなきつね色のとんかつが完成!
▲
左:表面、右:裏面
少し、白っぽいままの部分もありますが、表も裏も焦げ色が付いていて見た目はOKと言えるレベルではないでしょうか。
もちろん中も、しっかり加熱されています。
調理方法で「水分を3%以下にし……」という文言があったので、みずみずしさが失われてしまうのでは? と心配していたのですが、中身のジューシーさは健在。
編集部員にも試食してもらったところ、「油で揚げたものとは全く同じとはいかないが、衣もサクサクとしていた美味しい」と高評価でした。
油で揚げれば542kcalですが、本機で作れば366kcal。
150kcal以上カロリー OFFできて、この美味しさなら大満足。
スチームオーブンレンジでも油で揚げないとんかつはできますが、実は油使用量はゼロではありません。衣をキツネ色にするために、パン粉に油を染みこませています。
なので、油完全ゼロで、ここまで良い揚げ色が付けられることもすごいと思いました。
そして、本機は揚げ物だけでなくオーブン調理もできるんです!
グラタンやピザ、焼きドーナツなどができるんだそう。
ということで、ピザ作りにチャレンジ。
ピザ生地は大きいので餃子の皮を代わりに使用し、好きな具材をトッピング。
予熱を3分行ない、200℃で加熱を6分。
皮の水分はしっかりと飛んでパリパリで、上の具材はジューシー。
めちゃめちゃ、美味しいピザができてビックリ。
一度に4個しか焼けないのが残念ですが、時間が短いのでどんどん焼いていけば毎回焼きたてを食べられる!
と、ここまではメーカーのレシピ本に載っているものを作ったのですが、余ってしまった食材が勿体ないので、ウインナーと豚肉をカットしてバスケットに並べ、勝手に調理してみました。
温度設定や加熱時間は、どのぐらいが的確かわからないので、これまでの調理をもとに予熱を3分したあと、200℃で5分加熱。
たった5分で出来上がり!
これ、おつまみにいいじゃないですか!?
余った材料を入れて、手軽におつまみ完成。
火をつかっていないので、調理している間、離れていても問題ないし、アイデア次第でいろいろ使えますよ。
もちろん、オーブンでもコレは作れますが、油で揚げないとんかつは本機の方が上手(使用油ゼロなので)。
価格的には、オーブンレンジでも小容量(22リットル以下)のものなら本機と同等・以下で手に入りますが、設置スペースが少々大きくなります
本機は一度に作れる量がそれほど多くないので、2人暮らしまで向きなのかな、と思いますが、予熱時間も加熱時間も早いので、サッと作りたい人、そして油ゼロで揚げ物が食べたい人におすすめ。
コイツは売れる予感がします!