Evernote対応ペン『Livescribe wifi スマートペン』徹底レビュー!
みなさんこんにちは。デジタル文具担当の玉造です。
前回のブログでさらりと紹介したソースネクスト『Livescribe wifi スマートペン』。今回はその機能をさらに深堀って紹介したいと思います。
ソースネクスト『Livescribe wifi スマートペン』
価格:オープン 実勢価格:1万8800円(Evernote プレミアムアカウント1年分付き:2万1800円)
基本機能は前回のブログで紹介しましたが、「手書きメモを音声と同期、保存できる」というもの。
写真の1と2の文字をペンでタッチすると、この数字を書いている時の音声が再生されるという優れもの。
この文字認識が相当正確で、例えば……
この写真のような場合、「バスケ」の文字と、まわりを囲っている丸線で再生される音声はちゃんと別の再生時間のものが再生されます。
どれだけ高精度&高機能なんだと驚くのですが、さらに個人的に面白いと思ったのが「ピアノ」機能!
ペンの音声指示に従ってノートに鍵盤を書くと、ノート上でピアノが弾けちゃうんです。
ペン軸部分に搭載した赤外線カメラで「Anoto」方式を採用したノートを常時撮影することで、こんな面白いことができる高精度の認識能力を実現しています。
デジタル文具というジャンル自体が、まだ機能性の水準にバラつきがあるのですが、ここまで高機能を持つものはなかなかありません。
ただ機能の高さが、そのまま製品としての良さにつながらないということが多いのも、またこのジャンル。そんな中でもこの製品は使える! と思ったのが、Evernote同期機能。
書いた文字と音声がEvernoteに自動同期されるのですが、筆跡感知方式ではないので実際のノートと寸分違わない状態で保存されます。
この画面の文字をクリックすると、ノートと同様にその時の音声が聴けます。
Evernoteからデータを開くと、「Livescribe Player」という専用再生ページに飛び音声を聴くことができるのですが、その時に文字色で音声再生時間に合わせて筆跡を辿ってくれます。
しかもしかも! OCR機能も付いていてEvernote上で検索を書けると以下のように書類上の文字も検索してくれる。
うーん、いや正直舌を巻きましたね!
2012年までのデジタル文具はいかにノート、メモを効率的にデータ化するかというのが主題でしたが、この『Livescribe wifiスマートペン』は、今までの製品の一歩先を進んだ感じ。
これまでに必要だった、メモのスキャン/撮影の工程が自動で行なわれるというのは、初めてではないでしょうか?
本製品の登場でまた一歩進化したデジタル文具の世界ですが、最新号では本誌連載中の「文具王・高畑正幸のデジタル文具ラボ」で文具王が、この製品を文具王なりの使い方を提案したり、考察したりしちゃいます!
いつも取材で文具王から「そんな発想があったかー」と衝撃を受けてる、連載担当としても次回は非常に期待大!
みなさん要チェックですよー!