iOS対応・レコーダー視聴3大アプリ使い比べ!
レコーダー担当の柳です。
LTE対応の小ぶりタブレット(巨大スマホでも可)の欲しさ高まる今日この頃、
新『Nexus 7』でも『Xperia Z Ultra』でもいいんですけど、盛り上がってるのになかなか国内で買えないのがツラいところですね。
小さいタブレットを買って何がしたいか、といったら
やはりレコーダー担当編集者はレコーダーと連携して遊んでいきたいわけですが……
ここのところ、レコーダー連携・視聴・持ち出し系アプリの盛り上がりが止まりません。
iPad/iPhoneで番組を楽しめる - Media Link Player for DTV
http://www.alpha.co.jp/biz/products/dlna/mlplayer/dtv.shtml
先週新たに登場したのがこちらの『Media Link Player for DTV』!
『Twonky Beam』、『DiXiM Digital TV for iOS』に続くiOS向け“DLNA/DTCP-IPクライアント”アプリです。
この手のDLNA/DTCP-IP系アプリは、
主にレコーダーに録画した番組をタブレットやスマホで遠隔再生することが目的で、
ぶっちゃけ、どれも主な機能は似たようなものなのですが……
それでも似たようなアプリが次々に出てくるのは、使い勝手がそれぞれ微妙に違うからです。
『Media Link Player for DTV』をしばらく使ってみて気付いたポイントは以下の3点。
(1) 録画番組のダウンロードムーブができる
家の外でも録画番組が観られます。
ソニーやパナソニックの最新のレコーダー、あるいは『nasne(ナスネ)』を持っていればこの機能を使えます。
……ただ、持ち出し番組をBluetoothのヘッドホンで聴こうとしたらダメだったみたいです。
(普通の有線イヤホンだと大丈夫。『Twonky Beam』だとBluetoothでも普通に聴けました。)
(2) 録画番組のチャプタースキップができる
レコーダーの自動チャプターに基づいてスキップができます。
シークバーをタップするより正確にシーンをジャンプできるので、長時間の番組ほど重要な機能。
また、視聴途中の番組の“つづきから再生”(レジューム)にも対応してます。
ちなみに一般的BDレコーダーは自動チャプター機能があるので大丈夫ですが、『nasne』の場合は無効なのでご注意。
(3) レスポンスが速い
特に、レコーダーから番組を選んで、再生が始まるまでのタイムラグが短いようです。
これまた『nasne(ナスネ)』に録画した15分間の番組(3倍モード使用)で試してみましたが、
『Twonky Beam』から再生すると約6秒、
『DiXiM Digital TV for iOS』だと約4秒、
『Media Link Player for DTV』だと約3秒。けっこう明確に「速いな」という印象です。
ちなみにこちらの『Media Link Player for DTV』、
iOS 6.0以上が条件なので、初代『iPad』では使えませんでした。
上記の特徴をまとめるとこんな感じ。
Media Link Player for DTV
価格:850円
対応OS:iOS 6.0~
ダウンロードムーブ:○
レジューム再生:○
スキップ機能:チャプタースキップ
DiXiM Digital TV for iOS
価格:1000円
対応OS:iOS 5.1~
ダウンロードムーブ:─
レジューム再生:○
スキップ機能:15秒~120秒から間隔を設定してスキップ
Twonky Beam
価格:無料 ※DTCP-IP対応アドオン:700円
対応OS: Android(バージョンは端末により異なる)/iOS 5.0~
ダウンロードムーブ:○
レジューム再生:─
スキップ機能:─
これから初めて購入するなら『Media Link Player for DTV』がかなり優勢ですが、
『Twonky Beam』はAndroidにも対応しているのと、
ソニーBDレコーダー連携アプリの『RECOPLA』(無料)と併用すると最強の使い勝手になるので無視できません。
▲『RECOPLA』。場面スキップ機能としては、一昨年のレコーダーでは本来使えない「もくじでジャンプ」が使えちゃったりして驚きです。
『DiXiM Digital TV for iOS』は値段も高めなのでやや苦しいところですが、
今後はアップデートで新規格のDTCP+(外出先からでもレコーダーの録画番組を遠隔視聴できる新しい規格)に対応するという情報もあって、将来性は有望なのではないかと。
また、秋以降はレコーダー本体の新製品も出てくるはずで、
今後もこれらDTCP-IP系アプリには要注目ですよ!