オリンパスから新「OM-D」が発表!
何となく秋めいた気候になってきましたね。
カメラ担当の増谷です。
直近のカメラの話題と言えば、オリンパスから発表された新しい『OM-D E-M1』でしょう。
オリンパスのフラッグシップ機となるこのモデル、注目を集めるのは、ミラーレスでありながら同社のフォーサーズシステムを使った一眼レフである「E」シリーズを統合したことです。
マウントアダプタを介してフォーサーズシステムのレンズを装着すれば、そのレンズの機能をフルにいかすことができます。
オリンパス
OLYMPUS OM-D E-M1
実勢価格:14万4800円【ボディ】、16万9800円【12-50mm EZレンズキット】、12万9800円【12-40 F2.8レンズキット】
いわば、ミラーレスの「OM-D」シリーズが一眼レフの「E」シリーズの役割も引き受けるということ。
いずれはミラーレスが一眼レフを統合するという話は以前からありましたが、オリンパスはそれをいち早く展開した、ということ。
▼「E」シリーズ向けのフォーサーズレンズを装着しても、AF等の性能をフルに発揮することができます。
コンパクトなボディで一眼レフに匹敵する画質を実現している同社のミラーレスですが、一眼レフの方が優位な点として、動く被写体の追従性に優れた位相差AFが使えることと、被写体をしっかり捉えることができる光学ファインダーを搭載していることが挙げられていました。
今回、『OM-D E-M1』が一眼レフの「E」シリーズを統合できた理由としては、センサー面に位相差AFを埋め込む像面位相差AFの進化によって、「E」シリーズと同等のAF速度をフォーサーズレンズで実現できたこと、そして、内蔵されるEVFがフルサイズの一眼レフ機並みに大型化され、236万画素というフルHDを超える解像度を実現したことが大きいとのこと。
言葉を替えればデジタルベースの技術が、アナログベースの一眼レフの技術に追い付いてきたとも言えると思います。
とは言え、同社のフラッグシップであった「E」シリーズの開発を中断し、ミラーレスに統合するという過程にはどんな経緯があったのか?
その決断の背景を含め、9月25日発売の『デジモノステーション』では、弊誌編集長の八島がオリンパスイメージングの社長である小川治男氏にズバッと聞いておりますので、ぜひ誌面でご覧ください。
もちろん、『OM-D E-M1』の全貌についても、バッチリ紹介しておりますので発売日をお楽しみに!