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「K-POPという黒船の到来で、日本のアイドル観が変わる?」

 [音楽]

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今月の「ビジョメガネ」は渡り廊下走り隊7に出演いただきました。

言わずと知れたAKB48からの派生ユニット。
“まゆゆ”こと渡辺麻友を推しメンとするファンは、もちろん彼女が所属するこのグループもチェックしていることでしょう。

「推しメン」という言葉は少し前からあったその界隈のみでの用語でしたが、AKB48の国民的人気化と共にメジャーな言葉となりました。

「推しているメンバー」の略で、数いるメンバーの中で自分はどの子のファンであるかを示すもの。
「推しメン」は自分にとって唯一無二の存在であり、アイドル戦国時代において、自分の立ち位置を示すことにもなります。

アイドルカルチャーは、一度好きになったその人以外は見えない、といったもの。
古くは「御三家の中では誰?」「松田聖子派か、中森明菜派か」「おニャン子クラブの会員番号が……」など、自分は誰に属しているかを明示するのは、日本のアイドルカルチャーの基本でした。

しかし、そこにちょっと変化が起きています。
しかも、それは男性ではなく女性のほうで。

「ビジョメガネ」仕事の他に、音楽誌の仕事をさせてもらっている関係で、K-POPグループの取材もずっと続けており、そこでレコード会社の担当者から「お客さんは好きなグループをいくつも持っている」という話を聞きました。

キュート系グループと、その対局にある野獣系グループのどちらもCDを買い、ライブを観に行く例も少なくないそうです。

推しアイドルの複数化。
アイドル一神教から多神教への変化、と言いましょうか。

ただの一過性の現象かもしれません。
女性ファン特有の心理かもしれません。

ただ、10年前にヨン様が大ブレイクしていた時に「韓流はただのブーム」と言われていた現象は、ときを経て「K-POP」となって拡大しているので、何が正解かはわかりません。

このようなファン心理が定着し、男性にも伝播した時、日本のアイドル文化は今と異なる価値観を持っているかもしれません。


以前にも触れましたが(『“少女時代”という名の黒船来訪』)、とかく“ガラパゴス化している”と言われがちな日本のエンタメ市場へ大きな変化を与えるのは、黒船という外圧しかないのかなと思うのです。

そういう観点から見ても、今のK-POPムーブメントは非常に興味深いです。

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