韓国LGに行ってきました(その2)
こんにちは。編集部デスクの岡部です。
韓国LGに行ってきた話の続きです。
韓国2日目はテレビ開発室のあるピョンテクへ。
「CINEMA 3D」の開発陣を取材させて頂く前に、多数のLG製品が展示されているピョンテクデジタルパークのショールームを拝見したのですが、そこであるモノに一目惚れ。
ミニスキャナ内蔵マウス『LG Mouse Scanner LSM-100』です。
裏面に読取部があります。
で、文書や画像なんかをなぞってスキャン可能。
マウスの軌道をしっかり読み取っているようで精度はなかなかのもんでした。これは欲しいなあ。
韓国での価格は1万3000円くらい。日本国内での発売は未定とのこと。
あとは、こんなのも。
何つーかこう……すごいですね。南米限定で販売しているコンポだそう。ブランド名は「METAL BASS」。隣人がこれ持って引っ越してきたらイヤだ。でも、音は意外と常識の範囲内。
そんなこんなで、「CINEMA 3D」の開発室へ(フロア内は撮影不可)。
画質責任者の方にお話を伺います。2Dテレビ「NANO FULL LED」について「黒の表現に関しては世界で最も優れている」と画質への絶対的な自信を見せつつ、「それぞれの国に合わせた画質調整をしている」と国ごとのローカライズをかなり細かく行なっていることをアピール。日本国内市場では3D化はこれからが本番、という状況ですが、「今後は『CINEMA 3D』を基本機能の一つとして全てのLG製テレビに導入したい」と3Dに積極的に取組む強気の姿勢を打ち出しているのも、すごく印象的でした。
ピョンテクを後にし、かなり長時間バスに乗って移動。韓国の北端、パジュにあるLGディスプレイのパジュディスプレイセンターへ。敷地面積52万坪、47インチ換算で月間72万枚分のパネルを生産する巨大工場です。
ディスプレイがいっぱい。
ただし、工場の中枢は撮影不可。と言うか、生産ラインは見学自体もNGでした。まあ、ブラックボックス化されているのは当然のこととは言え、ちょっと残念。
最上階からはすぐ傍らに北朝鮮が見えます。
この日は曇りでしたが、晴れた日は山上に掲げられた北朝鮮国旗も見えるとのこと。
そんなわけで、「CINEMA 3D」漬けな取材行だったわけですが、実際あらためてじっくり観てみると、良いですよパッシブ方式。アクティブシャッター方式と比較した場合の画質についてはそれぞれ言い分があるようですが、パッシブ方式のほうが疲れない、この点については両陣営ともに認める事実だと思います。
どんなモノでもそうですが、結局のところ、自分の目で確かめるのが最終的には一番の近道。海外での売れ行きに対してあまりにも日本での知名度が低いと感じるLGのテレビですが、「CINEMA 3D」に関しては一度店頭でその実力を確かめてほしいと思います。いや、ほんとに。