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映像編集を始める人におすすめのソフト『DV-7G』

 [ビデオカメラ]

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こんにちは。先日校了を終えた田中です。

今回僕が本誌「ワッツアップ」コーナーで紹介したのは動画編集ソフトです。
動画編集と聞いて
「何だか難しそう」、「時間ばかりかかって面倒なんじゃない?」
といった印象を持たれる人は多いのではないでしょうか。
僕もムービー編集に興味があって取り組んだことがありますが、結構ややこしいですよね。
そんな時に、初心者でも気軽に編集の世界に入っていける製品に出会いました。

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『DV-7G』
ローランド
実勢価格:3万9800円

ローランドと言えばキーボードなどの電子楽器で有名なメーカー。
動画編集ソフトというとちょっと意外な気がしますが、
この製品には電子楽器メーカーだからこその特長があります。

一番はやはり、まず目に飛び込んでくる専用コントローラ。
この製品はPCにソフトをインストールして使うだけじゃなく、
その編集作業をコントローラでできるのです。

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再生/巻き戻し/フルスクリーンなどのボタンや、ジョグダイヤル。

通常のソフトでは巻き戻しなどを1回の編集の中で何百回、何千回と繰り返しますが、
それをマウスでカーソルを合わせて作業するのは結構大変。
その作業を、ボタンを押すだけでできるのはかなり便利です。
PCでの作業って結構神経を使いますし、
物理ボタンで操作できるのは時間の短縮にもなります。

ジョグダイヤルは1コマずつコマ送りを。
その外側に付いているシャトルリングは早送り/巻き戻しのスピードを、力加減で調整。
個人的には、この指や手の感覚で「道具」を操作できるのがうれしいですね。
マウスの「細かな感覚が伝わらない」というのが苦手な人もいると思いますし。


次に編集をするにあたって最も重要なインターフェイスを見ていきましょう。
ほかの多くの動画編集ソフトと同じように、
素材が画面上段、タイムラインが下段に表示されるタイプです。

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1画面にタイムラインから素材パレット、効果パレットなどが
全て表示されるので、視覚的にも認識しやすい。

テロップ入力など、一部の機能を使用する時だけ、
別画面に切り替わりますが、それ以外は上の画面で作業可能です。
素材などもドラッグ&ドロップで組み合わせるので直感的。

インターフェイスに対し「使いにくいのでは?」と不安を抱えている人は多いかと思います。
やはり忙しく働いている人からすると
「時間のかかる映像編集ができるのか?」「そもそも扱えなかったらどうしよう」
と思われるでしょうし、僕も同じプレッシャーがありました。
ちゃんと作品を製作したのは今回が初めてだったのですが、
いざ作業を始めたら、説明書などを見なくてもすぐに使えるようになったので、自分自身でも驚きでしたね。

実際に今回僕が制作した映像がこちらです。

編集時間は約8時間。
初めての映像編集だったので多少時間はかかっていますが、
動画の読み込みから書き出しまで、迷うこともありませんでした。
映像制作は結局作り手のセンスなので、そのあたりは勘弁してほしいのですが(汗)。

上の動画でやっているように、テロップやシーン切り替え時の効果、BGMなども当然付けることができます。
そのほかに今回は使用しなかった、映像の合成や色調補正、フィルターなども可能。

先ほどから初心者でも簡単に使えることをアピールしていますが、対象は初~中級者となっています。
あまり難しくすると使いづらいし、
ハードルを下げて肝心の編集機能が簡易的なことしかできなくなっても本末転倒。
その落としどころが絶妙だと感じました。


ほかの特長としては著作権フリーの素材が同梱されていること。
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動画120クリップ以上、静止画530枚以上、音楽・効果音190曲以上、イラストなど340データ以上。
これらの素材は自由に使えるので、動画投稿サイトなどでの配信もOKです。

(※ただしこれらの素材を使用した作品を販売することはできません。その場合は別途契約が必要となりますので、詳しくは販売元のアトリエビジョン株式会社へお問い合わせ下さい。http://www.ateliervision.co.jp/

また「子供のアルバム」や「海外旅行」など10種類のスタイルサンプルも用意。
テンプレートになっており、素材を入れ替えたりするだけで、作品が簡単に制作可能。
特に「レポート」や「会社案内」、「商品カタログ」などといった、
ビジネスマン向けのものもあり、仕事での利用も提案されています。


Windows『ムービーメーカー』やMac『iMovie』などの編集ソフトが無料であることを考えると、
4万円という値段は安くはありません。
ただソフトを始め、コントローラやフリー素材などがワンパッケージになっているので、
そのことを考慮すると妥当な金額ではないでしょうか。

そしてやはり個人的には簡単な操作性とコントローラは高評価。
ほかの編集ソフトでも敷居の低いインターフェイスのものはありますが、
物理コントローラの使いやすさは特筆です。


編集部のビデオカメラを持っているダディに話を聞いた時、
「自分の子供の映像なら、ただただ撮っただけの冗長なものでも親は観るよ」
と言っていました。
世のパパ・ママに共通することだと思いますが、さらに一歩進んで、
子供の映像を編集するというのも楽しんでみてはいかがでしょうか。
一つの作品にしてDVDにすれば、後年になっても観賞しやすいですし。

動画撮影/松浦文生 モデル/千葉由佳
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執筆陣

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二代目編集長です
八島編集長

編集部歴11年の古参編集者
石田副編集長

ビジュアル機器・ケータイ・PC統括
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担当:音楽・映画

自称・コーディネーター
益子
担当:グラビア/玩具/ガンダム

草食系を軽く越えた草系男子
吉田
担当:携帯電話/ゲーム

乗り物大好きな元キックボクサー
増谷
担当:クルマ全般/電動アシスト自転車

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担当:テレビ/レコーダー

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担当:オーディオ/ビデオカメラ

遅れてやってきた新米アラフォー編集者
加藤
担当:デジタルカメラ/オーディオ

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担当:映画

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