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無線系オーディオの愉悦 その2

 [オーディオ]

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オーディオ担当、副編・石田です。
本日は、前回に引き続き今年のオーディオ業界で話題の無線系音響機器について。

前回はBose、ソニーなどから続々新製品が発売された、Buletoothオーディオのお話でしたが、今日は同じく新製品が多数登場している、AirPlay対応機器についてのお話です。

ご存じの方も多いと思いますが、AirPlayとはアップルが提供している映像や音楽のストリーミング技術です。使用環境、接続方法はいろいろありますが、同一のネットワーク上で、iTunesやiOS(詳細な仕様はこちらをチェック)を搭載する、PC、「iPhone」や「iPad」、「iPod touch」から、「Apple TV」やAirPlay対応スピーカーにビデオや楽曲をストリーミングするというのが基本です。

例えばボクが使っている環境で例を挙げると、下記のようになります。

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AirPlayのすばらしいところは、ネットワークの接続設定が非常に簡単なこと。テレビやレコーダー、最近ではA&Vアンプや単品コンポーネントにも搭載されるようになったDLNAも、ネットワークの接続設定は簡単になっていますが、アップル製品の直感的なインターフェイスがこの点で強みを発揮します。

実際、図のように『iPhone 4』とJBLのAirPlay対応スピーカー『JBL ON AIR WIRELESS』の組み合わせで試用させてもらいましたが、接続設定はどちらとも2、3の手順を踏むだけで接続完了。とってもカンタン!

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JBL
JBL ON AIR WIRELESS

価格:オープン 実勢価格:3万9800円



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▲『JBL ON AIR WIRELESS』では、ディスプレイの設定からネットワークをサーチして簡単に接続設定が可能。

さらにAirPlayの環境では、楽曲データを非圧縮で伝送できるので音質が非常にクリア。この点がBluetooth接続とは異なる点です。

もちろん、前回紹介しているBoseの『SoundLink Wireless Mobile speaker』やソニーの『“ウォークマン”ドックスピーカー RDP-NWX500B』などは、Bluetooth接続でも独自の音響技術で音質の向上を計っています。ボク自身も聴いてみて、その音には納得できたものの、そもそものデータの飛ばし方が異なるので、音質面ではAirPlayが有利なんですね。

では、AirPlayは完璧かというと、そうとも言えません。

AirPlayの弱点、1つ目は、まだ対応製品が少ないこと。もちろん、アップル製品で固めてしまえば良いのですが、リビングで活躍するテレビやレコーダーはDLNA対応が基本だし、携帯型端末ではBluetooth対応機の方が圧倒的に多いですね。

2つ目は、無線LAN環境が必須ということ。ブロードバンド回線はあっても、無線LAN環境はまだ……、って人も多いでしょう。そうなると無線LAN環境の構築からスタートするので、これを面倒と感じる人もいるでしょう。

それと、最後に一つ。先ほど言ったことと矛盾してしまうんですが、設定が若干面倒になる場合があります。「?」ですよね。

既に、発売されている製品にもある仕様なんですが、音を受け取る側、つまり先ほどの例で言うと『JBL ON AIR WIRELESS』にあたる製品がディスプレイを備えていないと、ネットワークへの接続設定が複雑化してしまうんですね。

USB経由でネットワーク設定をするものもあれば、「iPhone」などとオーディオ機器を一度親機、子機の関係にして、「iPhone」の画面から接続設定を行なうものもあります。一度設定してしまえば、次回から設定の必要はないのですが、アップル製品の直感性が損なわれるのは否めません。

と、まぁ弱点も書きましたが、AirPlayが優れた技術であること、そして環境さえ整えば音楽との付き合い方、楽しみ方を拡大させてくれることは間違いありません。

iCloudも始まったし、AirPlay関連製品には今後も注目していきましょう。

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