安川達也のエンタメ日誌~【完全記録 山口百恵】制作日誌(1)
構想3年。作業1年と継続中。
伝説から神話となって語り継がれる
永遠のアーティスト・山口百恵の
約8年間の軌跡を綴る
『完全記録「山口百恵」』の
限定予約受注が本日から始まった。
担当編集者である僕の中では
もしかすると
構想31年間だったのかもしれない。
1980年10月5日、日本武道館。
「私のわがまま許してくれてありがとう。
幸せになります」。
ステージから山口百恵がファンに
向けた最後のメッセージだ。
誰もが祝福した俳優・三浦友和との
21歳の寿引退コンサートだった。
純白のドレスに身をまとい、
涙まじりに「さよならの向う側」を
歌いきった彼女は、ステージ中央に
白いマイクをそっと置き、
舞台裏へと去っていった。
【完全記録 山口百恵】より
伝説から神話となって語り継がれる
あまりにも有名の国民的歌手・山口百恵の
引退のシーンはテレビで生中継され
多くの視聴者が喝采を送った。
当時10歳だった僕も
ブラウン管の前で見守った。
マイクを置く瞬間の百恵さんは
子供心にも本当に、ムチャクチャ綺麗だった。
恋をする女性は美しいと言われるが、
あの時の百恵さんはそんな典型さえも
凌駕する輝きを放っていたと思う。
あの眩しさは……。
その答えを探すために
僕はCBS・ソニー~
ソニー・ミュージックエンタテインメントに
代々伝わる百恵秘蔵写真箱の紐を解いた……。
(つづく)
完全記録「山口百恵」
限定予約発売中!
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