コンパクトデジカメで月食を撮ると……
本格的に寒くなってきましたね。
ヒートテックのアンダーウェアが手放せないデジカメ担当の増谷です。
そんな寒さの中、夜中にも関わらず屋外で夢中になって写真を撮ってしまうイベントがありました。
そう、皆さんの中にも見た人は多いであろう12月10日の皆既月食です。
月食の開始は23時頃と土曜日の夜中にも関わらず、校了日が近いこともあり、編集部には何人かのメンバーが居ました。
そして、月食が始まると、誰からということもなく各々のカメラを持って屋外に。
図らずも月食の撮影大会が始まりました。
今回は、その際に撮影した写真も合わせて、感じたことをまとめてみたいと思います。
(注:そもそもコンパクトデジカメで皆既月食を撮るという行為自体が無茶であり、なおかつ使用したのは編集部員の私物カメラで撮影も編集部員がそれぞれに行なっているため腕の問題もあり、正確な比較やインプレッションではないことをあらかじめお断りしておきます)
▼月食が始まりました。(撮影カメラ:編集部Mの私物であるフジフイルム『F600EXR』)
▼どんどん欠けて行きます。(撮影カメラ:F600EXR)
コンパクトでありながら光学18倍ズームレンズを搭載し、暗所に強い裏面照射型のEXR-CMOSセンサーだけあって『F600EXR』はコンパクトデジカメにしてはなかなかの実力です。
この後、月食は皆既食に入り、さらに暗くなり、撮影には厳しい状況に。
ここでMは撮影をあきらめ離脱。
(月食が始まる前から外でスタンバイしていたため、寒くなったからという説もあり)
代わって参戦してきたのが編集部のY。
3年前に購入したという光学18倍ズームのパナソニック『LUMIX DMC-FZ18』というモデルを手に握りしめています。
「星空モードの実力を試してみたかったんですよ!」と力が入っていましたが、そのモードは三脚の使用が前提であることがわかり、結局はPモードで撮影。
▼皆既食になり、月は暗く赤っぽくなっています。(撮影カメラ:LUMIX DMC-FZ18)
ただ、光学18倍までズームアップすると当然ですが、かなり手ぶれに悩まされます。
結果、シャッター速度を速くせざるを得ず、あまり明るくは撮れません。
月食や星空などを撮るなら三脚が必須という基本を改めて痛感しました。
で、最後に私のオリンパス『SZ-30MR』。
これは光学24倍ズームで、高速連写した画像を合成して夜景をキレイに撮れる「手持ち夜景モード」が搭載されているので期待が持てます。
▼で、何枚か撮影した中で一番きれいに撮れたのがこちら。(撮影カメラ:SZ-30MR)
光学24倍ズームで撮っているにも関わらず、ぶれていないように見えるのは(実際は結構ぶれてたはずです)、連写合成技術の精度が高いからでしょうか?
赤暗くなった月をちゃんと捉えられています。
一応、デジカメ担当としての面目躍如かな?
(完全にカメラの性能のおかげですが)