触ってわかった!REGZAサーバー
皆様、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
レコーダー担当の柳です。
2012年の新トレンドとして大注目の“全録レコーダー”こと、
東芝「REGZAサーバー」の第1弾がついに発売されましたね。
▲東芝「REGZAブルーレイ DBR-M190」
昨年末の発売後、現在も品薄状態が続いている大人気の一台です。
この『DBR-M190』、なんと内蔵HDDが5TBもあるのですが
このうちの4TBを使って、地デジ6チャンネルを常に録画し続ける
「タイムシフトマシン」機能を備えています。
この「タイムシフトマシン」については、東芝の録画テレビ「REGZA」にもたびたび搭載されているので
既にご存知の方も多いと思いますが、
BDレコーダーの「REGZAブルーレイ」に採用されたのはこれが初めて。
というわけで、おさらいも兼ねて
基本的なことをかる~く説明させていただきます。
使い方はと~ってもカンタン!(←通販番組っぽく)
▲まずはリモコンの「タイムシフト」を押します。
↓
▲6チャンネル分の「過去番組表」が出てくる。
ここから観たい番組を選ぶと、再生が始まります。
以上です!
(実にシンプルだ!)
これを使うことにより、
過去数日間にわたって、放送終了分の番組表が延々とさかのぼれるので
よくある
「ノーチェックだった新番組の第1回が、翌日かなり話題になっていて悔しい!」
みたいな時に、ものすごく効果を発揮します。
あとは、たまたまテレビをつけたら既に面白そうな番組がやっている時なども、
ボタン一つで初めから観られるのが便利です。
▲「初めにジャンプ」を押すと、放送中の番組を冒頭から再生します。
特に観たくもない番組をボーッと観るのではなく、
全部の番組を一時保管しておいて、
興味があるものを後から自由にピックアップして観る。
これが「タイムシフト」の録画&視聴スタイルです。
「REGZAサーバー」は、このタイムシフトが常時手軽に楽しめる、
画期的なレコーダーだったというわけです……!
と、ここまでが概要ですが、
今回は完成品をようやく試用することができたので
気になる点をいくつかチェックしてみました。
それでは今回はQ&A形式でお送りしていきます!
Q. タイムシフトマシンで保管するチャンネルは選べる?
A. 地デジ最大6チャンネル分を任意で決められる。
▲タイムシフトマシンの初期設定でチャンネルを選択できる。
東京で受信できる地デジのチャンネルは、
NHK総合
NHKEテレ
日テレ
テレビ朝日
TBS
テレビ東京
フジテレビ
TOKYO MX
放送大学
主にこの9チャンネルがあります。
「REGZAサーバー」は「6チャンネル全録レコーダー」なので
タイムシフトマシンで9局を全部保管!というわけにはいきませんが
保管しておきたいチャンネルは任意で選べます。
逆に、6チャンネルも要らない場合は、チャンネル数を削って
番組を保管しておく期間を増やすということもできます。
Q. タイムシフトマシンの画質設定はどの設定が実用的?
A. 画質、容量のバランスを考えると「AVC高画質」~「AVC中画質」あたり。
▲「AVC中画質」以上で録っておけば、大きな破綻もなく安定した画質で観れます。
『DBR-M190』は6チャンネルの番組を最大15日分保管できますが、
これは「AVC低画質」(3.5Mbps)モードで録画した場合。
個人的には「AVC低画質」モードだとブロックノイズなどがちょっと気になるので
その上の「AVC中画質」(6.0Mbps)以上をおすすめしたいです。
このモードでも9日間分の番組を保管できるので、いつでも1週間以上前にさかのぼれます。
Q. タイムシフトマシンで保管した番組はBDに書き出せる?
A. 本体の内蔵HDDに保存(ダビング)しておくことで、そこから書き出せる。
▲過去番組表から番組を選ぶと、「見る」のほかに「保存する」という項目があります。
タイムシフトマシンが保管している番組は、HDDの容量がいっぱいになると
古いものから順に上書きされていきます。
そのため、残しておきたい番組は「保存する」という操作で、
HDD内にある通常録画用の領域にダビングしておく必要があります。
『DBR-M190』の通常録画領域は1TBが用意されており、さらにここからBDに書き出すことも可能です。
Q. タイムシフト領域はUSB HDDで増設できる?
A. できない。
▲「録画リスト」を表示しようとすると、過去番組表には項目がないストレージ選択画面が表示され、ここで内蔵HDD/USB HDDの切り替えができます。
外付USB HDDで録画容量を増やす機能のある「REGZAサーバー」ですが、
USB HDDで増設できるのは上記の「通常録画領域」の部分のみです。
「REGZAサーバー」は『DBR-M190』(5TB HDD搭載)のほかに
2.5TB HDD搭載の『DBR-M180』も発売されていますが
容量少なめで安価な『M180』を買っておいて、後で増設すればいいか……と思っていると
タイムシフトの保管期間が増やせなかった!ということになるので要注意です。
(もちろん、タイムシフトは1~2日分だけで十分……ということであれば、この限りではありませんが)
Q. 何も放送されていない時間もタイムシフト録画は続いている?
A. 続いている!
▲過去番組表から「放送休止」という番組を発見。カラーバーが録画されている……。
そんなのムダだからやめろよ! と思われるかもしれませんが、
こういうのを律儀に全部録ってしまうあたりも、タイムシフトマシンの醍醐味なのです。
ちなみに、深夜~早朝など、絶対に録画しなくてもいい時間帯がある場合は
そのあたりを外しておける設定は用意されています。
▲ タイムシフトマシン稼働の時間帯は、好みでオン・オフできます。昼間だけバッサリカットしてしまうなどの使い方も。
ひとまず1週間ぐらいの付き合いでしたが、
これまでのレコーダーにはない画期的な機能、概念が次から次へと見つかって、
単純に“全録レコーダー”という呼び方でまとめてしまうのがもったいないような……
自分の知っている“レコーダー”という機械から一線を画している、
そんなすごさのある製品だと感じました。