レジャーに連れ出したいタフデジカメ
桜も咲き、すっかり春らしい気候になってきましたね。
デジカメ担当の増谷です。
編集部の近くにもお花見スポットがあるのですが、先週末は多くの人で賑わっていました。
あと1カ月もしないうちにゴールデンウィークも始まり、この季節はレジャーに出かける機会も多いかと思います。
そんなわけで、今回はレジャーやアウトドアで活躍する防水機能を備えたタフデジカメを紹介したいと思います。
防水デジカメは以前からあるジャンルで、本誌でも毎年紹介していますが、最近のモデルは画質など防水以外の機能が大きく進化しています。
これまでのタフデジカメは、アウトドアで使うことを重視していたため、普段使いにはちょっと物足りないモデルもあったのですが、最近のモデルは画質や使い勝手も進化。
日常的にも使いやすくなっています。
画質面で言うと、ほとんどのモデルが裏面照射型CMOSを採用したことが最大のトピック。
室内や薄暗いシーンでの画質が大きく向上しています。
▼ニコン初の防水デジカメである『COOLPIX AW100』も裏面照射型CMOSを採用。同社の「夜撮りキレイテクノロジー」にも対応しており、暗い場所でもノイズや手ぶれを抑えた写真が撮れます。
ニコン
COOLPIX AW100
実勢価格:2万3300円
タフスペック:10m防水・防塵・1.5m耐衝撃・-10℃耐寒・GPS
▼こちらはタフデジカメの代名詞的存在であるオリンパスの「Tough」シリーズの最新モデル『OLYMPUS Tough TG-820』。前モデルで搭載されていたGPSは非搭載ですが、裏面照射型CMOSを採用し、同社の新しい高画質テクノロジーである「iHS」にも対応。画質面を大幅に強化しています。
オリンパス
OLYMPUS Tough TG-820
実勢価格:3万4400円
タフスペック:10m防水・防塵・2m耐衝撃・-10℃耐寒・100kgf耐荷重
▼フジフイルムの『FinePix XP150』も裏面照射型CMOSを採用。6つのシーンを自動認識する機能や、暗所など高感度撮影で連写重ね撮りする機能も搭載しています。
フジフイルム
FinePix XP150
実勢価格:2万1600円
タフスペック:10m防水・防塵・2m耐衝撃・-10℃耐寒・GPS
▼パナソニックの『LUMIX DMC-FT4』は今回紹介している機種の中では唯一裏面照射型CMOSを搭載していませんが、読み出しを高速化したハイスピードCCDセンサーを採用し、高速連写やフルHD動画の撮影に対応。有効画素数を1200万画素に抑えることで、1画素あたりの受光面積を大きくし、暗所性能もアップさせています。
パナソニック
LUMIX DMC-FT4
実勢価格:3万4300円
タフスペック:12m防水・防塵・2m耐衝撃・-10℃耐寒・GPS
▼ペンタックスの『Optio WG-2GPS』も2月のモデルチェンジで裏面照射型CMOS搭載に。モニタのサイズも3.0型にアップしていますが、100kgfの耐荷重性能を備えている点は立派です。ユーザーから人気の高かった顕微鏡モードも維持されています。
ペンタックス
Optio WG-2GPS
実勢価格:3万1900円
タフスペック:12m防水・防塵・1.5m耐衝撃・-10℃耐寒・100kgf耐荷重・GPS
▼キヤノンが久々に発売したタフモデル『PowerShot D20』も裏面照射型のCMOSセンサーを搭載。高感度特性を向上させた新しい「HS SYSTEM」を採用し、高感度ノイズの低減やダイナミックレンジの拡大を果たしています。フルHD動画の撮影にも対応しており、手ぶれ補正も光学式です。発売は5月中旬予定なので、GWには間に合いませんが……。
キヤノン
PowerShot D20
実勢価格:3万3000円
タフスペック:10m防水・防塵・1.5m耐衝撃・-10℃耐寒・GPS
上記のモデルは、全て野外でのテスト撮影を行ないましたが、昨年に同様の企画をやった時よりも、どのモデルも確実に画質が向上しているのが感じられました。
そうです。
次号の『デジモノステーション』では、タフデジカメの特集も掲載予定。
現在、鋭意制作中です。
ちょっとだけ、その制作風景をご紹介すると、下記のような感じで、タフ性能だけでなくグローブを付けての操作性チェックやGPS受信チェックなども行なっています。
もちろん、毎回恒例の水中撮影による画質チェックもあり。
詳細は、ちょっと先になってしまいますが4月25日発売の『デジモノステーション』をお待ちください。