いつでもギター演奏が楽しめるオーディオプレイヤーがスゴイ!
みなさんこんにちは。「ギターはカッコつけるための楽器」が座右の銘、電子楽器担当・玉造です。
みなさんは楽器が好きですか?
僕は昔ちょっとギターをかじっていたり、こう見えて大学生の時は軽音サークル的なもので部長をやったりしてた一面もあります。
ただ、ちっともうまくならないのでギターは自分にできるような曲しかあまりやりたくない派でもあります(ジャカジャカジャーンみたいに適当に弾いてそれっぽく楽しくなれる曲とか)。
楽器ってなんでこんな難しいんだろうって思ってしまうのは僕だけでしょうか。
好きになるまでには結構辛抱強く練習しなきゃいけないし、「さあみんな音楽で楽しもうぜ!!」とか言って楽しめるのも実は結構ハードル高いと思うんですよね。
そんなしんどさや高いハードルを越えてこそ楽器の楽しさがわかる!……というような考えもあるとは思いますが、個人的にはすぐ楽しめた方が良いじゃんタイプです。そういう点で「Kaossilator」や「V-Drums」などの電子楽器は間口を広げて、より直感的な音楽の楽しみを伝えようとしているように感じます。なので、これからもドンドン面白い電子楽器が増えてくれるのを希望!
……というわけで、前置きが長くなりましたがそんな電子楽器のニューカマーがローランドから発表されました。先日ローランドの発表会に行ってきたので、ちょっとした使用感を交えつつご紹介。
ローランド『eBand JS-10』
7月中旬~下旬発売予定
価格:オープン 予想実勢価格:4万円前後
ローランドが2009年に発売して大好評だった、ギタリスト用のオーディオプレイヤー『eBand JS-8』の後継機になります。
ギタリスト用のオーディオプレイヤーとは何ぞや? という方が多いと思うので、特長を簡単にご説明します。
・『eBand JS-10』に取り込んだ楽曲に合わせてギター演奏ができる。
・シンプルな楽曲から、弾き応えのある長尺の楽曲まで多彩なジャンルのバッキングトラックを350曲以上収録。ロックやブルース、ジャズなど多彩な楽曲が用意されていて、トラックごとでギター音色がテイストに合わせたエフェクトになる。
・2つのインプット端子でギター2台、ギターとベース、ギターとボーカルの自由なセッションが可能。
・曲に合わせて弾いた演奏は、もちろん録音可能。
・最新ギターエフェクターと同系統のエフェクト数を搭載。
といったところでしょうか。
ギターを弾かない人には何のこっちゃという感じの単語もありますが、さらに噛み砕いて言うと、
音楽を聴きながら、その楽曲に合わせて演奏を楽しめちゃうオーディオプレイヤー
です。
ローランドの発表会でデモ機の音を試聴した感じだと、楽曲に自然にギターの音が乗っかっていたので、オーディオプレイヤーとしての音質を損なわずにギタープレイが楽しめるでしょう。また前モデルの『eBand JS-8』からの進化として底面にサブウーファーが設置されているので、音域の広い楽曲再生を実現しています。
ギター練習用機材としても優秀で、楽曲のキー表示はもちろん、取り込んだ楽曲に関しては自分でキー操作ができます。楽曲のコピーやアレンジ練習にもってこいの機能です。
基本的には「既にギターを弾ける人」に向けたプレイヤーではありますが、「これからギターを弾けるようになりたい人」向けの機能もしっかりと取り揃えています。
玉造もしばらくギターを触っていなかったので少し不安でしたが試奏してみました。
少しですが触ってみて思ったのは、やはり楽曲に合わせて変わるギター音色が楽しい!
ギター経験者としての意見ですが、ギターって簡単にプロのような音が作れるわけではないので、プレイヤーの方で簡単にその音を作ってくれるととても気分良く弾けました。音色が楽曲とハマってないと演奏しても楽しくないし、練習効果も低下します。あとは単純に、楽曲にピッタリハマった音色で弾けると自分がプロになったような気分になれる!
ほかにも楽曲に合わせた音作りの仕方を煮詰めたり(搭載エフェクターの『GT-100』系はあらかたの音色を備えています)、リズムトレーニングをしたりと、ギターの練習が楽しく効率的にできそうです。
もちろんオーディオプレイヤーとしての使い道もありますしね。
もっとたっぷり触ったら、より多くの人が活用できる機能もあるかも。
電子楽器まだまだ深いジャンルになっていきそうなので、みなさま随時チェックお願いしますねー!