気になるミラーレスが海外発表
こんにちは。
デジカメ担当の増谷です。
今年は9月18日よりドイツのケルンで「フォトキナ」が開催されることもあって、それに向けて各メーカー新製品をリリースしてくることが予想されます。
一部は先行して海外で発表されていますが、中でも注目なのがフジフイルムの『FUJIFILM X-E1』というモデル。
名前から想像できる通り、同社のハイエンドミラーレス機『FUJIFILM X-Pro1』の兄弟機です。
(海外発表リリース)http://www.fujifilm.com/news/n120906.html
センサーは『X-Pro1』と同じAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS」。
当然、ローパスフィルターは付いていません。
あの『X-Pro1』と同等の解像感を実現していると思うと、期待が高まります。
カラーはシルバーとブラックの2色が用意されているようです。
『X-Pro1』との大きな違いは、ファインダーが光学式ではなく電子式のEVFになっていること。
そのためかどうかわかりませんが、『X-Pro1』に比べて30%程度小型化されているとのこと。
それでいて、内蔵ストロボも搭載されているので、使い勝手は良さそうです。
ますます期待が高まりますね。
大きな進化点は、高速化(「Quick Response」と同社の海外サイトには書いてあります)。
起動時間は0.5秒。AFは0.1秒。レリーズタイムラグは0.05秒、連写は6コマ/秒とのことですから、かなり使ってみたくなるスペックです。
『X-Pro1』は、ローパスフィルターレスのセンサーによる高画質には定評がありましたが、AFなどの速度にはやや難があったのも事実。
もちろん、それを補ってあまりある高画質という特長があったため、その点には目をつぶっても欲しいという声が多かったのですが、今回はその部分もキチッとフォローしてきたという印象です。
同じタイミングで『X-Pro1』のファームウェアのアップデートも発表され、『X-Pro1』もAFスピードなどが高速化されるとのこと。
ユーザーにとってはうれしいニュースですね。
もう1つ、注目したいのが同時に海外発表された新しいレンズです。
「XF 18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と「XF 14mm F2.8 R」の2本が発表されました。
特に注目したいのが、『X-E1』のキットレンズとして用意される前者のレンズ。
35mm換算で27~84mm相当のズームレンズで、Xシリーズユーザーには待望のズームレンズとなり、手ぶれ補正機構も搭載されています。
ずば抜けた解像感を持つ高画質はそのままに、AF速度などの使い勝手を高め、レンズもラインナップが揃ってきたXシリーズ。
国内の発表予定は未定とのことですが、何とか国内でも発売して欲しいものです。
気になる価格ですが、海外ではボディ単体で999.95ドル、レンズキットが1,399.95ドルと発表されています。
国内で売られた場合、どのくらいの価格になるのか? そちらも気になるところです。
とりあえず、個人的には何とか国内でも発売してほしいと思います。
そうなると、またほしいカメラが増えてしまうのですが……。