最新型 『RECBOX+REMOTE』で遊んでみた!
レコーダー担当の柳です。
全録レコーダーが脚光を浴びたりしている昨今ですが……
もうひとつ、レコーダーまわりの静かなブームと言えば
「録画番組の持ち出し」というお話があります。
コンテンツ保護の規格上、去年ぐらいまでは難しかったスマホやタブレットでの録画番組視聴。
これがいつの間にやら進歩していて、
「録画した番組をスマホにダビング」とか、
今年はさらに「家に置いてあるレコーダーの中身を外から観る」ということもできるようになってきました。
このうち後者についてはレコーダー単体ではかなわないので、
周辺機器をプラスすることで可能にします。
それが、 “どこでもテレビ”系の機器なのです……!
さて前置きが長くなりましたが。
今日はそんな“どこでもテレビ”期待の旗手、
アイ・オー・データの『RECBOX+REMOTE』を試用する機会があったのでご紹介。
アイ・オー・データ
『RECBOX+REMOTE HVL-ATシリーズ』
価格:3万6645円(2TB HDDモデル)~6万1215円(4TB HDDモデル)
実勢価格:3万2800円(2TB HDDモデル)~5万4800円(4TB HDDモデル)
こちらの製品。
LAN接続で使うHDD、いわゆるNASなのですが
テレビ録画番組を入れることができるタイプで、
しかも外出先から中身を見ることもできる「リモートアクセス」対応モデル!
さらにさらに、春に出たモデルから改良が図られていて
レコーダー録画番組の自動ダウンロードムーブ(後述)と
リモートアクセス時の転送レート変換(トランスコード)再生に対応しています!
…………
と、言われてもピンと来ない方が大半かと思います。
実際にやってみたところをご覧いただきましょう。
『RECBOX+REMOTE』自体はチューナーを持っていないストレージに過ぎないので、
テレビなりレコーダーなり、LANでつなげられる録画機を用意します。
今回は、特に相性の良い『nasne(ナスネ)』をペアにして使ってみました。
ソニー・コンピュータエンタテインメント
『nasne(ナスネ)』
価格:1万6980円 実勢価格:1万6200円
『RECBOX+REMOTE』をホームネットワークに接続すると、
PCやスマホのブラウザから設定画面を呼び出すことができます。
ここで「コンテンツ操作」を選ぶと、
『RECBOX+REMOTE』のHDDの中身を参照できます。
▲「これがコンテンツ操作」の画面。(設置したばかりなので中身はまだ空です。)
さらに「他からダウンロード」というボタンを押してみると、
同じネットワークにつながっているレコーダー(つまり今回の場合は『nasne』)の中身が参照できる。
『nasne』に録画してある番組を、ここから『RECBOX+REMOTE』にダウンロードできる仕組みなんですが
本当にすごいのはここから。
▲「自動ダウンロード」です!
サーバーとなる録画機をあらかじめ設定しておけば、『RECBOX+REMOTE』が録画済みの番組を自動的にダウンロードしておいてくれるのです。
(始めに設定をすませておけば、以後は録画した番組のダビングを意識しなくてもOKに!)
ちなみに上の例では、
『nasne』が「ドラマ」ジャンルの番組を録画すると、自動的に『RECBOX+REMOTE』に転送するよう設定しています。
これで録画番組の配信準備は完了、リモートアクセスして観ることができるようになります。
リモートアクセスには『DiXiM』というプレイヤーソフトが必要で、
現状はこれをプリインストールしたAndroidスマートフォン、またはWindows PCで利用可能。
今回はソフトバンクモバイルの『ARROWS A 202F』で観てみます。
回線速度に応じて、動きがカクカクしないような転送画質を設定できるのがポイントです。
▲これで、乗り遅れた「あまちゃん」もどんどん消化できるぞ~。
『RECBOX+REMOTE』はかなり先進的な機器で、
NASとかDTCP-IPのことに詳しくないと取っ付きづらい代物ではありますが
一度触ってみると「すごい!この便利さを誰かに伝えたい!」という気持ちになりますね。
また、ネットワーク特化型レコーダーの『nasne』とは相性が良く、
『nasne』メインで録画している方にはぜひ使ってみてほしいと思います。