『Silent Film Director』無声映画のような動画が撮れるiPhoneアプリ
デジモノステーションをご覧のみなさま、こんにちは。ビデオカメラ担当の田中です。
今回も前回に引き続き、iPhoneの動画撮影アプリを紹介したいと思います。
『Silent Film Director』
(無料)※価格は2011年7月4日時点のものです。
無声映画のようにレトロな映像を撮影できるアプリです。
起動すると画面下にはチャップリン風の男が。
「Show Time!」では、他の人たちが撮影した動画を視聴可能。
「Action!」をタッチすると、撮影のセッティングに入ります。
「Take Video」は指定した効果で直に撮影を開始します。
「Load Video」は、すでに保存してある動画を指定の効果にするものです。
以前に撮影してあった映像だったり、一度普通の状態で撮影してから効果を付けたいと考えている人におすすめです。
「Effect」
映像フィルターは6種類。モノクロやセピア、60年代ホームビデオ風などがあります。もちろん効果を付けないことも可能。
「Quality」
画像の解像度を指定します。
「Soundtrack」
サウンドは8種類を用意。コミカルでテンポの良いものや、ホラー映画風など、どれも無声映画でみられるレトロ調です。
これらのサウンドに物足りなければ、「Library」から自分のiTunesに入っている音楽を使うことも可能。
映像作成の幅が広がります。
「Video Time Scale」
こちらはコマ送り、つまり映像のスピードです。
「1.0x」が標準の早さで、「1.5x」だと1.5倍の早さでの再生に。
早送りになることで、チャップリンのような動きに近づきますよ。
以上が使い方です。
セッティングも非常に簡単なので、気軽に撮影できておすすめです。
個人的には、この「気軽に使える」というのと、それでいて「面白い」というのが、スマートフォンアプリにおける重要な点だと思います。
当然ですが画質においては、iPhoneはビデオカメラに比べたら劣ります。
しかしレトロなフィルターをかけることでそこを上手く補っており、iTunesの音楽やYouTubeへのアップロードなどの点ではアドバンテージがあります。
身近にあって、すぐに取り出せる携帯電話。
そこにちょっとした工夫を付け足すだけで、日常に花を添えてくれる。
そのバランスにおいても、この『Silent Film Director』は優秀だと思います。
実際に撮影した映像に、エフェクトをかけたものがコチラになります。
今回は下記の設定で撮影しました。
Effect = Vintage Sepia
Quality = Normal
Soundtrack = Hand Trolley
Video Time Scale = 3.0x
みなさんもぜひ一度お試し下さい。