高さ17cm以下のA&Vアンプ選び
自宅ではPS3&サラウンドヘッドフォンの環境で映画を楽しむエンタメ担当の瀧です。この9月16日に遂に『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』が発売!
『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX』
発売中/1万7325円/20世紀フォックス
ということでこれのために自宅の“プア”オーディオを改めようと、A&Vアンプを導入しました。
参考にしたのはデジモノステーションで石田が連載していた「俺のサラウン道」。「HDオーディオ対応」「7.1ch対応」「HDMI ver1.4a装備」「3Dパススルー」「ARC対応」など、流行りの機能をひと通りなぞった上で一番参考にしたのが、
石田が1年かけて購入したアンプが結局自宅のラックに入らなかったということ!(音とか映像だけにこだわり過ぎなんだよ!)
というわけで私が検討したのが、高さ17cm以下のA&Vアンプ。1Kの賃貸マンションでは7.1chは無理ということで、5.1ch対応かつ実売4万円台以下のエントリーモデル3機種をセレクト。
マランツ『NR1402』=高さ10.5cm/3万9800円(実勢価格)
ヤマハ『RX-V471』=高さ15.1cm/3万5200円(実勢価格)
デノン『AVR-1612-K』=高さ16.2cm/3万3100円(実勢価格)
実物を見て思ったことは、A&Vアンプは想像以上に大きく重く、そして熱を持つということ。本当はコンポと同じオンキヨーがよかったのですが、現行機で自宅のテレビ台に入るのがなくて断念。メーカーの推奨ではアンプの上下左右30cmはスペースを開けるのが理想とありましたが、量販店の店員に聞いたら、現実的には5~10cm程度とのこと。というわけで上記の中で一番薄いマランツ『NR1402』を買おうとしたところ、これの上位機種の前モデル『NR1601』が同じ値段でたまたま店頭に残っていたので結局それにしました。こちらは7.1ch対応で前面にUSB端子付き。
これでテレビ台にもばっちり。
元々使っていたフロントスピーカーをリアに回し、フロントスピーカーも名機『B&W685』に買い替えて(実はこっちのほうが熟考した)これで完璧!
と思いきや、今度はスピーカーがでかくてテレビ台の幅にギリギリという……オーマイうっかりミス。これじゃせっかくのスピーカーが本来の音を出せない。高さにばかり気を取られ、幅を忘れていたという始末。結局石田の同じ轍を踏んだわけですが、サイズも値段も大きいデジモノ選びは慎重にね!
『秋冬のオーディオ新製品が面白い!』
こんにちは、オーディオ担当・石田です。
ここ数年の猛暑に比べれば、意外に過ごしやすかった7月、8月が過ぎ、今年もあっという間に9月。まだまだ残暑は続きそうですが、体調など崩さずに今夏を乗り越えたいですね。
さて、9月に突入したということで、本格的な秋冬商戦に向けてオーディオ市場でも連日、新製品の発表、発売が続いております。
ということで、今日は個人的に気になるオーディオ新製品をいくつかピックアップしていきます。
まずはこちら。
デノンが発売するネットワークプレイヤー『DNP-720SE』。
デノン/DNP-720SE
価格:オープン 実勢価格:3万9800円
今年は、いよいよエントリークラスのオーディオ機器でもネットワーク対応が本格化していますが、本機は実勢価格:3万9800円ながらDLNA Ver.1.5に準拠し、AirPlayにも対応しました。
ブロードバンドのネットワーク環境を構築している人なら、簡単にPCなどの音楽ライブラリをネットワーク経由で楽しむことができます。
再生フォーマットはMP3、WAV(リニアPCM)、AAC(DRM非対応)、WMA、FLACと多岐にわたり、FLACでは96kHz/24bitまで再生可能。
別途アンプやスピーカーは必要ですが、PCがミュージックサーバー化しているなんて人は、とりあえず一度ネットワークプレイヤーの利便性を検証されてみてはいかがでしょうか。入門機として最適な製品です。
ちなみに、ネットワークって設定が小難しそうだからイヤだ! なんて人には、JBLブランドから発売されているこちらをおすすめ。
ハーマンインターナショナル/JBL ON AIR WIRELESS
価格:オープン 実勢価格:3万9800円
こちらのネットワーク機能はアップルのAirPlayに特化しているので、無線LAN環境下であれば設定はとっても簡単! 持ち運びに便利なコンパクトサイズだから、家中どこでもJBLサウンドが楽しめます。
オーディオ業界はネットワークへの対応が遅れていると言われてきましが、今年はその意味でブレイクスルーの年。こういったエントリークラスの新製品が市場を盛り上げていってくれそうです。
お次はヘッドホン。
ヤマハ/EPH-100
価格:オープン 実勢価格:1万4800円
ヤマハ/HPH-200
価格:オープン 実勢価格:1万5800円
ヤマハが約30年振りに国内オーディオ用ヘッドホン市場に参入した2モデル。特にWeb限定販売の『EPH-100』は管楽器をモチーフにしたデザインが斬新で、個人的に好みです。音の傾向はフラットなので、低音重視派の自分にはもの足りないところもありましたが、逆に過度な演出が嫌いな人にはピッタリの1本だと思います。
オーバーヘッドの『HPH-200』も自然な鳴りを重視した音作りがされています。
そして本日のラスト!
先日、ソニーから発表されたデジタルサラウンドヘッドホンシステム『MDR-DS7500』です。
ソニー/MDR-DS7500
価格:4万9350円 実勢価格:3万9800円
このサラウンドヘッドホン何が凄いって、業界初の3D対応!
ソニーのサラウンドヘッドホンは、前モデルの『MDR-DS7100』でも7.1chのバーチャルサラウンドを実現する「VPT(Virtualphones Technology)」という技術で高い評価を獲得していましたが、本機ではついにHDMI端子を装備し、Blu-rayの標準フォーマットであるHDオーディオに対応しました。「3D VPT」としてブラッシュアップされ、3Dコンテンツに最適化されたサラウンドが楽しめるんですね。
しかも、生まれ変わった「VPT」は、今まで7.1ch以上のリアルサラウンド環境でしか実現できなかった高さ方向の音表現、「ドルビープロロジックIIz」も再現可能というから驚き!
水平に自分を取り囲む音に、高さ方向から振ってくるような音も加わることで、従来機を凌駕する音場が構築されていきます。
サラウンドシステムはとっくにHD化していて、ヘッドホンはいつになったらその領域に上がってくるのかなー、なんて思っていましたが、本機はそこを飛び越えていっちゃいましたね。
これは今のところ、秋冬オーディオ新製品で一番のおすすめアイテムです。
ネットワークオーディオの台頭、老舗メーカーの市場再参入、そして最新技術の惜しみない投入と、今年の秋冬オーディオはかなり面白ことになっています。
まだ見ぬ新製品にも期待しながら、注目し続けていきたいと思います!