アナログ時代のレコーダーの今後について考える
先週末は「COMPLEX」の伝説的な東京ドームライブ、そして28回目の誕生日という2大イベントがありました。レコーダー担当の柳です。
地上波アナログ放送が終わってから1週間が経ちましたね。
「レコーダーの地デジ化、忘れていませんか?」なんて声も聞くようになりましたが、
地デジチューナーが入っていない古いHDDレコーダーでは、アナログ放送終了以降、
テレビは映らず、番組表も入らなくなったりしていることと思います。
地デジテレビの画面を外部出力して、それをレコーダー側で録画するという方法なら
今後も古いレコーダーで地上波を録ることは一応できますが、
録画予約の方法がややこしかったり、番組名が入らなくなったり、かなりの不便を強いられることになります。
「じゃあ、古いレコーダーは今後みんなゴミになっちゃうの?」
……いやいや。決してそんなことないです。
実際、我が家のテレビ棚にもアナログ時代のレコーダー(東芝 『RD-XS24』)が一台鎮座していますが、
さっそく先日新たな活用を始めました。
何かというと、
「やろう、やろうと思ってずっとお預けにしていた“VHSのデジタル化”」です。
私の場合は、ビデオテープをHDDに録画して、ちょっぴり編集したりしつつ、DVD-Rにダビングすること。
▲VHSデッキとHDD&DVDレコーダーがつながってます。
今後テレビの録画をしないレコーダーだから、HDDの容量に余裕が生まれたし、
「今ならやってもいいかな」と思えて始めたというわけです。
おまけに、持っていたのが編集機能に定評のある東芝「RD」シリーズだったりするので
・HDDに取り込んだ素材をカットしたり、まとめたりといった作業が楽
・収録時間が半端なビデオテープを、DVD-R1枚にうまく収まるようレートを調整してダビングできる
といった点で大いに恩恵を感じつつ活用しております。
ちなみに、ごくごく初歩的なテクニックではありますが…
VHSデッキとHDDレコーダーをつないで上記のようなダビングをするなら
両者をつなぐケーブルには「S端子ケーブル」をおすすめします。
標準的な黄色い映像ケーブルを使うよりも、画質がちょっとアップしますよ。
▲S端子ケーブル(エレコム「AV-S1」)
そしてもう一つ。
忘れてはいけないのが、CS放送のスカパー!のこと。
最近はハイビジョンのスカパー!HDが主流になってきましたが、
SD画質の、昔ながらのスカパー!はまだしばらく続くようです。
これが何を示しているかというと……
レコーダーがたとえ地デジ非対応でも、
スカパー!録画の専用機として今後も活躍できる可能性がある!
スカパー!の場合は、受信用のチューナーをレコーダーにつないで
便利に録画できる連動機能が存在しているので、これが可能になるわけです。
こちらも、今後地上波テレビを録らないレコーダーだからこそ、HDDをリッチに利用できるという側面がありますね。
ガンガン録画しましょう!