インターバル撮影ができるiPhoneアプリ『iTimeLapse』
こんにちは。
7月24日はワンフェスに行っており、アナログ放送停波の瞬間を見逃した田中です。
ワンフェスに行った時にふと思ったのが、これらのフィギュアがまるで動いているような映像が撮れたらすごいんじゃないかということ。
本来ガレージキットの醍醐味は造形美を眺めて楽しむことだと思うのですが、ビデオカメラ担当としてはそんなことを考えていました。
そこでそんな動画が撮れるアプリはないかと探してみました!
今回ご紹介する「iPhone」アプリはコチラ。
『iTimeLapse』
(170円)※価格は2011年8月2日時点のものです。
このアプリはインターバル撮影、つまり定点観測や天体観測のような、写真を複数枚つなげて早送りした映像が撮れます。
本来、写真を連続させて動画にしようと思ったらパソコンが必要ですが、このアプリならiPhoneだけで簡単にできます。
さっそく定点観測の撮影をしてみました。
一つ気を付けるべきことは、撮影時間が結構かかるということ。
この動画はシャッター間隔が1秒で150コマ。撮影時間にして約10分です。
<使用方法>
● 「New Project」で新規動画の設定
● 「キャプチャ設定」でシャッターを切る間隔や画像サイズなどを設定。
特筆すべきは「撮影する頻度」を設定できるところ。
タイマーでシャッターの間隔を、最短1秒~最長2時間58分58秒ごとに設定できます。
個人的に使えると思ったのは、例えば観察をしていて数時間ごとに対象の変化や数値を記録しなければならない時。
付きっきりで管理しなくても、「iPhone」さえ設置しておけば放ったらかしで大丈夫です。
「マニュアル」は手動でボタンをタッチする方法。
「サウンド」は声などの音声がトリガーになります。
シャッターを切る方法だけでこれだけの設定が可能なのはすばらしい!
さまざまな用途に使えそうです。
●「レンダー」で動画を作成
画像を撮影したら「レンダー」で動画を作成します。
フレーム数や解像度、BGMなどを設定します。
BGMは「iPod」の曲も使用可能。
●動画はアップロードが可能
作成した動画はYouTubeやFacebookなどにアップロードが可能。
さて、冒頭で触れたフィギュアが動くような映像ということですが、アプリで撮影した同種の動画がありました。
開発メーカー「Laan Labs」のHPでも閲覧可能です。
原理はクレイアニメと同じなので撮影の大変さが伝わってきますが、やはり観ていて面白いですね。
昔観ていた子供向け番組も、こんなに苦労して作られていたのかと思うと感慨深くなります。
『iTimeLapse』なら手動・音声・タイマーでシャッターを切ることができる上、編集不要で動画にしてくれるので、こうした撮影には向いていますね。
アニメーションを抜きにしても優れたアプリなので、インストールしておくと便利ですね。
僕も仕事で利用しようと考えています。