1000円台のLED電球ってどう?
刻々と表示される電力使用率がついつい気になる
シロモノ家電担当の中村デス。
ブログやデジモノステーション本誌で何度も書いていますが、
今夏は節電というキーワードを無視はできません。
中でもLED電球は、節電が再認識された2011年4月に前月より約9%もLED電球の割合が拡大。
そして6月には、初めて白熱電球の販売数量を超え、電球市場全体の43.5%を占めるまでになりました。
(Gfk Japan調べ)
実際に量販店のLED電球の売場に行ってみると、
多くの人が訪れており、その注目度の高さを実感します。
さらに、印象的だったのは大多数の方が店員さんに質問を投げかけ、
真剣に吟味されていること。
一般的な電球の相場は、白熱電球が100円、電球形蛍光灯が1000円ですから、
いくらLED電球の寿命が4万時間だと言っても、
初期投資を考えると「高い」ので、真剣になるのは当たり前ですね。
しかし、最近は1000円台の低価格LED電球も続々と発売されています。
問題なく使えるならば4000円するものより1000円の方が欲しい、
それが心情ですよねー。
そこで、1000円台のLED電球って本当に使えるの? ということを
確かめてみました。
これまでの照明メーカー、大手メーカーだけでなく、
LED新規参入が相次いでおり、見慣れないブランドが陳列していますが、
1つの指針として編集部では「日本電球工業会」に所属しているメーカーの
LED電球のみに絞って実用レベルを調査。
その結果わかった1000円台のLED電球では得られないのは、
●一般電球60W形に替えられる明るさ
●調光器対応
●人感センサーなどの付加機能
となりました。
つまり、40W形の白熱電球・電球形蛍光灯をつけている場所にならば、
1000円台のLED電球が使える可能性がある! ということです。
40W形の電球がつけられている場所というと、
家により異なりますが、トイレや洗濯機置き場など、わりと狭めな場所。
とは言っても、40W形の明るさ(485lm)の照度を持つ
1000円台のLED電球となると、残念ながらわずか。
やはり、一般電球の30W形、20W形レベルの明るさ……というのが大半でした。
でも、人によっては、トイレは明るくなくてもいいって人もいるでしょう。
そんな人には、40W形以下の明るさであっても問題ない。
スタンドにも適しますね。
つまり、使う場所、用途、好みによって明るさは選びわけできるということ。
ということで、現在発売中のデジモノステーション9月号では、
1000円台のLED電球の使える場所、使えない場所を紹介しています。
チラリと内容を紹介しますと……検証結果で最も優秀だったのは、
アイリスオーヤマ ECOLUX『LDA7N-H-V5(昼白色)』『LDA7L-H-V5(電球色)』。
どちらの製品も実勢価格1980円でありながら、昼白色、電球色ともに
1000円台で一番の明るさを実現しています。
白熱電球とサイズがほぼ同じというのも魅力ですね。
昼白色の方は、600lm(一般電球40W形~50W形の明るさに該当)という
高い照度を実現しているので、1000円台なのに玄関やトイレなど
1畳程度の空間ならば問題なく使用することができました。
意外と使えるところは多いのだという結果に、ビックリ。
初めてのLED電球は、1000円台の製品で試してみるのがおすすめです。
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ダイエットプロジェクト【残り時間:23日】
編集長に8月末までという期間を制限されてしまった
ダイエットプロジェクト……順調に痩せてません!
気付けば残り時間が1カ月を切っている……。
ピンチ。
パナソニック『デイカロリ EW-NK32』(実勢価格:3980円)を
つけているだけで、活用してないぞ!
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