24時間格闘ゲームをやると人はどうなるか
昨日、デジモノステーション 6月号(4月25日発売号)の校了が終わり、
ホッとしている副編・石田です。
さて、先日のブログでお伝えした通り(前回のブログも出だしが校了してホッとした話でした……)、僕が担当している「H.N.Q.」という連載コーナーの企画で、去る3月31日正午~4月1日正午にかけて、『STREET FIGHTER X(クロス) 鉄拳(以下ストクロ)』の24時間耐久プレイ(一人で)を行ないました。
全体のレポートは6月号に掲載されますが、今日は本誌で書き切れなかった当日の様子をお話したいと思います。
今回の企画では、ネットワークを使った対戦を主に、24時間プレイを行なっています。ただ、自分は格闘ゲームがあまり得意ではなく、特に最近のコンボ(連続技)を主体としたタイトル、複雑なコマンド入力を要するゲームには、正直対応できません。
なんで、日頃格闘ゲームをプレイすることは皆無。その状態で、世界中の猛者が集うネットワーク対戦に殴り込もうというのだから、そもそも無理がありますね。
まあ、それでもCPU戦で基本を学び、社会人になるまでは、それこそ予備校の授業料を注ぎ込んでまで(いや~、親不孝な息子でしたよ)格ゲーに入れ込んだ時期もありましたから、なんとかなるでしょう~、と軽い気持ちで始めたところ……、もう~~~~ね、全く勝てない! 手も足も出ず連戦連敗!
『ストクロ』のネットワーク対戦にはいろいろなモードがありますが、最もポピュラーなのがランク マッチです。プレイヤーはDランクからスタートして、世界中のプレイヤーと対戦を行ないます。敗者は勝者にBP(バトルポイント)を支払うことになりますが、僕の場合、ずーーーっと0。3時間ほど経過して25連敗した時には、この企画やらなきゃよかったって後悔してましたから。
しかもAとかBランクの人に負けるならならまだしも、
Dの一つ上、D+ランクの人にも歯が立たない。
そして、やったのがトレーニングモードでの特訓。
だって、やっぱり負け続けるのは辛いから……。
しばらくオンライン対戦をプレイして気付いたのは、このゲーム、ともかくコンボをつながないとまず対人戦では勝てない。ランクが下の人でも、6連、7連は当たり前だから、せめてそれぐらいはつなげるようにならないと。
もう、コンボ苦手なんて言ってられなかったッスね。
で、4時間ぐらい、トレーニングをしてはCPU戦で試すを繰り返している内に、徐々にコンボの出し方が身体に染み込んできます。というかですね、ここで初めて気付くんですけど、『ストクロ』はこの辺のゲームバランスがしっかりしてて、初心者でも連続攻撃が決まった時の爽快感を味わいやすいように、割といろんなボタンを連打してるだけで、それっぽく技を繰り出せるんですね。CPU戦では、1回だけですが最大11連続Hitも出せました。
こうなってくると俄然やる気を取り戻します!
オンライン対戦に復活してから、数十分後、運命の瞬間を迎えます。
0勝32敗で迎えたオンライン対戦33戦目。相手は同じくDランクの方でしたが、ついに勝ちました! ギリギリの勝利でしたが、フィニッシュはリュウの強ジャンプキックで決まったのであります。
ここからまたしばらく負け続けますが、ちょいちょい勝ちも拾い、
最終的には1割以上の勝率は残せました。
ランクD+の人にも1度は勝てました。
2連勝も1回だけありました。
まぁ、しょっぱい結果ですけどね。
でもね、当たり前なんですが人間は24時間ゲームをしない方がいい!!
途中、朝5時~6時30分まで気絶睡眠もしちゃったし(その分、1時間半ちゃんと延長したよ)、ボタンを連打する右手の薬指近辺が腱鞘炎っぽくなるわで、もう大変。
ネットワークを通じた対人戦は、相手との駆け引きが勝負を決するし、メンタル面が非常に重要。集中力が切れている時は、特に勝てないから1日1時間ぐらいがちょうどいいでしょう。
でも、自宅にいながら格ゲーの対人戦の緊張感が味わえるのは、ネットワークゲーム最大の魅力。僕は、高校生の頃「ストII」ブームを経験した世代ですが、格闘ゲームの対人戦で、ここまで熱くなったのは久し振り。昔を思い出すという意味でも、楽しいチャレンジでした。
が! 24時間プレイはもうやりません!!
STREET FIGHTER X(クロス) 鉄拳/PlayStation 3版
STREET FIGHTER X(クロス) 鉄拳/Xbox 360版
権利表記©CAPCOM U.S.A., INC. 2012 ALL RIGHTS RESERVED. © 2012 NAMCO BANDAI Games Inc.