キヤノンからついにミラーレスが登場!
5年以上使っている一眼レフカメラを買い替えたい病が進行中のデジカメ担当・増谷です。
ここにきて、さらに僕を迷わせるような機種が登場しました。
それが、キヤノンが発表した『EOS M』!
そう。ついに登場したキヤノン初のミラーレスカメラです。
キヤノン
EOS M
実勢価格:6万9800円【ボディのみ】
7万9800円【EF-M22 STMレンズキット】
8万4800円【EF-M18-55 IS STMレンズキット】
10万9800円【ダブルレンズキット】
ミラーレスカメラとしては現在最後発となるモデルですが、満を持して王者キヤノンが投入してきたモデルだけに、高機能を詰め込んだモデルに仕上がっています。
撮像素子はAPS-Cサイズの有効1800万画素CMOS。
映像エンジンは「DIGIC 5」。
モニタは静電式のタッチパネルです。
つまり、中身は先日発売されたばかりの『EOS Kiss X6i』とほぼ同じということ。
それでいて、重さは『X6i』の575gに対して298gと約半分。厚さは78.7mmに対して32.3mmと半分以下にコンパクト化されています。
このコンパクトなボディの中に、『X6i』とほぼ同等の機能が詰め込まれているのですから、気にならないわけがありません。
『X6i』に搭載されていて、『EOS M』に搭載されていないのは(レフレックスミラーは当然として)光学ファインダーとバリアングル液晶、それに『X6i』ではファインダー撮影時に使用される位相差AFくらいです。(もちろん、『EOS M』でのライブビュー撮影時には撮像素子に位相差AFを埋め込んだ「ハイブリッドCMOS AF」が使えます)
もう1つ、『EOS M』の魅力がこのマウントアダプター『EF-EOS M』です。
EF-EOS M
実勢価格:1万800円
このアダプターを介することで、EFシネマレンズをのぞく全てのEFマウントレンズを装着することができます。
しかも、『X6i』などのAPS-Cサイズ一眼レフに装着した場合と、同じ画角のまま撮影できるのです。
累計生産本数7000万本(2011年10月現在)を超え、60種類以上のラインナップを誇るEFレンズが使えるのは、非常に大きなメリット。
私も何本か持っているので、気にならないわけがありません。
▼こんなレンズだって装着できちゃいます。もう、カメラ本体がレンズの蓋みたいに見えますね。
まだ、テスト機しか触れていないため、画質の評価などはできていませんが、撮像素子や映像エンジンが同じですから基本的に『X6i』と同等の画質と考えて間違いないでしょう。
あの画質が、このサイズで手に入ると思えば、気にならない人はいないはず! と言ったら言い過ぎでしょうか?
個人的には、タッチパネルの操作性が気に入りました。スマホなどと同じ静電式を採用していて、スワイプやフリックなどの操作ができ、反応も良好。
『X6i』などと比べるとボタンの数を大幅に減らしているのですが、それが気になることなく使いこなすことができました。
これまでのデジカメのタッチパネルに不満を持っていた人でも、この操作性なら納得できると思います。
現在発売中の『デジモノステーション』9月号では、この『EOS M』を6ページにわたって詳しく紹介しています。
製品紹介だけでなく、開発者のインタビュー、識者のコメントなども掲載しておりますので、このモデルが気になる人は是非手にとってみてください。