話題の11.1chサラウンドを体感!
みなさんこんにちは。雪と言えば、大雪が降った日に友達と道ばたの雪を食べまくったら、次の日に吐き気+高熱で死にそうになった事を思い出す(よい子はマネしないでね!)、ヤンチャなオーディオ担当・玉造です。
「2013 International CES」が開催されて早一カ月。新製品の発表から驚くような新技術まであらゆるデジタル業界ニュースが、世間をしばらく賑わせていました。
その中でも個人的にかなり気になっていたのが、DTS社が開発した、ヘッドホンで最高11.1chの音場表現が体験できる「DTS Headphone:X」。
ヘッドホンで11.1ch表現できちゃったら、これはホームシアターの世界観がぐっと身近なものになってしまうんじゃないの!? スピーカー11基も置くなんて現実的に無理なんだからさー!
と記事を読みながら興奮していたところ、早くも国内初デモを東京初台のDTS japan新オフィスで行なうということで、実際に体験してきました!
案内された新オフィス内のデモルームでは、センター、フロント×2、フロントハイ×2、サイド×2、リア×2、リアハイ×2のスピーカーが設置されていました。
一人ずつの席にヘッドホンが用意されています。
デモの流れは、まずヘッドホンを付けずにそれぞれのスピーカーから順番に音を再生し、定位感や距離感を確認。
ルーム内のモニタで再生しているスピーカーを表示してくれました。
その後にヘッドホンを装着して同じ順番で聴くのですが、玉造のファーストインプレッションは「あれ? またスピーカーから鳴ってんじゃん」でした。
2、3基目くらいまではその違和感を感じながら、ヘッドホンを装着してたんですが、いよいよこれはおかしいと思い、デモ中ですがヘッドホンの故障を訴えようとヘッドホンを外したらびっくり!
スピーカーからは音が鳴ってなく、ずっとヘッドホンから流れる音をスピーカーの音と勘違いしていたんです!
この音の距離感表現は本当にビックリしました……。誇張なくマジでスピーカーの音だと思ってましたらね。ちなみに少し周りを見回すと、他の人もヘッドホンをちょくちょく外していました。みんなビックリしたんだろうなー。
もちろん、定位感の差別化もバッチリでモニタ表示を見なくてもちゃんと耳で聴き分けられました。
日常的に良い音質の製品に触れていると、自然に音質に対してハードルを上げてしまうという贅沢な怠慢がありますが、こういう驚きを与えてくれる新技術に触れると、やっぱり音ってすごく奥深いし楽しいなと実感できます。
「DTS Headphone:X」は、2013年内の製品市場投入を予定しているとのこと!
オーディオ機器への導入はもちろん、スマホやタブレットでの採用も見当しているようですよ。
あとはコンテンツがどれだけ対応していくかというのも気になりますが、もし「DTS Headphone:X」の技術が普及すればホームシアター改め、モバイルシ アターがよりリアルな実像で楽しめるようになりますね。いやー「持ち運べる11.1ch」という言葉だけでキュンキュンしちゃいます。
みなさんもキュンキュンしながら、市場投入の日を待ちましょう!