ライカからもAPS-Cセンサー搭載『LEICA X VARIO』が登場!
どもども、デジカメ担当の加藤です。
いま、APS-Cセンサーを搭載したコンパクトデジカメが熱いですね!
シグマ「DP」シリーズやフジフイルム「X100」シリーズの先行組はもちろん、2013年に入ってからはニコン『COOLPIX A』、さらにはリコー『GR』まで登場し、まさに「APS-Cコンデジ百花繚乱!」と言っていいでしょう。
そして本日(日本時間6月12日)、あのライカから『LEICA X VARIO』が発表されました!
これまでもライカには、35mm相当の単焦点レンズとAPS-Cセンサーを搭載したコンパクトデジカメ「LEICA X」シリーズが登場していましたが、今回の『LEICA X VARIO』はズームレンズを搭載しています。
▲5月からライカの公式サイトで「All about the Mini "M"」というティザー広告が掲載され、熱狂的なライカ愛好家の間では「MマウントのAPS-Cセンサー搭載カメラか?」「マイクロフォーサーズ準拠のレンズ交換式カメラを希望!」「フルサイズセンサーを搭載したコンパクトカメラに違いない!」などと噂が飛び交いました。
▲『LEICA X VARIO』の外観。同じくAPS-Cサイズのセンサーを搭載した同社のコンパクトカメラ『LEICA X2』に似たデザインです。センサーサイズがAPS-Cゆえ、レンズも大ぶり。ソニーやパナソニックの電動ズームレンズのように沈胴式のレンズだったら良かったのに……。
▲ズームレンズは固定式の『ライカ・バリオ・エルマーf3.5-6.4/18-46mm ASPH.』を採用。35mmフイルム換算で28~70mm相当なので、標準ズームレンズとして幅広いシチュエーションで使えます。がしかし、正直なところ、無難すぎて面白味に欠けますね。ライカゆえにもっと尖ったスペックを期待していました。
▲同社のレンジファインダーカメラ『LEICA M』や『LEICA X2』向けの外付け電子ビューファインダー『LEICA EVF2』も装着可能。液晶は約140万ドット、上90度までチルトできる。
▲RAW記録にももちろん対応。アドビシステムズが提唱するRAWデータの標準フォーマット「DNG」形式を採用しているせいか、同社のRAW現像ソフト『Lightroom』が付属する(専用サイトからダウンロード)。
直販価格はなんと34万1250円。やすやすと手が出せる価格ではありませんね……。しかし、各社から大判センサーを積んだコンパクトカメラが続々と登場する今の流れ、いちカメラマニアとしてはうれしいばかり。昨年はフルサイズ機で盛り上がりましたが、今年は高級コンパクトカメラの一年になりそう。下半期の動向にも期待せずにはいられません!
<スペック>
サイズ:W133×H73×D95mm 重量:628g 撮像素子:APS-CサイズCMOS 有効画素数:1620万画素 焦点距離(35mmフイルム換算値):28~70mm相当 開放F値:F3.5~6.4 手ぶれ補正機構:なし モニタ:3.0型(約92.1万ドット) 最高感度:ISO12500 動画:1920ラ1080(フルHD) 記録媒体:SDXC、SDHC、SD
<URL>
http://jp.leica-camera.com/photography/compact_cameras/x_vario/
タグ:ライカ LEICA X VARIO