「全録ディーガ」に触った!使った!
最新号の校了まっただ中、テレビ&レコーダー担当の柳です。
ちょっとタイミングが遅れましたが、
パナソニックからBDレコーダー「ディーガ」の全録モデルが発売されましたね。
パナソニック『ディーガ DMR-BXT3000』
価格:オープン 実勢価格:13万2400円
内蔵HDD:2TB チューナー:チャンネル録画用×6(BS・110度CSは最大3chまで)、通常録画用×1
単刀直入に言いますが、これ、すごくいいです!
さっそくパナソニックさんにお願いして使わせてもらったのですが……
同社で初めての全録レコーダーなのに、完成度が高いこと。
▲ チャンネル録画(=全録)番組の一覧。6ch分の過去番組を見渡して探せます。こいつ……地デジだけじゃなく、BSやスカパー!も全録できるぞ……!
▲ チャンネルごとに全録の画質(録画モード)を変えられるのもアツい。画質にこだわらなければ……最大16日分保存できるだと……?!
▲ 全録は古いものからどんどん上書きされていく仕組みですが、それらの番組を消さずに残す機能もバッチリ。この「ダビング予約」! BDや外付HDDにどんどん移動できるぞッ!
非常に使い甲斐のある、おもしろいし、便利なレコーダーが出てきました。
今月はこの『DMR-BXT3000』の詳細レビューを、
2月25発売号「デジモノ」でじっくりやってます。
一番くわしくて、わかりやすい記事(になるはず)なので、ご期待のほどを!
レコーダー「今年の一番」
今年もいっぱい録りましたね~。
常にHDD残量はいっぱいいっぱい。レコーダー担当の柳です。
今回は本誌レコーダー担当(のごくごく私的な)2012年まとめとして、
これまでの記事を振り返りつつ、
レコーダー「今年の一番」を勝手に表彰していきたいと思います!
・一番すごかったレコーダー
東芝『REGZAブルーレイ DBR-M190』
昨年末に発売の6ch“全録”レコーダーです。
発売から丸1年、東芝レコーダーのフラッグシップとして君臨していますが、
「5TB HDDを内蔵」、「最大で15日分の6ch全録ができる」というインパクトはまだ塗り替えられていません。
代わりがいないってすごいことです。
▲ちなみに、撮影した画面写真の点数を数えてみたら断トツでナンバーワン。その数、245枚! とにかく検証しまくりでしたね。機材貸し出しを毎月毎月対応してくれた東芝さんには感謝しきりです。
1月16日【触ってわかった!REGZAサーバー】
5月18日【最新BDレコーダーのややこし“イイ”話】
・一番使い倒したレコーダー
ソニー『BDZ-AT950W』 (※現在は販売終了)
春に購入して、自宅でもっとも活躍したレコーダーがこちら。
1TB HDD&USB HDD対応、ダブルチューナー、ネットワーク連携と
重要なところをおさえながら4万円代後半(※購入当時)。
とにかくコスパが良いモデルで、僕以外にも編集部でも使っている人がちらほら。
▲購入のきっかけになった機能強化アップデート。USB HDDからBDに直接焼けるようになった安心感は大きかったですね。
3月13日【アップデートという名の誘惑】
3月30日【ソニー「BDZ」、パワーアップ完了!】
・一番録ったチャンネル
WOWOW
(BS WOWOWプライム/WOWOWライブ/WOWOWシネマ)
レコーダーは、“何で録るか”(製品)も大事ですが、“何を録るか”(コンテンツ)もとても重要。
「地デジだけ」のレコーダーがあったり、「スカパー!プレミアムサービスも録れる」レコーダーがあったり、
機種選びにもかなり関係してくるんですよね?。
そんなわけで、個人的に僕が2012年もっとも録画していたのはBS放送、WOWOWの3チャンネルです。
▲7月放送のLUNA SEAライブ特番がきっかけで契約しましたが、その後も「SUMMER SONIC」、「ROCK IN JAPAN」といった夏フェス中継、「ウルトラマン」、「カウボーイビバップ」HDリマスター版一挙放送、そして洋邦の映画も毎日のように録画し続けましたね……。
7月12日【BS・CS録りたい欲が増大中】
(おまけ)一番ハマったコンテンツ
ついでに、レコーダーを使ってもっとも楽しんだコンテンツも勝手に表彰!
アニメ「輪るピングドラム」
昨年放映されていた人気アニメですが、 今年に入って友人にBDに焼いてもらったのがきっかけで全話視聴。
クセがあるんだけどとにかく面白い! 使われている歌が全部いい!
何しろ何度も見返すので、複数枚のディスクを入れ替えるのが面倒になり、BDからレコーダーへのダビング(ムーブバック)という便利機能にもお世話になりました。
ムーブバックはBDレコーダーになくてはならない機能になりましたね。
ももいろクローバーZ
「ちょっと気になる存在」だったのが、
歌番組を観たらライブが観たくなり、CSのバラエティ番組を観たらグダグダトークに癒されるようになり……
で、テレビをきっかけに好きになったももクロ。
深夜のミニ番組から紅白歌合戦まで、 “キーワード自動録画”機能フル稼働で追いかけてます。
(この機能、やはり好きなタレントやアーティストがいると心底便利……)
さて。
そんなこんなで2012年ももうすぐ終わりですが、
年末年始はこれで遊び倒してみようと思ってます。
▲ とうとう配信開始、「torne PS Vita」! 至福のアプリです。
12月4日【待ってましたよ、「torne PS Vita」】
来年もいっぱい録画しましょう! それでは。
待ってましたよ、『torne PS Vita』
レコーダーは、「買うかどうか」じゃない……「何台買うか」なんだ!
ぐらいのことは啓蒙していきたいレコーダー担当・柳です。
複数台つなげばチューナーもHDDもシェアできて、買い増し上等! の
新世代レコーダー、『nasne(ナスネ)』。
ソニー・コンピュータエンタテインメント『nasne(ナスネ)』
価格:1万6980円 実勢価格:1万6800円
この『nasne』を、『PlayStation Vita』でコントロールできるアプリが
来る12月20日、ついにリリースされることが決まりました。
PlayStationVita専用TVアプリケーション「torne(トルネ) PlayStationVita」12月20日(木)配信開始
http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20121203_torne_psvita.html
このアプリ、『nasne』の登場当時から予告されていて
長らく「年内予定」のアナウンスが続いていましたが、晴れて12月のリリース決定!
よろこばしい限りです。
『torne(トルネ) PlayStation Vita』、略して『torne PS Vita』。
これがいったいどんなすごいアプリなのかというと、
・『nasne』で受信しているテレビ番組が『PS Vita』で観られる。
▲Wi-Fiを経由して『PS Vita』から『nasne』にアクセス。テレビのライブ視聴ができる。
・『nasne』で録画したテレビ番組が『PS Vita』で観られる。持ち出しもできる。
▲『nasne』に録り貯めた番組をサクッと呼び出して再生できる。
Wi-Fi経由でダウンロードすれば、家の外への持ち出しもOK。
・『nasne』の番組表を『PS Vita』で見られる。さわれる。録画予約できる。
▲サクサク番組表を画面タッチでサクッサクッ!録画予約できる。
『torne』はすなわち、『nasne』を操作するソフトウエアのことを指していますが、
これが『PS Vita』に入ることで……
『PS Vita』の中で全部できちゃう!! ということ。
『PS Vita』が“『nasne』のモニタ&コントローラ”として機能する! ということ。
これってスゴくないですか?
【テレビ+レコーダー+リモコン】
の関係性を、
【『PS Vita』+『nasne』】
だけで再現してしまうという……。
SCEさんは大変なものを作ってしまいましたよ。
『torne PS Vita』、まずは期間限定で無料(!)配信されます。
『PS Vita』ユーザーならとりあえずダウンロードはマストでしょう。
12月20日が楽しみすぎますよ~。
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「REGZAブルーレイ」の気になる新UI
週末に観た『ヱヴァ:Q』の影響で、考えごとをしている時間が増えました。
レコーダー担当の柳です。
今度はいつ観に行こうかな~。
年末に向け発表・発売が相次いでいるBDレコーダーですが、
東芝「REGZAブルーレイ」からも気になるモデルが出てきました。
東芝『REGZAブルーレイ DBR-T360』
価格:オープン 実勢価格:10万4800円
東芝レコーダーが型番を「DBR-」系に改めてから2年目、
ついに(“全録”REGZAサーバーを除けば)初のトリプル録画対応、
「DBR-T」シリーズがラインナップに加わりました。
1TBモデルの『DBR-T260』、2TBモデルの『DBR-T360』がそれです。
『T360』は実勢価格10万円台中盤、
2TB&トリプルチューナー機のスタート価格としてはかなりお値打ちな感じですね。
……と、スペック、コスパ面だけでも注目度は高めですが、
今回のモデルで話題なのが“新UI”。
早い話、従来のモデルと“画面とかリモコンとかが全体的に違う!”のです。
昨年モデルの『DBR-Z160』と比較してみましょう。
いずれも、左が『DBR-Z160』、右が『DBR-T360』の写真です。
<スタートメニュー>
▲レコーダーの操作の「とっつきやすさ」に関わるメニュー画面。旧モデルは画面にオーバーレイ表示していましたが、新製品では画面をいっぱいに使ったアイコン式のスタートメニューに変わりました。
<番組表>
▲新旧比較すると、番組あたりの情報量が増え、見渡せる範囲が広くなっています。1画面に表示するチャンネル数も、新製品では「3ch」「6ch」「9ch」「12ch」から選べるように。
<録画リスト(「見るナビ」)>
▲一番変わっていると感じられるのがここ。フォルダ機能がなくなってしまったのが残念ですが、番組名を一覧表示しつつサムネイルも見せてくれる、イマ風のUIになっています。
<チャプター編集画面>
▲新UIの移行にあたって一部ユーザーに懸念されていた、編集まわりの機能。従来の統合メニューだった「編集ナビ」はなくなりましたが、チャプター編集、プレイリスト編集、レート変換ダビングといった重要な機能は継承されています。
<リモコン>
▲ガラリと変わりました。これまで独特だった「ビデオ再生まわりの機能とテンキーを兼ねている」レイアウトから、それぞれ別個に独立。その上でボタン数も減ったので、新製品ではサイズもコンパクトです。
アクセスする頻度が高めな画面、リモコンだけでこの違い!
さらに細部まで見ていけば、“これまでとは全くの別物”感があることがわかります。
東芝レコーダーの大きな特長であり、ここ数年は大きな変化がなかった
UIに関する変更だけに、今回はすんなり受け入れられない人も多いことでしょう。
でも、操作のいわゆるサクサク感、3番組同時録画も可能になったマルチタスク性などは
ここまでガラッとUIを変えたからこそ実現できたのだろう……という気も。
今は素直に、この“ブランニュー「REGZAブルーレイ」”の登場を祝福しつつ
細かいところは今後も進化を続けていってもらえれば! と思います。
新「ディーガ」のラインナップがアツい件!
レコーダー担当の柳です。
先日のソニーに続き、パナソニックも
BDレコーダー秋モデルを一挙発表しました。
新製品は総勢7モデル、これまで以上に幅広いラインナップが揃いました。
さらに言えば今回は、そのラインナップの振れ幅自体が大きな魅力になっています。
再廉価モデルから最上位モデルまで、ちょっと見てみましょう。
パナソニック『ディーガ DMR-BR130』
HDD:320GB チューナー:地上・BS・CSデジタル×1
価格:オープン 実勢価格:3万9400円
▲まずは再廉価モデル。発売時点で4万円を切るという、同社製BDレコーダーでは珍しい価格設定です。「長時間録画モードなし」、「DVDは再生のみ」といった機能の割り切りがありつつも、本体サイズをA4大に抑えつつBDドライブはちゃんと載せている……という一台。
パナソニック『ディーガ DMR-BRT230』
HDD:500GB チューナー:地上・BS・CSデジタル×1
価格:オープン 実勢価格:5万4800円
11月下旬発売
▲従来なら再廉価となるラインがこちら。500GB HDDとシングルチューナー、15倍まで対応の長時間録画機能を備えています。
パナソニック『ディーガ DMR-BWT530』
HDD:500GB チューナー:地上・BS・CSデジタル×2
価格:オープン 実勢価格:6万4800円
11月下旬発売
▲ここからチューナーがダブルに。「500GB」、「ダブルチューナー」、「DLNA」という最注目要素を満たすことから、かなり人気が出る可能性が高いモデルです。
パナソニック『ディーガ DMR-BWT630』
HDD:1TB チューナー:地上・BS・CSデジタル×2
価格:オープン 実勢価格:8万4800円
11月下旬発売
▲さらにここで内蔵HDDが一気に1TBにアップ。ラインナップでは真ん中に位置しますが、「基本的なスペックは数年前なら最上位クラス」という買い得感があります。
パナソニック『ディーガ DMR-BZT730』
HDD:2TB チューナー:地上・BS・CSデジタル×3
価格:オープン 実勢価格:12万8000円
11月下旬発売
▲HDDが倍増の2TB。そしてチューナーがトリプルになります。さらにここから上のモデルではUSB3.0端子を搭載。この端子にUSB3.0対応HDDを増設できるようになりました。これにより「USB HDDに3番組同時に15倍録画」という荒技が使えるようになっています。
パナソニック『ディーガ DMR-BZT830』
HDD:3TB チューナー:地上・BS・CSデジタル×3
価格:オープン 実勢価格:16万6400円
11月下旬発売
▲HDD容量がさらにアップして、「ディーガ」最高値となる3TBです。このモデルだけのプレミアムとして、天板に「おくだけ充電」パネルを備えたりもしています。しかし、これでもまだ最上位ではないのです……!
パナソニック『ディーガ DMR-BZT9300』
HDD:3TB チューナー:地上・BS・CSデジタル×3
価格:オープン 実勢価格:39万8000円
11月下旬発売
▲下位製品とは型番がひと桁違う“別格”感。HDDとチューナーこそ『BZT830』から据え置きですが、「4Kアップコンバート出力」と「ハイレゾオーディオ」という高級機2大トレンドに対応し、それに見合うだけの映像処理能力、低ノイズ性能、そして剛性の高い筐体を完備したフラッグシップモデルです。価格も別格、言うまでもなくレコーダー界のモンスター・マシン!
以上が、この秋からの新「ディーガ」です。
最初の『BR130』と、トリの『BZT9300』を見比べれば、誰でもわかるこの振れ幅。
価格にしてみれば、なんと約10倍(!!)もの開きが。
同じシリーズでこそありますが、もはや「別の製品」という感じがしますね。
特に最上位の『BZT9300』は「最上位BDレコーダー」+「4K対応BDプレイヤー」+「ハイレゾオーディオプレイヤー」的な性質を持っていて、
そうなってくると約40万円という価格もなるほど納得! といったところです。
こうして今年も「ディーガ」の厚~いラインナップを見ることができ、
レコーダー担当としては胸が熱くなる思いです。
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