「ちょうどいいモバイル」を求めて
「MacBook Pro」は新しくなって光学ドライブが廃止になりましたが、
高スペックのノートPCにはBDドライブの搭載を願ってやまない、レコーダー担当の柳です。
我が家での普段使いノートPCが、発売から6年以上経過し、
OS(未だWindows XP)的にもスペック的にも苦しくなってきました。
Windows 8の足音も聞こえてきている昨今ですが、
「新OSが出ても、どうせしばらくはビビって手を出せないに違いない……」と思うところもあり
このタイミングで新しいの買っちゃいました。
“ちょうどいいモバイル”(と勝手に命名)… ASUS『U24E』です。
今回のノートPC新調にあたり、求めていたことは5つ。
・サイズは13インチ、重さは1.5kgを切りたい。 (持ち運びが苦にならないように)
・必要十分以上の性能、速さ。 (CPUはCore i5クラス以上、メモリは4GB以上)
・ストレージはSSDではなくHDD希望。 (外部ストレージに頼らずに使いたい)
・できれば光学ドライブ搭載が良い。 (音楽CDを取り込む機会が結構多いので)
・余剰の少ないシャープなデザイン。 (カッコ悪いモバイルノートはいやだ!)
『U24E』は、
このうち“光学ドライブ非搭載”という点以外は全てフォロー。
価格は5万円を切り、「Core i5」搭載ノートPCで最安値(!)という掘り出し物でした。
http://www.asus.co.jp/Notebooks/Superior_Mobility/U24E/
▲スペックはこんな感じです。
「薄さ」的にはUltrabookの範疇ではない、
750GBものHDDはモバイルノートには要らんでしょ!と言われる、
でも僕にはこの感じが「ちょうど良かった」のです。
デザインも変にトガってなくて、すっきりまとまっているのが好印象。
あとは“11インチクラスのモバイル性”と“光学ドライブ搭載”の二択に揺れましたが
光学ドライブって、今や13インチクラスでも載っていないことが多いんですよね!
ポータブルBDドライブもかなり安くなってるしな〜……ということで、
とりあえずここは外付のものを調達する方向で調整。
こちらを買ってみました。
バッファロー『BRXL-PC6VU2-SV』です。BDXL対応で1万円切り!
今回は色がシルバーの物にこだわりましたが、その辺に執着しなければ7000円台からでも選べるみたいです。
……かくして、個人的「ちょうどいいモバイル」PC環境がひとまず完成。
Windows XPの環境をまるっとWindows 7に移行する作業はなかなか骨が折れますが、
更地を開拓していく感じが久々に楽しいです。
メモリスロットに空きもあるし、4GB→8GBの増設もしてみようかな?
ASUS『U24E-PX2430』
購入価格:4万7500円
バッファロー『BRXL-PC6VU2-SV』
購入価格:9200円
衝撃のスリーナイン
「999」と言えば、銀河鉄道のメーテルさんを思い出すPC担当村田です。
先日、NECから「LaVie Z」なる未知のウルトラブックが発表されました。
その軽さ、「999g以下」。
▲「LaVie Z」
実際の重さはまだ未定ですが、SSD搭載で世界最軽量ノートPCを謳う、東芝製ウルトラブック『dynabook R632/28F』が1.12kgであることを考えると、999gってものすごく画期的な軽さ。
実際に持ってみたら、どのくらい軽いの?
なんでそんなに軽くなったの?
パソコンとしての性能はどうなの?
ナゾがてんこ盛り。
こういう、驚くような特長のあるガジェットって、ワクワクしませんか?
そこで6月25日発売号の「デジモノステーション 8月号」では、プレス向けに開催された展示会で、実機を触り倒してきちゃいました!
ナゾの答えは「デジモノステーション 8月号」の巻頭企画「Scoop」に譲りますが、
「軽さ」のファーストインプレッション、先にちょいとお見せしちゃいます。
これ、どのくらい軽いかというと。
(引いて引いて)
▲2本の指で持てちゃいます。
▲片手でラクラク。
▲MacBook Airとも比べてみちゃったりして。
圧倒的に「LaVie Z」の方が軽いです。
▲デジモノ(277×210mm)とも比べちゃったりして。
縦はほぼ同じ長さ、幅はZの方がちょっと長い。
持ってみると、重いところと軽いところの差があって、重心が若干偏っているので少々持ちづらいですがそんなことが気にならないくらい「軽い」んですよね。タブレットにとても近い印象です。
この13.3型「LaVie Z」の正式発表が今後行なわれる見込みで、今から発売が楽しみです。
(個人的には今から11.6型のもちっと軽いヤツに期待しちゃっていますけれども)
もし店頭に実機が並んだ際には、みなさまぜひ一度お手に取ってみてください。
その軽さに、きっとびっくりしますよ!
……とここでいきなりの告知ですが、今回で最後となったPC担当村田のブログでした。
メーカー各所の方々、大変お世話になりました(またお会いする機会がありましたら、よろしくお願い致します!)。ライター様、カメラマン様、デザイナー様、印刷所の方々、いつも無理言ってすみません&ご対応本当に有難うございました。また最後まで、本当に、掛け値なしに度重なるメイワクをかけてしまいながらも見守っていただいた八島編集長をはじめ、石田副編集長、岡部デスク、編集部のみなさまに心からお礼を申し上げます。もうパンとマウスを間違えたりしないようにします。
そして毎月、記事を読んでいただいた読者の方々に、何よりの感謝を申し上げます。有難うございました!
撮影/ANZ
薄さをめぐる冒険
モバイル用のガジェットは軽さが命のPC担当村田です。
まさに今日。
薄型パソコン「ウルトラブック」、2機種の新製品が発表されました。
【美しすぎるウルトラブック】
富士通『LIFEBOOK UH75/H』
価格:オープン
実勢価格:13万円前後
製品情報
【珍しい11.6型をラインナップ】
ソニー「VAIO T」
価格:オープン
実勢価格:13.3型/12万円前後、11.6型/11万円前後
製品情報
どちらも、SSDの特長である「高速起動」や「高速処理」を備えながらも、HDDの特長である「大容量」にも対応している、SSD+HDDハイブリッドなパソコンです。
『LIFEBOOK UH75/H』は存在自体は既報なものの、搭載CPUを本日解禁。なんとHDD搭載ノートで高さ15.6mmと、世界最薄を謳うPCです。「VAIO T」(13.3型の方)はウルトラブックとしては標準的な薄さ(約17.8mm)と重さ(約1.6kg)ながら、同社の高性能ノートPC「VAIO Z」を思わせる、バランスの良い性能が魅力の夏モデルです。
さてワタクシ、実は、どちらも実機を確認済み!
『LIFEBOOK UH75/H』は本当に薄いのです。今まで、こんな板みたいな薄いパソコンは、なかなか見ないです(東芝のウルトラブック『dynabook R631/28E』(約15.9mm)とほぼ同程度)。でも端子類はほぼフル装備(LANポートは専用の外付端子でまかないます)と、使いやすいウルトラブックです。
個人的なポイントはデザイン面。本機は色・形ともにヒジョーに美しいパソコンです。天板&底面の色は光沢のあるレッドで、天板にも底面にもほぼ継ぎ目はなくなだらかな形状になっております。これが刺さるガジェット好きは多いのではないでしょうか。
対して、『VAIO T』。こちらの特長は、ヘアライン加工を生かした、非常に質感の良いアルミの筐体です。軽くはないのですが、このアルミの質感は所有欲がそそられます。
高速SSDを採用し、高速起動と約30日のスタンバイ時間の長さがポイント。もちろん、「PlayMemories」で写真管理・加工もばっちり。また、本機のみのソフト、というわけではありませんが、同社夏モデル製品のポイントとして、同社のネットワークレコーダー「nasne」(7月19日発売)の専用ソフト「VAIO×nasne」のベータ版も楽しみですね。nasneで録画した番組をBDやDVDに書き出せます。
さてこちら、個人的には小型の11.6型をラインナップしていることが◎。モバイルPCは絶対11.6型派なのですが、というのもプライベートで使う時に女性用バッグに(まだ)入れやすいんですよね。ましてや、モバイルだと仕事用としてもヘビーに使うわけではないので、原稿書きや緊急のチェックモノなら11.6型で、そんなに困らなくて、それよりは軽さ優先。ウルトラブック、ビジネスに使う人も多いと思いますが、プライベート&仕事の両方なんて考えたときに、やっぱし11.6型は必須だわーって思うわけです。
とは言え、皆さんご存知でしょうか。
1カ月ほど前、ウルトラブックのとんだ伏兵が発表されたことを。
【驚きの999g以下!】
NEC「LaVie Z」
価格および実勢価格:未定
製品情報
13.3型で999g以下を実現する見込みのウルトラブック、その秘密は、剛性が高いわりに軽さも備えた「マグネシウムリチウム合金」です(パソコンのボディ素材としては世界で初めて採用したもの)。正式なリリースはまだですが、スペック萌えとしては、ヒジョーに気になる逸品です。軽さ命! の持ち運びPCを探している人は、ちょっと待ってみてもよろしかろうと思われます。
そのほか、ウルトラブックは東芝の春モデル『dynabook R631/E』の後継機や、米国で発表されているレノボの新型ウルトラブック『IdeaPad U310』なども、果たしてどうなるのか気になるところ。夏の市場の盛り上が楽しみですね!
というところで、6月25日発売の「デジモノステーション 8月号」では、ウルトラブックの注目機種を触り倒してます。買いのウルトラブックはどれだ!?
一足お先にWindows 8
このたび、自宅のメインPCに、次期OS「Windows 8」のお試し版『Windows 8 Consumer Preview』をインストールしてみた村田です。
でもこれは、まだ、あくまで試用版のOS。
そのままメインPCにインストールするのは危険なので、
ハードディスク内を区切って、メインのデータを避けてインストールしたつもりが、
終わってみると、完全にメインで使っている「Windows 7」を上書きしてインストールされていました……。
(元に戻すには初期化が必要……)
そんなこんなで、毎日元気に「Windows 8」を使っていますが、
「起動」はともかくとして、「シャットダウン」のやり方が意外とフクザツ。
無事にOSがリリースされたあかつきには、戸惑う人が多そうです。
なので、今日は画像を使って「Windows 8」のシャットダウンのご紹介を。
▼「Windows 8」のデスクトップ画面。ウワサの“メトロUI”とは、「Windowsボタン」や、画面の左隅にカーソルを置くことなどで切り替え可能です。一見普通のデスクトップですが、よく見ると、いままで「シャットダウン」が登録されていた、左下の「メニュー」がない!
▼しかし、ディスプレイの右下隅にカーソルを移動すると、何か出てくる……?
▼メニューっぽい何かの、一番下の項目「設定」をクリックすると、電源アイコンが!
▼電源アイコンの「シャットダウン」をクリックすると、無事に「スリープ」や「シャットダウン」の項目が現われました!
▼余談ですが、こちらがウワサの“メトロUI”。SNSやメールなど、いろいろなアプリがタイル状で並びます。一番左下のタイルで、従来のデスクトップ画面を表示できます。
というわけで、電源切るのにもちょっとどきどきする「Windows 8」。「シャットダウン」に関していうと、デスクトップで使うならもう少しクリック回数を少なくしたい、ということをちょいと思いつつ、詳細な使い勝手の話は、また別の機会に譲ります!
【追記】
先日、ホームネットワークが体験できる「Q&A コンセプトハウス NEXT」にお邪魔しました! 1階のレコーダーの中の録画番組を2階のテレビで見たり、リビングの電化製品のオンオフを「iPad」用のアプリでひとまとめに管理できたりと、数多くのデジモノがワイヤレスでつながっていました。ホームネットワークって、便利ですよねえ~。リビングに行かなくても、自分の部屋だけで家中全てのコンテンツが観られる! 取材にご対応いただいた方々、大変有難うございました。
▼見た目は普通の一軒家。
▼しかしてその正体は……ホームネットワーク完備の家! なのでした。(写真は、1階のレコーダーと2階の『PlayStation 3』をLANでつないで、レコーダーの録画番組をPS3とつないだテレビに表示させてます)
Q&A コンセプトハウス NEXT
http://www.qac.jp/next/
PC春モデル登場ー!
日々追われるように生きているPC担当村田です。
一体何が追ってきているのかよくわかりませんけれども。
さて、2012年の春モデルが発表されました。
春モデルです。2012年春モデル。
ひとことで言うと、春モデルのポイントは「独自ソフト」!
新CPUや、新OSの発表を夏以降に控え、春モデルの多くは秋冬モデルのスペックアップが主流。一見、あまり変わらない春モデル…となってしまいそうなのですが、その中で各社力を入れてきたのが、「独自ソフト」なのです!
それでは、各社が搭載している春モデル独自ソフトを見ていきましょう。
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【富士通】 マイフォトミュージアム
PC内の画像を、テーマに沿って自動でソートして表示する機能。テーマは「チケット」として、富士通からデスクトップに配信されます。例えば「エイプリルフール」なら、PC内にある写真のExif情報を基に、4月1日に撮影された写真をBGMとともに、一同に表示します。写真って撮りっぱなしのことが多いですが、これで楽しみつつ写真も整理されそうです。見られちゃいけない写真には注意!
■対象機種:ドライブ搭載モデル
LIFEBOOK SH76/G
実勢価格:16万9800円
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【東芝】 RZプレーヤー
同社のテレビやブルーレイと本格的に連携する機能の1つが、この春モデルで搭載した「RZプレーヤー」。「REGZA」や「REGZAブルーレイ」で録画した番組を、PCでリモート視聴できるソフトです。今後配布される「RZスイート」のアップデートでは、REGZAブルーレイで放送中の番組を、リアルタイムでPCで視聴できる機能や、PCに番組をダビングする機能も可能になる予定。
■対象機種:春モデル全機種
dynabook R731/T38E
実勢価格:17万9800円
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【ソニー】 PlayMermoies Home for VAIO
ソニーの写真管理ソフト「Picture Motion Browser」が、新たにクラウド対応の「PlayMermoies Home」となって新登場。VAIOシリーズに搭載しているものは、ソニー製カメラ(2012年1月以降)に搭載している「PlayMermoies Home」を、Windows向けにカスタマイズしたソフトです。ファイルはクラウドサービスの「PlayMemories Online」に保存でき、そこから、ソニー製のデジタルグッズで、保存ファイルが観られます。
■対象機種:春モデル全機種
VAIO S VPCSB49FJ/B
実勢価格:15万9800円
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【パナソニック】 スマートフォン連携
PCとスマートフォン(専用アプリを用意)との連携機能を用意。特定のフォルダだけを同期できたり、PC内のデータをスマホ側で確認したり、スマホを急速充電できたりします。混んでる電車内でPCを開けない時に、仕事で使うファイルを観たい!なんて時に便利。ちなみにデータの送受信は、Wi-FiによるP2P(直接通信)で、対象スマホはパナソニック製春モデルの一部機種となっています(2月末に公開)。
■対象機種:SX/NXシリーズ
Let'snote SX CF-SX1GETDR(SSD 128GBモデル)
実勢価格:21万9800円
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コスパで選ぶなら確実に秋冬モデル。
上で挙げた新機能や、「せっかく買うなら新PC!」なら春モデル。
新CPU「Ivy Bridge」搭載モデルを狙うなら、夏以降……?
国内4メーカー中、3メーカーが「ネットワーク」的な機能を載せてきたのは注目。
同じデータをいろんなデバイスで見るニーズって高いんだろうなあ。
(スマホもタブレットも、もう一般的ですもんね)
うーん、いろいろ悩むことが多い!
もしかしてこの“優柔不断さ”に追われているのかっ!?