「画面サイズ」という価値
昨日、シャープ「AQUOS」の発表会に行ってきました。
発表されたのは、国内液晶テレビ最大サイズ80V型もラインナップする「GL7」シリーズ。
シャープ
『AQUOS LC-80GL7』
右のテレビが80V型。でかいっ! ちなみに左の小さく見えるテレビは52V型(!)です。
別アングルから。
配布された資料に「畳約1畳分」の画面サイズと書かれていたのが印象的でした。80V型ともなると、画面サイズの単位は「畳基準」になるのです。このまま将来的に大画面化が続けば「液晶六畳型」とか「液晶四畳半型」とか言われるようになるんでしょうか。その際はぜひ「バストイレ別」を所望したいところですね。
80V型『LC-80GL7』の実勢価格は94万9800円。久々の「100万円テレビ」。軽いノリで購入できるものではないですが……やはりこのサイズ感には憧れますなあ。
ところで、画面サイズと言えば、先日ついに発売された『GALAXY Note
SC-05D』。10型~7型程度のタブレットと、4型程度のスマートフォンのスキマを埋める、「ノート」という新カテゴリを提案したモデルです。画面サイズは5.3型。4月25日発売のデジモノステーション6月号でも巻頭SCOOPで紹介しています。
「Note」と名付けられているだけあって、専用スタイラスペンを使った手書き入力が特徴なわけですが、個人的には5.3型という画面サイズの方が気になっていました。これって電子書籍リーダーとして結構ちょうどいいサイズなのでは……。
というわけで試してみました。
左は3.5型の「iPhone」、右は5.3型の『GALAXY Note』。
文庫本を自分でスキャンした同じ“自炊”PDFファイルを表示しています。
正直「iPhone」では文字が小さすぎて読むのがキツいです。解像度は高いので読めるには読めるんですが、「視認できる」レベルで、ちょっと読書するには厳しい。
『GALAXY Note』の方も文字が小さいには小さいのですが、それなりに読書できるレベルだと思いました。
長時間の読書は辛いかもしれませんが、通勤などのスキマ時間を埋める読書としてなら全然アリじゃないでしょうか。
マンガを表示した場合。
印象としては文庫本を表示した場合と似ています。
やっぱり「iPhone」だと厳しいですが、『GALAXY Note』ならそれなりに読める。
ちゃんと本を読むなら7型タブレットの方が良いかな……とは思いますが、『GALAXY
Note』は「携帯電話+電子書籍リーダー」として汎用的に使えるわけです。これはいいなあーー。
思えば、2010年に「iPad」が登場した時、「単に画面がデカいだけのiPod
touchじゃん」と言う人もいましたよね。でも、その「画面がデカい」というシンプルな事実こそが革新的だったわけで、タブレットという新ジャンルは一気に普及しました。
画面の大きさが変わる、ただそれだけで、製品の使い方や価値は大きく変わる。
”畳サイズ”の液晶テレビと、スマホとタブレットの中間「GALAXY Note」に触れてみて、「画面サイズ」の奥の深さにあらためて感じ入った次第です。
そんなわけで、また。
東芝の「全部入り」テレビが来た!
こんにちは。テレビ担当の岡部です。
BD&HDDレコーダーを内蔵したテレビーーいわゆる「全部入りテレビ」。1台でテレビ視聴、番組録画、BDへの保存ができる、「21世紀型テレビデオ」です。
2010年に三菱電機とソニーが発売して以来、パナソニック、シャープからも同様の製品を展開していましたが、満を持して東芝からも「REGZA HB2」シリーズが登場しました!
東芝『REGZA 40HB2』(40V型)
リビングでも場所を取らなさそうな、40V型。
東芝『REGZA 32HB2』(32V型)
こちらは一人暮らしとか自室利用の2台目テレビにも良さそう。32V型。
ところで「全部入りテレビ」。一口に言っても、大きく2種類に分けられます。
2種類というのは、自社製レコーダーの機能をそのままテレビに内蔵した製品(仮に「全部入りA」と名付けます)と、録画テレビにBDダビング機能を追加したもの(こちらは「全部入りB」とします)。「全部入りB」の方は、テレビをベースに、自社製レコーダーとは異なる独自の録画&BDダビング機能が搭載されてるわけです。
ソニーと三菱電機は「全部入りA」、パナソニック、シャープが「全部入りB」にあたります。
当然ながら、「全部入りA」はレコーダー専用機のフル機能を丸ごと内蔵しているわけなので、レコーダーとしてはこちらの方が機能的に充実しているわけです。対して「全部入りB」の方は、あくまでテレビがベースになってるわけで、例えばネット機能が充実してたりとか、「テレビならでは」な強みを持ってたりします。
公式サイトを見る限り、今回の「HB2」シリーズは、液晶「REGZA」に従来から搭載されていた録画機能に、BDへのダビング機能が追加された仕様、すなわち「全部入りB」のよう。
個人的には、旧「RD」シリーズを継承した「DBR-Z」型番の録画・編集機能が搭載されてたら良かったな……とないものねだりしたくなりますが、それでも超多機能なスマホ連携機能・レグザAppsコネクトに対応した全部入りテレビが登場したことはうれしい限り! 製品選びが悩ましくなりそうです。
あと、そうそう。
3月24日発売のデジモノステーション5月号では、「REGZAブルーレイ」の「タイムシフトマシン」機能を4Pでドーンと紹介しています。
実はそのナビゲーターに誰もがご存じの超・超・大物の方々が登場してくれました。
キーワードは「全員集合!」。要チェックです。
70V型の激安AQUOSが登場!
こんにちは。テレビ担当岡部です。
昨年末、北米市場では60V型以上の大型液晶テレビの販売が好調であることを発表していたシャープ。日本国内でも“大画面推し”を強力に進めていくようです。
今日発表された『AQUOS LC-70Q7』。
特長は何と言っても、お値段。
実勢価格54万9800円!
「AQUOS」は、昨年末にも60V型の『LC-60B5』が実勢価格28万円程度で発売されてその安さが話題になりましたが(2月14日現在の実勢価格は19万1300円。安っ!)、70V型でもインチ1万円を大幅に切ってくるとは……。
ちなみに2005年、当時“世界最大”として発売された65V型の『LC-65GE1』の価格は168万円です。もちろん、現在と2005年ではテレビを取り巻く状況は違いますが、それでも。
ところで、ニュースリリースを見ていると、
>>・おすすめ視聴距離は約2.6mで、6畳の部屋でも本機の大画面映像が楽しめます。
という一文が。
6畳で70V型。 6畳一間のアパートに住んでる学生さんもビックリです。でも、発売時点で54万9800円ってことは今後かなり値頃になっていくだろうしなあ……。最終的には学生さんがひと夏海の家でバイトすれば買える値段になっちゃうんでしょうか。胸アツです(メーカーさんはたまったもんじゃないでしょうが)。
性能に関しては3D非対応だったり、まあハイエンドモデルと比べると見劣りはしますが、YouTubeやアクトビラ、DLNAクライアントなどネット機能は一通り揃ってますし、2番組同時録画は不可なものの外付HDD録画にも対応しています。
とにかく大画面が欲しいんだ! しかも安く! という方は要検討ではないでしょうか。僕も実機を観るのが結構楽しみです。
テレビ購入の悩み
どうも、テレビは地デジチューナー付パソコンで観る派のPC担当村田ことムラカナです。
正直、ネットがあれば必要なニュースはカバーできるし、テレビ局によるオンライン配信もあるし、何よりパソコンに地デジチューナー付いているんで、テレビなくていーや、って思ってました。
でも。
この度ですね。
テレビを。テレビを買おうと思っています。
と言うのも、テレビ観るにしろ作業するにしろ、パソコンを活用するにあたって、小型のPCモニタだと視野角と画面サイズが物足りない状況に陥ってきたから。それこそ「テレビを観る」場合でも寝っ転がって観られないですし、ネットの動画もどうせなら大画面で観たい。
というわけで、大画面モニタを買いたい! という不純な動機から、どうせならテレビを買っておけば、大画面(PCとはHDMIで接続)もテレビも手に入る! オトク! といういう考えに至ったわけです。
でも、テレビに全く馴染みがない。
完全な、“にわか”状態。
そこで気持ちも新たに「デジモノステーション」過去号をぱらぱらめくってみると、どうやら最新のテレビ注目ポイントはこのあたりの様子でした。
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●ネット機能
●DLNAサーバー/クライアント
●録画機能
●ダブルチューナー
●スマホ連携
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うーん。ネット機能はあった方が良いかな? DLNAは、テレビをPCモニタとして使うことを考えるとあまり使わなさそう……。画面サイズは、編集部にあるテレビくらいの、40V型くらいだと、大きくて見やすそう……。あと、ダブルチューナーは絶対に欲しい……裏番組録画……。
つらつら考えた候補はこのあたり。
500GBHDD内蔵で外付録画もOK!
ソニー『ブラビア KDL-40EX52H』
実勢価格:6万6400円
アプリで機能拡張できる3D対応機!
パナソニック『ビエラ TH-L37DT3』
実勢価格:8万3500円
専用アプリで同社製のタブレットと連携!
東芝『REGZA 42Z3』
実勢価格:9万4400円
うーん。でも、細かい機能ってどうなんだろう?
買おう買おうと思いつつ、3年半くらい迷った方が良いのかもしれません。
大画面テレビが安い!
こんにちは。テレビ担当の岡部です。
自宅のテレビを大きめのサイズに新調しました。
で、今のテレビすんげーな! とあらためて実感。
何がすごいって、「テレビ」じゃないんですよね、もう。「放送されている番組を観る」だけのものじゃなくなってる。
昨年から今年にかけて、デジモノステーションでもテレビの特集をこれでもかってページ数で組んでたので理屈ではわかってたし、実際かなりのモデルを試用してもいたんですが、いざ自分で買って使ってみると、実感の度合いが違う!
動画共有サイトを観たり、VODで映画を観たり。それに録画した番組を観ている時間も入れると、リアルタイムのテレビ放送ってほとんど観てないんじゃないか、と。
特にソニー、パナソニックが先行して強化しているネット機能。
ソニーの「ブラビアネットチャンネル」がスタートしたのは昨年初頭ですが、開始当初から対応サービスもかなり増えました。
YouTubeは当然として。
U-NEXT、DMM.TV、Hulu、それにソニーの独自サービスVideo UnlimitedとVODサービスもかなり充実してる。
あとは、Macを接続して使ったり(Mini DisplayPort→HDMI)。
写真下はMac用アプリ、Plex。FrontRowの多機能版みたいな感じでMac内の動画、音楽などを観られる。
やばいです。もう完全にカウチポテトなアメリカン状態。テレビの前から離れられないッ……!
エコポイント、地上アナログ放送停波という“2大特需”が終わり、テレビの売り上げは例年並みに落ち着きました。で、今、大画面テレビの実勢価格は相当安くなってます(50V型で16万円台なんてことに。メーカーはかなりしんどいのでは、と思いますが……)。なので、2台目テレビを揃えるにしても、例えばリビングで使ってる32V型を別の部屋に移して、リビングの方を大画面テレビに買い替える選択肢もありじゃないですかね。VIVA! 大画面!
そんなわけで、11月25日発売のデジモノステーション1月号では、「コストパフォーマンス」をテーマにテレビ特集を組んでいます。ぜひご覧下さい。
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