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自転車通勤に最適な電動アシスト自転車

 [電動アシスト自転車]

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やっと少しずつ暖かくなってきて、自転車に最適な時期になりましたね。
乗り物担当の増谷です。

春は新たに通勤や通学用途で自転車を購入する人も多く、自転車屋さんが1年で1番忙しい時期。
これを機会に自転車通勤を始めようと思っている人も多いのではないかと思います。

ただ、会社が割と近所にあるという人ならともかく、長い距離の通勤となると通常の自転車では予想以上に大変で、長続きしないという人も少なくないようです。
そんな時、文字通り強力なアシストをしてくれるのが電動アシスト自転車。
仕事で疲れた帰り道や上り坂などでは、モーターによるアシスト機能がとてもありがたく感じるものです。

そんな長距離通勤に最適化された電動アシスト自転車の新モデルがメーカー各社から登場しています。
長距離の通勤でポイントとなるのはバッテリーの容量。
これが少ないと、帰り道の途中でアシストが使えなくなる、なんてことにもなりかねません。
もちろん、各社の新モデルはこの点を強化しています。

パナソニックから新しく登場した『モビエイト BE-ENHE78』は、クロスバイクタイプの車体に通勤に役立つバスケットや泥よけなどの装備を追加したモデル。
バッテリー容量は8Ahでアシストを効かせられる走行距離はパワーモードで約40km、オートマチックモードで約44km、ロングモードでは約54kmとなっています。
8段変速対応ですが、スポーツ自転車に多い外装式ではなく内装式のギアを採用しているので、チェーン外れなどのトラブルが少なく、メンテナンス頻度も少なくて済みます。
あと、停止中でもギアを変えられるのもメリットですね。(外装式変速はこれができません)

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パナソニック
モビエイト BE-ENHE78



▼バスケットはビジネスバッグを収納するのに最適化された形状。買い物自転車のバスケットよりスマートです。
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▼雨の日に水のはねを防ぐ前後泥よけと裾の汚れを防ぐチェーンガードを装備。通勤でスーツが汚れることもありません。
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もう1つ注目したいモデルが電動アシスト自転車の老舗であるヤマハ発動機「PAS」シリーズの『PAS CITY L8』です。
以前からラインナップされていたモデルですが、こちらもバッテリー容量を8.9Ahまでアップしてモデルチェンジ。
アシストの効く走行距離は強モードで約31km、標準モードで約38km、オートエコモードプラスでは約44kmとなっています。
(上の『モビエイト』に比べてバッテリー容量は大きいのに、走行距離が短いのはその分アシストが強力であるということです)

このモデル、外観はあまりスポーツ車っぽくないのですが、同社のクロスバイクタイプのモデル『PAS Brace L』と同じ8段変速を採用し、そのギア比に最適化された「S.P.E.C.8」という機構も搭載されているので、走りは見た目に似合わずスポーティです。

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ヤマハ
PAS CITY L8


▼アシスト力を切り替える手元のスイッチには、アシスト走行できる残り距離の目安も表示されるので安心感が高いです。
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▼ペダルを踏む力と速度によって決定されるアシスト力をギア比に合わせて最適化。スポーティな走りが楽しめます。(画像は「S.P.E.C.3」のものです)
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スタート時や上り坂など、ペダルを強く踏む必要があるときにモーターがアシストしてくれる電動アシスト自転車は、一定の力で運動を続ける有酸素運動に向いた乗り物。
この特性は、脂肪を効率よく燃焼させられるのでダイエットに向いていると言えます。
普通の自転車に比べると体に与える負荷は少ないので、楽に長く続けることもできるでしょう。
快適に自転車通勤を続けているうちにダイエットも……、なんてことが実現しやすいと言えますね。

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気になる国内外の電動アシスト自転車

 [電動アシスト自転車]

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暑い日が続きますね。
実は、電動アシスト自転車などの乗り物も担当している増谷です。

編集部までの通勤路のうち、自宅から駅までの約2km弱の道のりは自転車を使っているのですが、途中に結構急な坂があるんですね。
ほとんどの人が自転車を降りて押して登っているような。
その坂を立ちこぎせずに座ったまま、まるで電動アシスト自転車に乗ってるかのように涼しい顔をして登ることを毎朝の目標にしているのですが(ちなみに自分の自転車は電動アシストではないです)、最近は暑くて全然涼しい顔ができなくなっています。

そうなると、気になってくるのがちゃんとした電動アシスト自転車。
それもスポーティなクロスバイク的デザインのモデルが個人的には気になるところです。
クロスバイクタイプの電動アシスト自転車はヤマハ発動機の『PAS Brace(パス ブレイス)』やパナソニックの『ジェッタ―』など国内メーカーから販売されていましたが、2011年モデルからはジャイアントなどの海外メーカーも参入してきています。

日本の電動アシストの規準は、独特のもので、アシストできるのはペダルを踏み込む力の2倍まで、時速10kmを超えたらアシスト力を弱めて行き、時速24kmではアシストはゼロにしなければならないなど、細かい規定があります。
そのため、国内メーカーの電動アシスト自転車はペダルを踏む力や車速などを検出するセンサーを搭載しており、踏む力や車速に合わせてきめ細かいアシストができるように作られています。

▼ヤマハ発動機のクロスバイクタイプの人気モデル『PAS Brace L』。内装8段の変速ギアを搭載し、それぞれのギアに合わせてアシスト力を最適に調整する「S.P.E.C.8(スペックエイト)」を搭載。実勢価格:12万7000円
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海外でも電動アシスト自転車は販売されていますが、ここまで細かい制御をしているモデルは少なく、どちらかというと「アシスト」というより「電動自転車」と呼んだ方が近いモデルが多い。
中には最高時速80kmまで出てしまうモデルもあります。
もちろん、そんなモデルは日本国内では道交法に触れますので乗り回すことはできません。
その前に、危なすぎて乗れませんね。人力ではなく時速80km出ちゃう自転車なんて……。
少しだけ興味はありますが。

ジャイアントが2011年モデルで投入してきた電動アシスト自転車『CRS HB』というモデルは、もちろん国内の規準に合わせたアシストがされています。
ただ、従来の国内メーカー製のモデルとは異なる特色も多くあります。
そのうちの1つがバッテリーの搭載位置。写真を見てもらえばわかるかと思いますが、後のキャリアのサイドに装着されているのがバッテリーです。
国内メーカーのモデルでは、バッテリーは後輪の前あたりのフレームに搭載されていることが多いので、かなり違いの目立つ部分です。
後輪の前に搭載する方式だと、重量物であるバッテリーを自転車の重心の近くに搭載できるため、車体が安定するというメリットがありますが、逆にペダルの軸と後輪の軸が遠くなってしまいます。
自転車ではここの距離(リア・センターなんて呼び方をします)が短い方がペダルを踏んだ力をダイレクトに後輪に伝えることができると言われています。
『CRS HB』は重心の位置よりもリア・センターを短くする方を重視した設計のようです。

▼ジャイアント『CRS HB』。バッテリーをリアキャリアに取り付ける方式で、リア・センターを短くし、電動アシスト自転車としては珍しい外装24段のギアを装備。価格:16万8000円
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もう1つの特徴は、アシストモーターを後輪ではなく前輪に搭載していること。
これは国内メーカーでも搭載しているモデルがありますが、クロスバイクタイプのモデルでは珍しいですね。
そして、スペック上で気になるのが一充電あたりのアシスト走行が可能な距離。『CRS HB』ではSPORTモードで約36km、ECOモードでは約70kmも走れます。
ヤマハの『PAS Brace L』という大容量バッテリーを搭載したモデル(バッテリー容量は『CRS HB』とほぼ同等)が、パワーモードで約37km、標準モードで約47kmですから、この距離の長さは魅力的です。
ただ、バッテリー容量はほぼ同じですから、電力消費が少ないということは、アシストのパワーを抑えているということでもあります。
『CRS HB』の方は、自転車としての基本性能を重視し、アシスト力を抑えることで走行可能な距離を伸ばした設計思想だと言えますね。

このように、国内メーカーと海外メーカーの電動アシスト自転車は、その設計思想的な部分から違いがあります。
アシストのパワーや、きめ細かなアシスト力の配分などの部分は、やはり国内メーカーに一日の長があると言えます。
スポーツタイプの電動アシスト自転車を選ぶ際は、こうした特性の違いを考慮したうえで購入した方がいいでしょう。
両者の比較試乗なども、そのうち本誌でやりたいと思っておりますので乞うご期待!

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