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大人になり切れない大人のための、R15指定付きコメディ・ファンタジー

 [映画]

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ここ数日でやっとお正月を迎えた気分の映画担当・鈴木です。
今年もよろしくお願いします!

映画と言えば、年末年始は超大作が目白押しでした。
そんな中、クマのぬいぐるみが大暴走するっていう、
異色の映画『テッド』が、
日本でも公開と同時に大ヒットしている様子。
劇場数が若干少ないこともあると思いますが、
どこも満席が多くて、なかなか観ることが出来ないと言う噂もちらほら。1.jpg

という現状のようですが、
まだの方は、ぜひオススメです!
上映後1分でゲラゲラ笑えて、ちょっぴり泣ける感動作――ですが、
もしもあなたが30歳以上なら、
その合間合間で、確実に心をえぐられるはず。

ストーリーは、いじめられっ子のジョンが
クマのぬいぐるみであるテッドと
「友達になりたい」と星に願ったことで、
“テッド“に魂が宿ってしまうーー、というお話。
永遠の友情を誓ったジョンとテッドですが、時が経ち、
二人とも立派な中年のおっさんに。

特にテッドは、大酒飲みだわ、大麻は吸うわ、
ぬいぐるみのくせにデリヘル嬢を家に呼ぶわ、
女の子にセクハラするわ、しかも元カノはノラ・ジョーンズ(!)とやりたい放題。
そんなある日、とうとうジョンは恋人から「私とテッドのどちらを選ぶの?!」と迫られ……
……というちょっと異様なファンタジーへと展開。

ジョンとテッドの関係性は、
ドラえもんとのび太に近い共依存なのかも。
でもドラえもんは、のび太が小学生だから観られるものの、
中年になったのび太って……。
しかもテッドは、ドラえもんのように魔法を使うことは出来ないのです。

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テッドが、一見普通に可愛いので、
女の子ウケすることはするのですが、
やっぱり、デートには不向きかなぁ。
というのも、最低最悪な下ネタと男同士の友情&愛情(ちょっとむさくるしい)に溢れているから。
そして一番の理由は、年齢と身体だけが老けてしまった“コドモ中年”の問題を浮き彫りにしていて、きっと誰もがどこかで身につまされるからです。

下品なジョークに加え、アメリカのサブカルや人種ネタも満載なので、ターゲット層は、まさに”大人になりきれないサブカル好きやギーク(おたく)”なんでしょう。
でも、根底に流れるのは、ダメ男2人組の成長物語。
お下品なコメディで終らず、終盤スリリングな展開があったり
人間ドラマもきっちり描いてる。
大の男とぬいぐるみが、真剣かつ派手に取っ組み合うシーンは
迫力があるし、『ハングオーバー』や『サイドウェイ』が好きな方は、きっと楽しめると思います。

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それにしても監督と脚本をつとめ、さらに劇中のテッドの声や動きを演じているという、セス・マクファーレンさんって、才人だなぁ.......としみじみ。彼が手がけたテレビアニメ『ファミリー・ガイ』も合わせて観たいところです。

吹き替え版では、有吉弘行氏がテッドの声を担当。
こちらはまだ観てないので、DVD発売が今から楽しみです。

『テッド』公開中
監督・脚本: セス・マクファーレン
出演: マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、セス・マクファーレン、ノラ・ジョーンズ ほか
http://ted-movie.jp/
配給:東宝東和

©2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.


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極私的オブザイヤー2012

 [映画]

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今年は本当に映画アタリ年だったなぁと
一人ゆく年くる年している
映画担当の鈴木です。

本誌『デジモノオブザイヤー2012』で映画部門もベスト10を発表していますが、
それ以外の作品で、”そこまで話題にならなかったけど、
かなり良かったよね?的、マイベスト5” を、上げさせていただきます。


1: ミッション:8ミニッツ
デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ監督の
新作が大傑作だった件。
まさかのラストに感涙のSFサスペンス・アクション、
まだの方は是非BDで体験してください!

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「ミッション:8ミニッツ」BD+DVD 3990円
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール、
   ミシェル・モナハン ほか
Source Code ©2011 Vendôme International, LLC. All Rights Reserved. Artwork & Supplementary Materials ©2011 Summit Entertainment, LLC. All Right Reserved.


2: ドライブ
ゴズリング・イヤーとも言えた2012年。
暴力的なのに粋でロマンチックな本作では、
『ラースと、その彼女』と同一人物とは思えない、
クールで熱いゴズリング様が堪能できます。

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「ドライブ」BD 3990円 バップ
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
原作:ジェイムズ・サリス
出演:ライアン・ゴズリング、アイリーン:キャリー・マリガン ほか
©2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.


3: SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
今年の邦画で、もっとも費用対効果の高いブームを
巻き起こした作品でしょう。シリーズの中でも最高傑作!
ただ、ラストは1作目の衝撃には至らなかった感もありますが、
まだの方は、ぜひ1から通しで観てくださいませ。

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「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」
DVD 3990円 アミューズソフト
監督:入江悠
出演:奥野瑛太、駒木根隆介、水澤紳吾 ほか

4: アーサー・クリスマスの大冒険
大人も子供も一緒に笑って泣いて心洗われる、サンタの国の物語。
さすがイギリスアニメの名門、アドーマン・アニメーションズ。
確か、ジブリとも交流が深いんだよね。

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「アーサー・クリスマスの大冒険」
クリスマス・エディション【初回生産限定】BD 4980円
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:バリー・クック、サラ・スミス
声:ジェームズ・マカヴォイ ほか


5: イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
ストリートアーティスト・バンクシーが監督した
(ふざけた)フェイクドキュメンタリーが、
第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門に
まさかのノミネート!というニュースに驚いた人も少なくないはず。
現代アート界を笑って学べる1本です。

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「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
[初回限定生産版]DVD 5040円 角川書店
監督:バンクシー
出演:ティエリー・グエッタ(a.k.a ミスター・ブレインウォッシュ)ほか
© 2010 Paranoid Pictures Film Company All Rights Reserved.


※現時点で、BDやDVDが発売されている作品が対象です。
※何の参考にもならなくて、ごめんなさい...

以下、極私的特別賞と続きます。

★祝・DVD化大賞!!★
『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』
私の人生ベスト3に入る、大好きな作品です。
説明する字数が足りないので、とにかく観てほしいです。はい。
70年代のアメリカン・ニューシネマですが、
今年なぜかやっとソフト化してくれたパラマウントさんに、大感謝!(涙)

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「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」DVD 1500円
パラマウント ジャパン
監督:ハル・アシュビー
出演:ルース・ゴードン、バッド・コートほか


★ベスト男優賞★
ライアン・ゴズリングか森山未來氏かっていう2012年でしたが、
私的なベストは、濱田岳さん。『ポテチ』の”ポテチ”シーンで
完全に持って行かれました。『宇宙兄弟』での怪演ぶりもよかった。
年明け公開の新作『みなさん、さようなら』が、今から待ち遠しい。

★ベスト女優賞★
やはり橋本愛さんでしょう!『桐島、部活やめるってよ』に続き、
来年は『さよなら ドビュッシー』を封切りに快進撃が続きそうです。
次号1月25日発売号でインタビュー記事を掲載する予定です。お楽しみに♪

2012年後半の劇場公開作品も良作が目白押しだっただけに、
年明けのBD発売が待ち遠しい限りです。

来年もエンタテインメントステーションを、どうぞよろしくお願いします。
みなさま、よいお年を。


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年納めはやっぱり、アベンジャーズ祭!

 [映画]

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すっかり寒くなりましたね~。
今年あと1ヶ月もないなんて……!と焦り過ぎて、
走り出したい衝動に駆られている、映画担当の鈴木です。

つまり次号の校了に追われている真っ最中……ということで、
次号の特集をちらりとご紹介させてください。

次号エンタメページが特集するのは、そうです、
何かと話題のメガヒット作『アベンジャーズ』!です。

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“日本よ、これが映画だ” 
という挑戦的なコピーとともに、
SFアクション映画のヒーローを総結集した、
マーベルのドリームチーム『アベンジャーズ』。
世界の興行収入ランキングを刷新し、
日本では鳴り物入りで今夏公開されるやいなや、
2012年を“アメコミ元年”へと塗り替えてしまった本作。
今月19日のブルーレイ発売にあわせて、
その魅力と裏話を2ページで特集します。

特集のナビゲーター&ライターは、アメコミマニアの杉山すぴ豊さん。

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「いったいどこから?」というコアな情報まで
知り尽くしているギーク(オタク)であり、
J.Jこと植草甚一氏並の存在感とファッションで、
エマ・ストーン嬢に「日本のスパイダーマン」と言わしめた謎の人物……(笑)

そんな杉山さんが、19日に発売されるブルーレイの見どころや、
2015年夏に公開予定の続編『アベンジャーズ2(仮)』について、
どんな内容になるのかという大胆予測も執筆してくれています。
これを読んで、ブルーレイを観れば、
劇場で見逃していたかもしれないあのシーンや
続編の伏線をおさらいできることうけあいです。
劇場でもう観たよと言う人も、まだの人も必読ですよ。
デジモノステーション2月号は、12月25日発売です!(笑)

そしてそして、『アベンジャーズ』ブルーレイです。

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『アベンジャーズ』
12月19日発売
ウォルト・ディズニー
3Dスーパー・セット 6090円、BD+DVD 3990円
監:ジョス・ウェドン
出:ロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンスほか

個人的には、特典映像の充実ぶりに胸打たれました。
マーベルが自主制作に踏み切るまでの軌跡を振り返る記録映像や、
NASAでの撮影現場の様子も興味深いし、
マーベルでは珍しいNG集をはじめ(スカーレットがキュート☆)
もうひとつの“未公開オープニング”、
そして特典映像のために撮り下ろした12分の続編的な短編
『マーベル・ワンショット:アイテム 47』(=写真)の出来がすばらしい。

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ブルーレイを観て盛り上がっちゃった人は、
杉山すぴ豊さんも出演するイベント、
『アメコミNIGHT!』の大忘年会がオススメです
『アベンジャーズ』はもちろん、2012年のアメコミ界を語り尽くしてくれることと思います。

『アメコミNIGHT!大忘年会』

【司会】リタ・ジェイ
【出演】杉山すぴ豊、柳亨英
【ゲスト】堺三保

12月27日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
ロフトプラスワン
予約 / 当日 ¥600(飲食別)
※予約はコチラ!
http://p.tl/J_mF

©TM & ©2012Marvel & Subs.


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ベン・アフレックの仕掛けた2つの復活劇―映画『アルゴ』

 [映画]

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すっかり寒くなりましたね。映画担当の鈴木です。

先月&今月の劇場話題作! と言えば、映画『アルゴ』。
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決して“ドンパチもの”ではないのに
こんなに手に汗握った映画は久しぶり。
「劇場で観てよかった~」と思った作品です。

ご存知の通り、 実際に1979年にイランで起きた
アメリカ大使館人質事件を題材にしたサスペンスドラマ。
反米感情が吹き荒れるイランから、アメリカ大使館員6人を救出するため、
CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)が計画したのは、
架空のSF映画『アルゴ』のでっちあげプロジェクトだったーー、というお話。

大胆不敵というか、素人目に見ても「ちょっと雑すぎやしない?!」
という計画にハラハラドキドキ。
実際に途中でトップに見放されそうになったりする。(ひどいよ……)
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という、実話を元にした“人質救出大作戦!”なんですが、
この映画でもっとも“救出されて助かった人”と言えば、他でもない、
監督&主演のベン・アフレック自身ではないか、という件について。
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ベンアフと言えば、歌手のジェニファー・ロペスと恋仲になり
劇中でも恋人同士を演じた映画『ジーリ』(2003)で観客をドン引きさせ、
最低作品賞、最低男優賞、最低スクリーンカップル賞など7部門を受賞するという不名誉な結果に。
かくしてベンアフは、“ベニファー”と呼ばれ、俳優としての株まで急降下。
(いますよね、本人たちは幸せそうなのに、あまり周囲には歓迎されないカップル……)

その後、アル中になっちゃって心配されていたから、
劇中の主人公と重ねて観た人も多かったはず。
実際に役者としても、いい味出してるんですよ。
『アルゴ』は批評家の評価も高く、興行面でも大成功したと言えるし、
アカデミー賞の有力候補という声も多い。
やっと俳優として返り咲き、監督としての手腕も認められたと思うと感慨深い。

……という、“リアル・ハリウッド復活劇”を見せてくれた
ベンアフの今後に期待大です。

と言っても、ジェニファー・ロペスのPV「Jenny From The Block」
での2人は、クールでいい感じでしたけどね。
監督は、『アイ・アム・レジェンド』、
『ハンガーゲーム2』のフランシス・ローレンス。さすがです。

そうそう、『アルゴ』は、スターウォーズファンにも、ぐっとくる小ネタも満載でしたよ。
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ラストの空港シーンでは、トニー・メンデスさんご一家が特別出演されているとか。
これから観に行く方は、ぜひ探してみてはいかがでしょう。

『アルゴ』(公開中)
http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/

©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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はじめまして。映画担当の鈴木です。

 [映画]

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はじめまして。
10月末より映画担当として着任しました、新人の鈴木です。
よろしくお願いします!

...めっちゃメカに弱い30代女子です。

テレビの配線すら出来ない機械オンチで、
こんな私が、例えエンタメ担当とは言え、
デジモノ編集部に足を踏み入れる日が来るなんて
自分でも信じられません...
皆さまにあきれられないよう、本誌で勉強しつつ、精進する所存です。
しばらく、生温かく見守っていただければ幸いです。

ブログでは、本誌ではなかなか取り上げる機会がありそうにない、
劇場公開中の映画を拾っていきたいと思います。
「こんなに面白いのに、DVD化の予定がないなんて!」という作品も意外と少なくないですよね。

映画『ニュータウンの青春』
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 監督 /脚本/編集:森岡龍
 出演:島村和秀、飯田 芳、嶺 豪一、河井青葉ほか
 11月3日から渋谷ユーロスペースほか、全国順次公開。

ダメダメな男子高校生3人組による、
バカバカしくて、おかしくも痛く切ない青春映画。

童貞青春モノですが、
編集のセンスが良くてスタイリッシュ。
下ネタはオフビートな笑いに包まれているので、
女子でもギリギリOK、思わずくすくす笑いしちゃいます。
ラストではうるっときてしまうし、デートにもいいんじゃないでしょうか。
いけてない男子が持つ、かっこいい部分を描いているので、
一人で観ても、男力が上がると思いますよ。
北野武監督『キッズリターン』やスコセッシ作品が好きな人なら、ハマること間違いなし。

森岡龍監督は、是枝監督による(!)初のテレビドラマ『ゴーイングマイホーム』(フジテレビ)や先日急逝された若松孝二監督の『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』、JTのCMなどにも出演中で、俳優としても今後ブレイクが期待される24才。

今年は『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の大ヒットを筆頭に、
日本のインディーズ映画のレベルが急速に上がって
商業映画とインディーズの境がほぼなくなったなあとしみじみ感じています。

かつて、コッポラやデ・ニーロ、ジャック・ニコルソンが、
B級映画の帝王ロジャー・コーマン先生の撮影現場で鍛えられたように、(先月、東京国際映画祭ですれ違って嬉しかった♥)
今、映画界に必要とされているのは、やはりコーマン先生のようなプロデューサーの存在なのかもしれません。

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執筆陣

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八島編集長

編集部歴11年の古参編集者
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ビジュアル機器・ケータイ・PC統括
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岡部副編集長

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担当:音楽・映画

自称・コーディネーター
益子
担当:グラビア/玩具/ガンダム

草食系を軽く越えた草系男子
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担当:携帯電話/ゲーム

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担当:クルマ全般/電動アシスト自転車

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担当:テレビ/レコーダー

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玉造
担当:オーディオ/ビデオカメラ

遅れてやってきた新米アラフォー編集者
加藤
担当:デジタルカメラ/オーディオ

No Cinema, No Life.
鈴木
担当:映画

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小林
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